デイキャンプにはテントよりもタープがおすすめ! 重要性と選び方のポイント
テントやコテージに寝泊まりせず、日帰りで楽しめるデイキャンプ。シュラフ(寝袋)やコット(簡易ベッド)といったアイテムが不要で、キャンプ初心者でも気軽にチャレンジできます。
キャンプといえばテントを張るイメージが強いかもしれませんが、寝る場所を用意する必要がないデイキャンプの際は、テントではなくタープを用意するのがおすすめです。
ここでは、デイキャンプでタープを用意するメリットや、デイキャンプに最適なタープの選び方などをご紹介します。
【目次】
■デイキャンプにタープがおすすめの理由は?
キャンプを始めて間もない方は「デイキャンプでは、タープとテントのどちらを用意すれば良いのだろうか」と疑問に思うかもしれません。
デイキャンプを行う際は、テントではなくタープを優先することをおすすめします。ここでは、タープを用意することで、どのようなメリットを得られるのかご紹介します。
・日陰を作れる
天気が良い日は、絶好のキャンプ日和である一方、強い日差しに悩まされることもあります。気温が高い夏場は、熱中症に陥るリスクもあるため、快適に過ごすにはタープを使って日陰を作ることが大切です。
周囲に高さのある樹木などがないキャンプサイトでも、タープがあれば直射日光を防げます。夏以外も紫外線は降り注いでいるので、季節に関わらず、デイキャンプにはタープを持って行くと便利です。
また、キャンプアイテムや服が雨に濡れるのを防ぐ用途でも役に立ちます。
・プライベートなスペースを確保できる
タープを使えば、隣のキャンパーとの境界を明確にしたり、視界を遮ったりできます。テントよりも解放感を確保しながら、プライベートな空間を作ることができる点も、タープを活用するメリットです。
また、ポールを使う以外にも、自動車と連結させる、木にロープを結んで設営するなど、張り方をシーンごとに変えることもできます。
・設営に時間がかかりにくい
テントに比べて設営が簡単な点も、タープを使うメリットのひとつです。デイキャンプは、テント泊を行うキャンプよりも自由時間が限られます。
設営に手間取ってしまうと、他のアクティビティを楽しむ時間が減ってしまうのです。
テントではなくタープを用意して、設営にかかる時間を短縮すれば、キャンプ場で目いっぱい遊ぶことができます。
テントに比べて軽量で、持ち運びしやすさに優れているタープなら、他のアイテムをキャンプ場に持って行ける点もメリットといえるでしょう。
■デイキャンプに最適なタープの選び方
タープには、形状やサイズの異なるさまざまなタイプがあります。デイキャンプには、どのようなタープが適しているのでしょうか。
デイキャンプシーンに最適なタープの選び方をご紹介するので、商品選びの参考にしてみてください。
・設営しやすいものを選ぼう
タープは、形状や設営方法から、ヘキサタープやレクタタープ、ワンタッチタープといった種類に分けることができます。それぞれの特徴は、以下のとおりです。
【ヘキサタープ】
六角形(ヘキサゴン)の布地を、2本のポールとロープで支えるタイプです。他のタープに比べると解放感があり、コンパクトに収納できます。慣れてしまえば、1人でも設営や撤収作業を行える点も魅力です。
【レクタタープ】
長方形(レクタングル)の布地を、2本のメインポールと4本のサブポール、ロープで支えるタイプです。スクエアタープと呼ばれることもあります。ヘキサタープに比べて布地の面積が大きく、日陰を広く作れるのがメリットです。
ただし、設営には少し手間がかかります。
【ワンタッチタープ】
名前のとおり、ワンタッチですぐ設営できるタイプです。地面に固定しなくても形ができる「自立式」なので、キャンプ初心者の方でも簡単に設営できます。
重くかさばるため、オートキャンプなどで使用すると良いでしょう。
前述のとおり、デイキャンプは使える時間が限られています。設営が簡単なヘキサタープやワンタッチタープを用意するのがおすすめです。
・サイズや重量は人数に合わせて
本体のサイズや重量も確認しておきましょう。必要以上に大きなサイズだと持ち運びが難しくなり、小さすぎると使いにくくなります。
ソロキャンプならコンパクトで軽量なヘキサタープ、ファミリーキャンプなら大きめのワンタッチタープなど、使用する人数に合わせて、タープのサイズを決めましょう。
商品詳細に使用人数の目安が記載されていることが多いため、どれを選べば良いのかわからない方は、記載されている使用人数を確認しておくと安心です。
・耐火性も確認しておくと安心
焚き火やバーベキューなど、火を使ったアクティビティを楽しみたい方は、耐火性に優れたタープを用意しましょう。
ポリエステルやナイロンといった化学繊維製のタープは、火の粉がつくと穴があく恐れがあります。コットンやポリコットン(テクニカルコットン)といった、難燃性の素材が使われたタープを選ぶと安心です。
ただし、コットンやポリコットンは、化学繊維に比べて火の粉に強く燃えにくいというだけで、絶対に燃えないわけではありません。万が一の事故を防ぐために、取り扱いには注意してください。
また、耐火性と併せて耐水性や遮光性の高さも確認しておくと、雨や日差しから身を守りやすくなります。
・タープのカラーやデザインも確認するとおしゃれに
テントを設営しないデイキャンプにおいて、面積が広いタープはサイト内でも目立ちやすいアイテムのひとつです。
チェアーやテーブルに合わせやすいカラーを選ぶなど、キャンプサイトの雰囲気も考慮すると、おしゃれにキャンプを楽しめます。
他のギアと同じブランドのタープを用意して、サイト全体に統一感を生むのもおすすめです。
■タープ以外に用意したいデイキャンプ用のアイテムは?
宿泊を伴うキャンプよりも身軽なのが魅力とはいえ、何も持っていないとデイキャンプを快適に楽しむことはできません。
アウトドアチェアーやテーブル、設営用のペグ・ハンマー、レインウェア、バーナー、クーラーボックス、ランタンなどは、キャンプスタイルに関わらず用意しておくと安心です。
また、焚き火を行うのであれば、焚き火台を用意する必要があります。どのようなアクティビティを楽しみたいか考えながら、アイテムを用意しましょう。
■デイキャンプこそタープの用意が大事!
タープは、テントと同じく、日差しや雨を遮ったり、他人の視線を防いだりできるアイテムです。
しかし、テントより持ち運びしやすく、簡単に設営できるモデルが多く販売されています。
設営の手間を減らしてアクティビティに使う時間を増やせるため、時間が限られるデイキャンプこそ、タープを用意しておくメリットは大きいといえます。
デイキャンプにテントとタープのどちらを持って行くか悩んでいた方は、一度タープを試してみてはいかがでしょうか。
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