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outdoor2023.11.28

冬キャンプの寒さ問題は暖房器具で解決! テント内で使う時はどうする?

冬キャンプを快適に楽しむには、防寒対策が欠かせません。冬用の寝袋(シュラフ)やテント、防寒着に加えて、キャンプ場でも使える暖房器具を用意しておくと、暖かい環境で過ごせます。
暖房器具は、商品によって使い勝手の良さや持ち運びしやすさなどが異なるため、使用するシーンや目的に合わせて選ぶことが大切です。
ここでは、キャンプの時に使える暖房器具や、暖を取るのに役立つアイテムをご紹介します。冬キャンプにチャレンジしたい方は、ぜひご確認ください。

 

【目次】

■冬キャンプで使える暖房器具の種類

・薪ストーブ

・石油ストーブ

・ガスストーブ

・電気ストーブ

■暖を取るのに役立つアイテム

・電気毛布

・ホットカーペット

・湯たんぽ

■暖房器具を使用する時の注意点

■暖房器具で冬キャンプの寒さを吹き飛ばそう

 

■冬キャンプで使える暖房器具の種類

冬キャンプで使える暖房器具の種類

 

キャンプで使える暖房器具は、燃料の種類から大きく薪ストーブ・石油ストーブ・ガスストーブ・電気ストーブの4つに分けることができます。それぞれ特徴が異なるので、用途に適したものを選ぶのが、快適に冬キャンプを楽しむためのポイントです。
暖房器具の種類と特徴は、以下のとおりです。

 

・薪ストーブ

薪を燃やすことで暖を取る薪ストーブは、暖房器具の中でも暖かさに優れているのが特徴です。暖まるだけでなく、焚き火のように薪が燃える様子を眺めたり、商品によってはストーブの上で料理や湯沸かしを行ったりできます。
本格的にキャンプの雰囲気を楽しみたい方は、薪ストーブを用意するのがおすすめです。

ただし、燃料として薪が必要になり、製品によっては薪を割る手間もかかります。サイズの大きな商品も多いため、持ち運び用にアウトドアワゴンなどを用意しておくと安心です。
また、テント内で使用する際は、煙突を正しく設置しないと、一酸化炭素中毒や火災のリスクもあります。取り扱いには十分に注意してください。

 

・石油ストーブ

灯油を燃料に使用するタイプのストーブで、薪ストーブに比べるとランニングコストを抑えやすいのがメリットです。石油ストーブの上で簡単な料理を作ったり、お湯を沸かしたりすることもできます。

石油ストーブは、暖め方から対流式と反射式の2種類に分けられます。それぞれの違いも覚えておきましょう。

【対流式】
空気を上昇させることで、ストーブを中心に周囲を暖めます。空間全体を暖めるのに適したタイプです。

【反射式】
一方向を集中的に暖めるタイプが反射式です。ソロキャンプに向いています。
大人数で使ったり、広い空間を暖めたりしたい時は、対流式の石油ストーブを選ぶのがおすすめです。

 

・ガスストーブ

市販のカセットガスを燃料にするストーブです。コンパクトな商品が多く、持ち運びのしやすさに優れています。ガス缶をセットするだけで使用でき、メンテナンスが簡単な点も魅力です。CB缶を使うタイプなら、スーパーやコンビニで燃料を調達できます。

ただし、薪ストーブや石油ストーブに比べると火力は控え目で、カセットガス1缶あたりの使用できる時間も短いため、大人数で暖まるのには向きません。
ソロキャンプや、一時的に暖を取りたいシーンなどに適しています。

 

・電気ストーブ

キャンプサイトにAC電源がある、自分でポータブル電源を用意しているという方は、電気ストーブ(セラミックヒーター)を用意するのもおすすめです。
火を起こして暖める燃焼式の暖房器具とは異なり一酸化炭素中毒の恐れがないので、テント内でも安心して使用できます。

暖かさは他の暖房器具に劣ることがあるので、他の防寒グッズと組み合わせて使用すると良いでしょう。
また、使用電力が大きい電気ストーブだと、キャンプサイトに備え付けの電源では使えない可能性もあります。

