フリーワード検索

outdoor2024.01.09

スノボで立てない初心者必見! 転んだ後の立ち上がり方のコツ

スノーボードで転んだ後にすぐ立ち上がることができない、お尻をついた状態から立ち上がるのが難しいという悩みは、スノーボード初心者の多くの方が感じることでしょう。
すぐに立つことができないと、立ち上がるのに余計な体力を使って疲れやすくなるだけでなく、他のスノーボーダーやスキーヤーと接触してけがをする恐れもあります。
安全を確保するうえでも、正しい立ち上がり方やコツを習得することが大切です。ここでは、スノーボードを着けているとすぐに立てない理由や、立ち上がるためのコツをご紹介します。

 

【目次】

■転んだ後に立ち上がれない理由

■正しい立ち上がり方のコツ

・胸側から立ち上がる時

・背中側から立ち上がる時

■スノボで立てない時の対処法

・エッジをつかんで立ち上がる

・反転してから立つ

・ビンディングを外す

■立ち方のコツを覚えておこう

 

■転んだ後に立ち上がれない理由

スノーボード初心者の方はもちろん、慣れてきた中級者や上級者の方でも、滑っている最中に転んでしまうのはよくあることです。しかし、転んでからすぐに立ち上がるのは、初心者の方にとっては至難の業かもしれません。

スノーボードを着けた状態ですぐに立てない理由としては、両足がビンディングで固定されていて、自由に足を動かせないことが挙げられます。足を固定したまま立つ動作は日常で行う機会が少ないため、立ち上がるのが難しく感じるのです。
特に、後ろ側(背中側)に体重がかかる平たんな場所は、慣れていないと立ちにくくなります。ビンディングの調整などで座る必要がある時は、ベンチや斜面に座るようにしましょう。

また、ボードの裏面が斜面に接した状態で立ち上がろうとするのも、なかなか立てない原因のひとつです。ボードが滑って踏ん張りを利かせられないので、バランスを崩しやすくなってしまいます。

 

■正しい立ち上がり方のコツ

正しい立ち上がり方のコツ

 

転んだり、ビンディングを着けたりした後に素早く立ち上がり、衝突などの事故を防ぐには、正しい立ち上がり方をマスターすることが大切です。
スノーボードを着けた状態で立つ方法を、胸側から立ち上がる時と、背中側から立ち上がる時の2パターンに分けてご紹介します。

 

・胸側から立ち上がる時

転んだ状態から立ち上がる時は、ボードの上に体を移動させると立ちやすくなります。胸側(前側)にうつ伏せになるように転んでしまった時は、最初に膝を地面について体を安定させましょう。
その後、両手を地面につきながら上半身をボードに近づけ、お尻が板の上に来るように体重移動を行います。体重移動できたら、そのまま体を上に引っ張るように動かすと、楽に起き上がることが可能です。

体が斜面の下にある状態だと、起き上がることができません。斜面で転んだ時は、頭を山頂側に向けてから立ち上がってください。方向転換できたら、つま先側のエッジに体重をかけると立ち上がりやすくなります。

スノーボード板を着けている時は、ある程度傾斜のある場所の方が立ち上がりやすいです。平たんな場所で立ち上がれない方は、一度うつ伏せになってから立つことをおすすめします。

 

・背中側から立ち上がる時

背中側に転んで、お尻をついた状態から立ち上がる時も、ボードと体を近づけることが大切です。内股だと立ちにくくなるので、両膝をしっかり開いて上半身を足の間に入れるイメージで体を動かしましょう。
お尻を浮かしたら両手を体に近づけ、上半身が真っすぐになるように起こします。上半身をボードの上側まで持っていければ、後は勢いをつけるだけで簡単に立つことが可能です。

また、立ち上がる前にボードの向きを確認しておきましょう。トップやテール(ボードの先端部分)が斜面の下側に向いた状態だと、立ち上がる時にそのまま滑り出してしまい危険です。
立ち上がる前に、ボードを斜面に対して横向きにすることを徹底してください。

 

■スノボで立てない時の対処法

スノボで立てない時の対処法

 

何度か試してみても、すぐに立ち上がるのが難しいことも考えられます。どうしても立つのが難しい時は、以下のコツも意識してみましょう。

 

・エッジをつかんで立ち上がる

スノーボードを始めたばかりの頃は、座った状態から両手で体を浮かせるのが難しかったり、立ち上がろうとした拍子にボードが勝手に滑ったりすることも考えられます。

前述のように、お尻を地面につけた状態から立ち上がるには、体とボードをしっかりと近づけることが大切です。両手で踏ん張るだけでは立ち上がれない時は、片手でつま先側のエッジをつかみましょう。反対の手で背中側の地面を押しながら体重を支え、重心が板の上に来るように上半身を起こしてください。
つま先側のエッジを手でつかむことで、前側に体重移動しやすくなるので、楽に立てるようになります。ボードが勝手に滑るのを防ぐ効果が期待できる点もメリットです。

適度に角度がある斜面では、エッジをつかむ方法を覚えておくと早く立ち上がれます。
平たんな場所などで、エッジをつかむ方法では上手に立ち上がれない時は、以下の方法を試すのがおすすめです。

 

・反転してから立つ

傾斜がない平たんな場所は、お尻をついた状態から立ち上がるのが難しいです。どうしてもそのままでは立ち上がれない時は、体の向きを変えて、つま先側のエッジに体重を乗せて立ち上がると良いでしょう。

【体の向きの変え方】
1.立ち上がれないと感じたら、ボードを履いたまま雪面に仰向けに寝転ぶ
2.背中を雪面につけたまま、ボードと足を持ち上げて下半身をひねる
3.下半身の方向転換ができたら上半身も向きを変え、うつ伏せになる
4.膝を曲げてボードと上半身を近づける
5.両手で雪面を押しながら、ボードが斜面に対して横向きになるように位置を調整する
6.つま先側のエッジを使って、腕立て伏せの要領で立ち上がる

ボードをしっかりと持ち上げること、下半身を回した勢いで上半身も回すことを意識しましょう。
ボードを持ち上げられなかったり、下半身を回せなかったりする時は、片足を腕で抱えるのもおすすめです。足をひねる時に腕で支えるようにすると、体を回しやすくなります。

 

・ビンディングを外す

仰向けでもうつ伏せでも立ち上がるのが難しい時は、ビンディングを外してしまう方法もあります。ビンディングを外して立ち上がったら、コース脇の邪魔になりにくい場所でボードを装着し直しましょう。

ビンディングを外した時にボードが勝手に滑り出してしまうと、大きな事故につながる恐れがあります。必ず、足とボードがリーシュコードでつながっていることを確認した後に、ビンディングを外すようにしてください。

 

■立ち方のコツを覚えておこう

初心者の方はもちろん、上級者になっても滑っている最中に転んでしまうことはあるものです。スノーボードを楽しむ時は、滑り方の技術を学んで転倒を防ぐだけでなく、正しい転び方や転んだ後の立ち方の習得も求められます。

ゲレンデには、自分以外にも多くのスノーボーダーやスキーヤーがいます。その場に倒れたままだと、衝突などの大事故につながりかねません。他のスノーボーダーとの接触によるけがやトラブルを防ぐために、すぐ立ち上がれるように練習を繰り返しましょう。
これからスノーボードにチャレンジする初心者の方は、ご紹介した立ち方のコツを覚えておくことをおすすめします。

⇒スノーボード用品を探す

BUY NOW

SEARCH フリーワード検索