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outdoor2024.01.18

ソロキャンプにおすすめのクッカーとは? 選び方のポイントを解説

焚き火や散策など、キャンプにはさまざまな楽しみ方がありますが、自然の中で食べる料理も醍醐味のひとつです。キャンプ場で調理する際は、クッカーが欠かせません。
しかし、荷物が限られるソロキャンプシーンでは、どのようなクッカーを用意すれば良いのかわからないという方も多いでしょう。
ここでは、ソロキャンパー向けのクッカーの選び方をご紹介します。

 

【目次】

■クッカーとは?

■ソロキャンプ用クッカーの選び方

・クッカーの深さ

・クッカーの形状

・使われている素材

・クッカーのサイズ

・収納の簡単さ

・フタや注ぎ口の有無

■ソロキャンプでは自分に合ったクッカーを持っていこう

 

■クッカーとは?

クッカーとは?

 

クッカー(cooker)とは、アウトドア用の軽くコンパクトな調理器具のことです。ドイツ語読みでコッヘルと呼ばれる場合もあります。
家庭用の鍋やフライパンといった調理器具でも調理自体は行えますが、サイズが大きく持ち運びにくいなど、屋外で使うと不便に感じることもあるでしょう。
一方で、クッカーは軽くて頑丈、スタッキングしてコンパクトに収納できるなど、屋外で使いやすいように作られているのが特徴です。食器として使える場合もあります。

クッカーを用意しておけば、ソロキャンプでも手軽にたくさんの料理を作ることが可能です。グループキャンプでは挑戦しにくい難しい料理を作ってみたり、少し豪華な食材を使ったりするのも良いでしょう。
ソロキャンプの際にキャンプ飯を楽しみたい方は、屋外での使用を想定して作られたクッカーを用意しておくのがおすすめです。

 

■ソロキャンプ用クッカーの選び方

ソロキャンプ用クッカーの選び方

 

ソロキャンプでは、持ち運べる荷物が限られるうえに、設営・撤収などの作業もすべて自分一人で行わなければいけません。事前にメニューを決めておいてクッカーの種類を絞る、持ち運びやすいクッカーを用意するといった準備が欠かせません。
では、ソロキャンプの際はどのようなクッカーを選べば良いのでしょうか。ソロキャンプ用のクッカーの選び方をご紹介します。

 

・クッカーの深さ

クッカーは、タイプによって深さが異なります。作れる料理が変わるため、最初に深さを決めると良いでしょう。深さは、大きく浅型と深型に分けられます。
 

【浅型】
底が浅く、火が当たる底面が広いため、効率良く火を通すことができます。炒め物や煮込み料理を作る用途に最適です。深型よりも洗い物がしやすいため、お手入れも簡単に行えます。
ただし、幅が広いものだと持ち運びの際にスペースを取ってしまう恐れがあります。


【深型】
深さがあるタイプのクッカーで、スープ類や鍋料理を作ったり、麺類を茹でたりといった料理に適しています。クッカーの中にシングルバーナーなどを入れて持ち運べる点も魅力です。浅型に比べると幅が狭いため、リュック内のスペースも取りません。
ただし、浅型に比べると炒め物など、比較的短時間で火を通す料理には不向きです。

 

・クッカーの形状

深さだけでなく、クッカーの形状も確認しておきましょう。クッカーの形状には、丸型や角型などの種類があります。


【丸型】
丸形はクッカーの中でもオーソドックスな形状で、幅広い料理に使いやすいのが魅力です。リュック内にデッドスペースができやすいため、パッキングの際は注意しましょう。


【角型】
メスティンなど、文字通り四角形のクッカーが角型です。角を注ぎ口として使えるので、お湯を注ぐ用途などでも使いやすいでしょう。インスタントの麺類を茹でる用途などにも適しています。収納時にデッドスペースができにくい点も魅力です。
ただし、四隅の洗いにくさを感じる恐れもあります。

