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outdoor2024.12.12

スノーボードのスタイル(滑り方)の違いは? 自分の好きな滑り方を見つけよう!

ウィンタースポーツの中でも高い人気を誇るスノーボードには、複数の滑り方スタイル(滑り方)があります。滑り方によって適した板も異なるため、代表的なスタイルの特徴を知っておくと、スノーボードの楽しみ方を決めたり、板を選んだりする時に役立つでしょう。
ここでは、スノーボードの主なスタイルと、種類ごとに適した板の特徴をご紹介します。

 

【目次】

■スノーボードの滑り方のスタイル

・フリーライディング

・グラトリ

・パーク

・バックカントリー

・パウダーラン

・アルペン

■スタイルごとにおすすめのスノボ板は?

■自分が楽しめるスタイルを見つけよう

 

■スノーボードのスタイル

スノーボードの滑り方のスタイル

 

スノーボードは滑り方や滑る場所によって、さまざまなスタイルに分けられます。スタイルごとの特徴や、自分がどのスタイルでスノーボードを楽しみたいかを理解しておけば、板選びの参考にすることも可能です。代表的なスタイルとしては、以下のスタイルが挙げられます。
ただし、スタイルは厳密に線引きされているわけではありません。ご紹介するスタイルの分け方は、あくまでも一例です。

 

・フリーライディング

フリーライディングという名前のとおり、ゲレンデを自由に滑走するスタイルです。ゲレンデのコブを使って滑る、板をスライドさせるなど、自由な滑りを楽しむことができます。

スノーボード初心者の方は、板全体を雪面に押し付けるようにして曲がるドリフトターンなど、基本的な滑り方から練習を始めるのがおすすめです。基本的な滑り方ができるようになったら、板のエッジ(端)を立てて滑るカービングターンにもチャレンジしてみてください。

フリーライディングは、スノーボードの基本的な滑り方を学ぶことができるスタイルです。フリーライディングでスノーボードに慣れていけば、グラトリやパークといった別のスタイルで使えるスキルも上達していきます。

 

・グラトリ

グラトリは「グラウンド・トリック」の略で、平地で繰り出すトリック(技)の総称です。平地や緩やかな斜面でジャンプしたり、回ったりする滑り方が例として挙げられます。

平地であればどこでも挑戦できる点や、スピードが出にくい点がグラトリのメリットです。さまざまなトリックを練習する中で、板を細かくコントロールするテクニックを身につけることもできます。
また、パークよりもけがのリスクが低く、ある程度スノーボードを滑り慣れている方なら誰でも挑戦できる点もグラトリの魅力です。
ただし、ゲレンデでは自分以外のスキーヤー・スノーボーダーも滑っています。グラトリをする際は周囲の様子を確認したうえで、他の人にぶつからないように注意してください。

 

・パーク

ジャンプ台(キッカー)やパイプ、レールなど、人工物が設置されたスノーパークでさまざまなトリックを楽しむスタイルです。キッカー系やパイプ系、ジブ系などの種類に分けることができます。

パークスタイルを楽しむには、板を正確にコントロールしたり、ある程度のスピードで滑走したりできるテクニックが欠かせません。
最低限、直滑降やカービングターンといったテクニックを身につけてから挑戦することをおすすめします。パーク未経験の方は、サイズが小さなパークアイテムからチャレンジすると良いでしょう。

また、パークはフリーライディングやグラトリといったスタイルに比べるとけがのリスクが高いです。ルールを守り、安全を確保したうえで滑ることも心がけてください。

 

・バックカントリー

圧雪されたゲレンデ内ではなく、山の中を滑るスタイルがバックカントリーです。自然を相手に滑るスタイルなので、運営者によって整備されているゲレンデ内よりも危険性は増します。
スノーボードを滑り慣れている、上級者向けのスタイルといえるでしょう。

挑戦する際はバックカントリーのツアーに参加して、ガイドに同行してもらうことが重要です。
また、バックカントリーではゲレンデ内で使うことのない装備が必要になるケースもあります。ツアーに参加する前に、持ち物を確認しておくこともポイントです。

 

・パウダーラン

パウダーランは、圧雪されていないパウダースノーの上を滑るスタイルです。一部のスキー場では、非圧雪のエリアを滑れるコースを設置している場合もあります。
森林の中でスノーボードを楽しむツリーランなども、パウダーランを楽しめるコースの一種です。バックカントリーのように山の中に入る必要がないので、手軽に圧雪されたゲレンデとは異なる滑走感を楽しめます。

危険なので、コース外や禁止エリアで滑るのではなく、必ずゲレンデ内の許可されたコースを滑るようにしてください。特に、木々の間をすり抜けて滑るツリーランは衝突の危険性があるため、基本的には板をしっかりコントロールできる上級者向けのスタイルです。

また、パウダースノーを滑るのは難度が高く、スノーボード初心者の方は板を制御できなくなる恐れがあります。雪面の状態を把握して、雪質に合わせて滑ることができるテクニックを身につけてからチャレンジしましょう。
雪が深くなるほど滑るのが難しくなるので、初心者の方はコースの端に残っている新雪で滑ることから始めるのがおすすめです。

 

・アルペン

決められたコースを滑走して速さを競うのがアルペンスタイルです。冬季オリンピックの競技として採用されている「パラレル大回転(ジャイアントスラローム)」などがアルペンスタイルの例として挙げられます。
スピードを出したり、キレのあるターンを楽しんだりしたい方におすすめです。

 

■スタイルごとにおすすめのスノボ板は?

スタイルごとにおすすめのスノボ板は?

 

スノーボードは、スタイルごとに求められるテクニックが大きく異なります。スタイルごとに、特性の異なるスノボ板を使い分けるのがおすすめです。
各スタイルごとにおすすめのスノボ板の特徴としては、次の点が挙げられます。

【フリーライディング】
乗り心地が良く、安定感に優れている板を選ぶのがおすすめです。フレックス(板のしなり具合)はやや硬めで、適度な長さのあるものだと、安定して滑れます。

【グラトリ】
短めで、フラットな形状の板を選びましょう。柔らかい板はトリックが出しやすいので、初心者の方にもおすすめです。

【パーク】
チャレンジしたいパークアイテムの種類によって異なりますが、キッカー系やパイプ系はある程度硬め、ジブ系は適度に柔らかい板が滑りやすいとされています。

【バックカントリー・パウダー】
パウダースノーの上で浮力を得たり、アイスバーンでも安定して滑ったりするために、さまざまなシチュエーションに対応できるフリースタイルボードを用意するのがおすすめです。

【アルペン】
やや長めで、通常の板に比べると細いのがアルペンボードの特徴です。フレックスも硬めに設定されています。トリックを繰り出すのにはあまり向きません。

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■自分が楽しめるスタイルを見つけよう

スノーボードは、スタイルによって滑り方が大きく異なります。グラトリやパーク、パウダースノーといったスタイルはある程度テクニックが必要なので、初心者の方は基礎的な滑り方から練習を行い、できることを増やしていくのがおすすめです。
基本的な滑り方に慣れてきたら、さまざまなスタイルを試してみて、自分が楽しく滑れるスタイルを追求してみてはいかがでしょうか。

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