「名古屋ウィメンズマラソン2019」ニューバランスの前夜祭で三村仁司氏と共にマラソン完走を誓う！

「名古屋ウィメンズマラソン2019」前日の3月9日夜、大会シルバースポンサーのニューバランスジャパンによる前夜祭が名古屋市内で開催された。会場には「名古屋シティマラソン2019（男女参加のハーフマラソン）」に出場する男性陣も駆けつけ、レースに向けて気持ちを高ぶらせていた。
 
前夜祭に、全国にスポーツデポやアルペンを展開するアルペングループ の社員等80名が参加した。そして、ニューバランスとグローバル契約を結ぶシューズ職人の三村仁司氏と「nb go women」クラブアンバサダーの鈴木莉紗さんが、マラソンを走るためのアドバイスをランナーたちに伝授した。

三村仁司氏（右）

――マラソン完走に向けてアドバイス
 
三村：私は1人でも多くの選手に世界で活躍してもらえるようにシューズ製作をしています。
 
これまで、女子マラソンの世界陸上やオリンピックで金などのメダルを獲得した選手のシューズを手がけてきました。今まで私がやってきたことを誇りに思いますし、財産にしていきたいですね。
 
レース前日は早く寝るべきですね。トップ選手はスタートの5時間～4時間半前に食事を済ませます。皆さんには最低でも4時間前に食べ終わってほしいですね。
 
明日は朝の気温が10℃みたいで、マラソンに最適だと思います。雨が降りそうですし、雨は体温を下げます。走る前にストレッチとジョグをして体を温めてから、スタートしてほしいですね。

鈴木莉紗さん（左）

――「名古屋ウィメンズマラソン2019」の攻略法について
 
鈴木：私はハーフマラソンまでの距離をウォーミングアップ区間とし、30kmからが本当のスタートだと思っています。
 
走り始めは単調なコースだと感じるでしょうが、ハーフまでは準備運動だと思って走ってほしいですね。沿道から沢山の応援がありますし、華やかなウェアを着る女性ランナーが多いと思います。街の景色や人を観ながら走ると、精神的に楽になるはずです。
 
全体的に平坦な道のりが続きます。自己記録を更新しやすいコースですが、路面がだいぶ硬いです。名古屋ウィメンズマラソンに出場した時に薄いソールのシューズで走ると、ゴール後にダメージが残り足が激痛でした。実業団や大学の監督は、「名古屋の路面は硬いから靴のソールは厚めが良い」と仰っていました。少し厚めのソールのシューズで走ることをお勧めします。
 
――ランナーに多い膝の痛みを改善する方法について
 
鈴木：走っていると、膝の痛みを感じるランナーが多いと思います。太もも前側の筋肉の疲労によって膝が痛くなることがあるので、そうならないように太もも前を揉みほぐすことをお勧めします。
 
――雨が降った場合の対策法について
 
鈴木：ワセリンを全身に塗ると、体の外側に油の膜ができるので体温を保つことができます。特に足全体とお腹に塗って冷えないようにしてほしいですね。
 
雨の日に家からレースシューズを履いて移動すると濡れてしまうので、別のシューズを履いて会場に向かってほしいですね。スタートまでの待機中に、シューズをビニール袋で覆って足首の所で結ぶと雨の侵入を防いでくれるので濡れずに済みます。また寒い時にホッカイロをお腹と腰に貼れば温かくなり、ゴール後にダメージが残りにくくなります。
 
――マラソンで鍵となるのは
 
鈴木：マラソンでは、メンタルが100%必要になります。強い気持ちで「絶対にゴールする」と思えば、良い記録に近づく可能性があります。特に37km過ぎからゴールまでは、メンタルが鍵となります。頑張ってください。

「名古屋ウィメンズマラソン2019」と「名古屋シティマラソン（ハーフ）2019」に挑むアルペングループ のランナーたち
 

前夜祭の最後にアルペングループのランニング女子6名にマラソンへの意気込みを伺った。
 
Aさん：お店でランニングシューズの販売をする上で、お客様の気持ちを少しでも知ることができればと思い、マラソンの出場を決めました。ゴールを目指して頑張ります。
 
Bさん：上司に誘われ、4年前から年に1回を目標にフルマラソンに出場しています。前回、名古屋ウィメンズで走った時に30kmを過ぎると足が痛くなったので、今回はそうならないようにしたいですね。
 
Cさん：お客様と職場の人から勧められてマラソンに出ることにしました。完走できれば十分だと思っています。
 
Dさん：完走するとティファニーのネックレスを貰えるので、出場することにしました。練習で膝と足首を痛めましたが、どうにか完走を目指したいですね。
 
Eさん：今まで見たことない世界を経験したくて、今回初めてマラソンに出場することを決意しました。楽しみです。
 
Fさん：生まれて初めてのマラソンとなります。自分の限界に挑戦したいですね。

準備は整った。ゴールに向かって、強い気持ちで挑んでほしい。