キャンプにはキッチンテーブルを用意するのがおすすめ! 選び方のポイントを解説
屋外で作った料理を楽しむのは、キャンプや登山といったアウトドアの醍醐味のひとつです。料理にはスキレットやメスティンといったクッカーや、バーナー、包丁、食器類などが必要ですが、併せて用意しておきたいアイテムに「キッチンテーブル」が挙げられます。アウトドア用のキッチンテーブルがあれば、料理を快適に行うことが可能です。
しかし、用意する必要性がよくわからない、どんなキッチンテーブルを選べば良いのか悩んでいるという方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、アウトドア用のキッチンテーブルの魅力や選び方のポイントなどをご紹介します。
【目次】
■キャンプにキッチンテーブルを用意するメリット
キャンプにおいて、キッチンテーブルは絶対に必要なアイテムではありません。一般的なアウトドアテーブルがあれば、その上でも調理は行えます。
しかし、キッチンテーブルは一般的なアウトドアテーブルよりも、料理がしやすいように設計されているのが特徴です。用意することで、以下のようなメリットを得ることができます。
【楽な姿勢で調理できる】
多くのキッチンテーブルは、アウトドアテーブルよりも天板が高めに設計されています。平均的な身長の方であれば、前かがみになることなく自然な姿勢で調理が行えるでしょう。
反対に、小さな子どもの手は届きにくいため、包丁などに触れて怪我をするリスクも減らせます。
【調理と食事の場所を分けられる】
調理スペースと食事スペースを分けられるのもメリットです。食事用のテーブルで料理を作ると、テーブルの上が散らかったり、作業の度にアイテムを片づけたりと、不便に感じることもあるはずです。
キッチンテーブルがあれば、調理用の十分なスペースを簡単に確保できます。収納スペースが多いテーブルなら、クッカーや食器、ガスコンロ、クーラーボックスなど、調理器具や食材をひとまとめにしておくことも可能です。
■キッチンテーブルの選び方のポイント
キャンプ用のキッチンテーブルは、各メーカーからさまざまな商品が販売されています。商品ごとに使い勝手が異なるので、選ぶ際はいくつかポイントを確認しておくことが重要です。
キッチンテーブルの選び方のポイントをご紹介するので、参考にしてみてください。
・天板の高さやサイズ
最初に、キッチンテーブルの天板の高さを確認しておきましょう。高さが合わないと、体に負担がかかりやすくなります。
一般的には、「身長÷2+5cm」程度の高さがあるテーブルだと、調理を行いやすいとされています。身長160cmなら高さ85cmほど、身長170cmなら高さ90cmほどが目安です。
ロースタイルキャンプも楽しみたい方や、キッチンテーブルを複数の用途で使いたい方は、昇降機能付きで天板の高さを変えられるテーブルを用意するのもおすすめです。
キャンプスタイルや用途、使用する人の身長などに応じて高さを調整できるので、使い勝手が良くなります。
また、どれくらいのアイテムをテーブルに置けるか把握するために、天板の奥行きや幅なども確認しておきましょう。
・キッチンテーブルの素材
キッチンテーブルの天板の素材もポイントです。一般的なキャンプ用のキッチンテーブルは、アルミや木といった素材から作られています。
アルミ製のキッチンテーブルは、軽量で持ち運びしやすいのが特徴です。汚れや傷、熱などにも強く、使い勝手に優れています。
一方で、木製のキッチンテーブルは自然な風合いで、キャンプサイトをおしゃれな雰囲気にできます。アルミ製に比べると重く持ち運びには不便ですが、安定感に優れているのも魅力です。
他にも、ステンレスや竹を使ったキッチンテーブルもあります。目指すキャンプスタイルや使い勝手の良さを踏まえて、素材を選ぶようにしましょう。
・バーナーのタイプから選ぶ
使用するバーナーのタイプも、キッチンテーブルを選ぶ際のポイントです。アウトドアで使用するバーナーは、大きくシングルバーナーとツーバーナーに分けられます。
シングルバーナーはコンパクトなものが多く場所を取らないため、テーブルに直接置いて使用することが多いでしょう。天板が熱で焦げてしまう恐れがあるため、アルミやステンレスといった耐熱性に優れた素材で作られたキッチンテーブルを選ぶと安心です。
一方で、ツーバーナーはシングルバーナーに比べて大きく場所を取ります。テーブルの上に置くと作業スペースが減ってしまうため、専用のバーナースタンドが付いているタイプを選ぶのがおすすめです。
バーナースタンド付きのキッチンテーブルなら、天板のスペースを確保しながら、近くにバーナーを置くことができるので、調理中の移動を減らせます。
・耐荷重
キッチンテーブルの耐荷重が低いと、アイテムを置いたり収納したりした際に壊れてしまう恐れがあります。ダッチオーブンやスキレットなど、重量のある調理器具を使う場合は、耐荷重に優れた商品を選ぶようにしましょう。耐荷重が10kg以上のものを選ぶと安心です。
ただし、耐荷重が大きいほどテーブル自体が重くなる傾向にあります。持ち運びにくくなることも考えられるため、注意が必要です。
使いたいアイテムに応じて、必要な耐荷重を考えましょう。
・機能性
機能性に優れているキッチンテーブルなら、さらに調理を行いやすくなります。
例えば、調理器具をしまえるハンガーや収納棚が付いているタイプなら、作業スペースを確保しながら、クッカーなどを近くにまとめて置くことができます。
他にも、風防やランタンフックを搭載しているもの、シンクを搭載したものなど、商品によって機能性はさまざまです。
調理をより快適に行いたい方は、機能性にも注目してみると良いでしょう。
・持ち運びやすさ
アウトドアシーンでは、荷物をできるだけコンパクトにまとめる必要があります。キッチンテーブルの持ち運びやすさも確認しておきましょう。
天板内にパーツをまとめられるなど、収納時の大きさがコンパクトなものだと持ち運びやすくなります。収納バッグなどのケースが付属しているものも、持ち運びが簡単です。
また、持ち運びやすさだけでなく、組み立てやすいかどうかもポイントです。多機能で部品が多いものほど組み立て方が複雑で、重量も増して持ち運びにくくなります。
使いにくさを感じる原因になるので、購入前に確認しておくことをおすすめします。
■キャンプでは専用のキッチンテーブルを用意しよう
キャンプにおいて、キッチンテーブルは必要不可欠なアイテムではありません。アウトドアテーブルなどで代用できるため、なくてもキャンプそのものは楽しめます。
しかし、自宅のキッチンに近い環境で調理を行え、食事と調理のスペースを分けられるなど、用意しておくと料理が快適に行えます。
収納スペースが多くあったり、スタンド付きでツーバーナーを置けたりするキッチンテーブルなら、アイテムが散らかるのを防いで、キャンプサイトをおしゃれに見せられるのも魅力です。
よりキャンプを快適に楽しみたい方は、キャンプ用にキッチンテーブルを用意してみてはいかがでしょうか。
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