幅広い料理を楽しみたい場合は丸型を、収納のしやすさを重視するなら角型を選ぶなど、用途に適したものを選ぶようにしましょう。

 

・使われている素材

クッカーに使われている素材も、重要なポイントです。クッカーの素材は、大きくアルミやチタン、ステンレスなどが挙げられます。


【アルミ】
アルミは比較的安く購入できる商品が多く、焦げつきにくいのが特徴です。熱伝導率が高いので、短時間で火を通せます。軽く持ち運びやすさにも優れているなど、ソロキャンプシーンにも最適です。
ただし、保温性や強度は他の素材に劣ります。


【チタン】
軽量で耐久性も高いのがチタン製のクッカーの魅力です。熱伝導率が低く、取っ手の部分が熱くなりにくい点もメリットですが、調理に時間がかかるため炒め物などの料理には向きません。
また、価格も他の素材に比べると高い傾向にあります。


【ステンレス】
耐久性が高く、サビに強いのがステンレス製のクッカーの特徴です。焚き火で直接調理することもできます。料理が冷めにくい点もステンレス製のメリットです。

キャンプ初心者の方は、扱いが簡単なチタン製のクッカーを用意するのがおすすめです。荷物を少しでも軽くしたい方はチタン製を、焚き火で料理したり料理の温かさを保ったりしたい方はステンレス製のクッカーを選ぶと良いでしょう。

 

・クッカーのサイズ

クッカーのサイズ(容量)も確認しておきましょう。サイズが大きいほどたくさんの料理を作れますが、持ち運びが難しくなってしまいます。
作りたい料理にもよりますが、ソロキャンプで簡単な調理を行う場合なら500~700ml程度の容量があれば十分です。湯沸かしやラーメン作りなど、幅広い用途に対応できます。
お湯を沸かしながら別の料理も作りたいといった場合は、小さいクッカーをプラスなどして対応すると良いでしょう。

どんな料理をどれくらい作りたいのかを基準に、サイズを選ぶことが大切です。

 

・収納の簡単さ

ソロキャンプシーンで使用するクッカーは、コンパクトに収納できるかどうかも重要です。ソロキャンプでは、テントやシュラフ、着替えなど、多くの荷物をリュックに積めて運ばなければいけません。リュックの中のスペースを少しでも節約するために、スタッキング(積み重ねること)して収納できるクッカーを選ぶことをおすすめします。

例えば、大きな鍋の中に小さいクッカーをしまったり、クッカーの中にバーナーや燃料などを収納したりできるタイプなら、空いたスペースに他のアイテムを積めることができます。本格的な料理を楽しみたい方は、スタッキングできるクッカーセットを選ぶのも良いでしょう。

また、持ち手部分を折りたたんだり取ったりして収納できるタイプも、場所を取りにくく便利です。

 

・フタや注ぎ口の有無

使い勝手の良いクッカーを選ぶために、フタや注ぎ口の有無といった機能性にも注目しておきましょう。フタがついているタイプなら、調理の幅を広げられます。フタをフライパンや食器として使えるクッカーなら、用意するアイテムを減らすことにもつながります。

また、スープをカップに注いだりお湯を沸かしてコーヒーを淹れたりすることが多い場合は、注ぎ口があるものを選ぶと便利です。
使いやすいクッカーを選ぶために、細かな機能や形状にも注目してみることをおすすめします。

 

■ソロキャンプでは自分に合ったクッカーを持っていこう

荷物が限られるソロキャンプシーンでは、本当に必要なアイテムを厳選することが大切です。1人分の料理を作るには大きすぎたり、使う予定のなかったりするクッカーを用意しても、荷物を圧迫するだけで終わってしまいます。
どのような料理をどれくらい作りたいのかを踏まえて、適切なクッカーを選ぶことが大切です。

ただし、クッカーには非常に多くの種類があります。料理の作りやすさだけでなく、パッキングのしやすさなども踏まえると、ソロキャンプで使いやすいクッカーを選べるでしょう。

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