 

■暖を取るのに役立つアイテム

暖を取るのに役立つアイテム

 

寒さが厳しい冬キャンプの時は、暖房器具以外のアイテムも組み合わせることがポイントです。複数のアイテムを併用すれば、より快適に過ごしやすくなります。
暖房器具以外に用意しておくと役立つアイテムの例としては、以下が挙げられます。

 

・電気毛布

空間全体を暖かくすることはできませんが、電気ストーブと同様に火を使わないため、安全性に優れているのが電気毛布の特徴です。燃焼式の暖房器具は寝る前に消火する必要がありますが、電気毛布なら寝ている間も使えます。

コンパクトに折りたためるので、荷物の多くなりやすいキャンプシーンでも持ち運びしやすい点もメリットです。キャンプに参加する人数分、用意しておくのも良いでしょう。

 

・ホットカーペット

ホットカーペットをテントの床に敷けば、下から暖を取ることができます。電気毛布と同じく、寝ている間も問題なく使用可能です。

ただし、ホットカーペット単体では十分な暖かさを得るのは難しい点に注意が必要です。銀マットやブランケット、こたつなど、ホットカーペット以外のアイテムも併用することをおすすめします。

 

・湯たんぽ

湯たんぽは、お湯を容器に入れるだけで暖を取れる手軽さが魅力のアイテムです。シュラフの足元などに湯たんぽを入れて暖めておけば、快適に寝ることができます。
サイズが小さすぎるとすぐに冷めてしまうので、大きめのサイズを選ぶのがポイントです。

一般的な湯たんぽはお湯を入れるタイプですが、電気の力で暖まる充電式のものもあります。電気が使えるキャンプ場では、充電式の湯たんぽを用意するのもおすすめです。
湯たんぽ以外にも使い捨てカイロなどを用意しておくと、よりしっかりと体を温められます。

同じ場所に当て続けると、低温やけどになる恐れがあります。タオルで包むなど、使い方に注意が必要です。

⇒湯たんぽを探す

 

■暖房器具を使用する時の注意点

空間を暖めることができる暖房器具は、冬キャンプを快適に過ごすために欠かせないアイテムです。便利な反面、使い方を間違えると事故やけがにつながる恐れがあります。
特に、使用の際は以下の3点には注意してください。

【一酸化炭素中毒】
薪ストーブや石油ストーブといった燃焼式の暖房器具は、一酸化炭素が発生します。一酸化炭素中毒の恐れがあるため、必ず通気口や出入口などを開けて、換気しながら使用してください。
一酸化炭素は無色で臭いもしないので、一酸化炭素チェッカーなども用意しておくと安心です。

【火事・やけど】
暖房器具の熱が原因でテントが燃えて火事になったり、暖房器具に触れてやけどをしたりすることも考えられます。暖房器具の周囲に燃えやすいものを置くのは避けましょう。小さい子どもがいる時は、ストーブガードを用意するとやけどのリスクを減らせます。

【漏電】
電化製品のケーブルが濡れると、漏電する恐れがあります。キャンプサイトのAC電源は屋外にあることが多いため、防水性のあるケーブルを利用するのがおすすめです。
天気が悪い時はコンセントを抜く、ケーブルをしまうといった対策も有効です。

 

■暖房器具で冬キャンプの寒さを吹き飛ばそう

寒さが厳しい冬キャンプを快適に楽しむには、暖房器具の用意が欠かせません。それぞれ使い方や特徴が異なるので、用途に適した商品を選ぶことが大切です。
特に、火を起こして暖を取るタイプの暖房器具は、一酸化炭素中毒や火事、やけどなどにつながる恐れがあります。取扱説明書などを確認のうえで、正しい方法で使うことを心がけましょう。

また、暖房器具以外にもアイテムを用意しておくと、さまざまなシーンで役立ちます。ご紹介した内容を参考に、冬キャンプを快適に楽しんでください。

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