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products2022.03.18

日常生活への集中を生むプロダクト、「THE CITY」コレクションは毎日身につけたくなる!

●汎用性の高さがライフスタイルの質を上げてくれる

「THE CITY」コレクションは、僕にとって、制服のような存在だ。朝起きて、顔を洗い、歯を磨き、コットンのワイシャツのボタンを留め、「THE CITY」コレクションのジャケットとパンツを着る。今日はどんな服を着ようかと、朝からファッションショーをすることもない。今日はどんな予定があったかと、考える必要もない。着用すれば、在宅勤務だろうが出社勤務だろうが対応する。汎用性の高さが生活への集中を生むプロダクトだ。


●「THE CITY RUN」は街道ウェア

「THE CITY RUN」が今シーズンから新たに追加されると聞いた時、「点と線」がつながると感じた。「THE CITY RUN」はその名の通り、走ることに長けたランニングウェアである。「THE CITY」コレクションが都市や街、自宅といった“点”での場に強い一方で、「THE CITY RUN」は“線”のアクティビティに強い。街道ウェア――勝手にそんな呼び名をつけている。


●具体的にプロダクトについて触れます

概念っぽい話ばかり退屈なので、それぞれの具体的なプロダクトについて触れていこう。「THE CITY」コレクションの今シーズンの注目は、T/R PUNCH素材を使ったストレッチジャケット&パンツだ。着てみると、フォーマルなジャケパンのような雰囲気な一方で、身体は圧倒的にラク。この秀逸なアンバランスに思わず笑みがこぼれてしまう逸品だ。笑顔さえも作り出すウェア、とは極めて貴重な存在である。なお、同素材を使ったショーツやカーディガンも用意。また、バックパックもあるので、トータルコーディネートを「THE CITY」コレクションで行うことも可能だ。


続いて、「THE CITY RUN」。こちらはトラックジャケット、ジョガーパンツ(ロング、ショーツ)、Tシャツを用意。こちらも着用させてもらったが、シンプルななかに、実用性が隠されている。例えば、ウーブンジャケットの右ポケットにはキーポケットが用意されていたり、Tシャツにもポケットが用意されていて小物を入れることができたり。さらに、遠目から見るとまったくランニングウェアっぽく見えないシルエットも印象的。ランニングだけするのではなく、動くアクティビティをすべてフォローしてくれる、そんな存在である。


●ニューバランスからの確信が感じられる

さて、当のニューバランスはTHE CITYをどうメッセージしているか?に言及しつつまとめていきたい。THE CITYの22S/Sのスローガンは「Next T.P.O “いい加減”にいこう。」だ。正解がルールや崩れ去った時代に、どんな場所やシーンでも合う一着であるというものである。超納得だ。

というのも、この手のシームレスウェアは、オンとオフの二元論で語られがちだ。THE CITYもローンチ当初はオンとオフをシームレスに飛び超える点を強調していたが、さすが本ジャンルのパイオニア。無理に2つで区切る必要などない。人と時代に即した機能と美しさがあれば、T.P.Oは超越してしまえる。そんなニューバランスからの確信が感じられるし、ニューバランスにしかできないメッセージの発し方だ。

もう一歩踏み込めば、THE CITYのあり方は着用する人次第で七色に変わるということだろう。本稿前半で「制服」だの「街道ウェア」だのと好き勝手なことを申したが、まさにそういった形で人のライフスタイルを浮き出させてくれるライフウェア。実際、22S/Sの「THE CITY」コレクションを着た生活は相変わらず快適だ。

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