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running2024.04.26

レースからジョグ、日常の姿勢まで3足3様! ナイキシューズの魅力

4月中旬、株式会社ナイキ ジャパンは、Alpen TOKYO(アルペントーキョー)にてランナー向けイベントを開催。参加者はクッション性や安定感に優れたナイキの人気シューズ3足を試し履きし、異なるスペックを体感。コーチからレクチャーを受けつつ、実際に走ることでシューズへの理解を深めた。


●怪我ゼロを目指したナイキ インフィニティ ラン 4

柔らかなクッショニングが特長のナイキ インフィニティ ラン 4は、怪我ゼロを目指したシューズ。例えば、ランナーの中には膝を故障しがちな人も多いが、これは横ブレにより膝が内側に入ってしまうことが原因。そのような悩みを解決すべく、ナイキ インフィニティ ラン 4では、踵のサポートを手厚くすることで膝が内側に入るのを防いでいる。


「人間は基本的に、目、耳、足など横に機能があります。そのため、ずっと走っていると横に引っ張られる。一方で、ランニングは前に進むスポーツです」そう話すのはナイキランニングコーチの森実利さん。「身体の機能による左右のブレも踵のサポートがあることで補整され前への推進力が得られる。横ブレしない分、身体の負担も減ってきます」


加えて、森コーチは、ロッカー構造により足運びもしやすくなっているという。ロッキングチェアのような弓なりのソール形状によりコロンと前に進むため、自然と足離れが速くなるのだ。アッパーは伸縮性のあるフライニット素材を使用。吸い付くように足の甲を包み込み、ホールド感は抜群。「初心者に1足だけ勧めるとしたらクッショニングとホールド感のあるナイキ インフィニティ ラン 4ですね」


実際に履いてみた参加者は「優しくて気持ちいい履き心地。いま両膝が痛いので、衝撃を受け止めてくれるのが嬉しい」「ジョグにすごくいいし、浮腫んだ時もフィットしてくれそう」「アッパー素材がびよーんと伸びるので、履きやすい」「ロッカー構造なので、自動で進む」などの声が。


●揺るがない安定感が魅力のナイキ ストラクチャー 25

2足目はナイキ ストラクチャー 25。「踏み込むたび、揺るがない」の謳い文句の通り、アッパーとヒールクリップが足をかっちりホールドし、絶妙な安定感を生み出す。内側にプロネーション予防のパーツが入っているので、足の回内も防いでくれる。今作では、つま先にZoom Airを搭載することで体重を乗せるとプニッとした空気感が。これにより、最後までしっかりと蹴り出せる。


ライド感のあるナイキ インフィニティ ラン 4に比べ、しっかり着地した上で蹴り出せるナイキ ストラクチャー 25。参加者からは「いい意味で硬い。沈み過ぎない弾みがあるので、蹴った後も足が伸びる」「先端のAirが気持ちいい」「こしがある。硬さがあるから安定感が全然違う。長く走ったらこういうシューズは疲れないと思う」「断然進む。レースペースくらいのスピードにちょうどいい」という声。


森コーチは参加者に並走しながら、平坦な場所だけでなく、坂道の走り方も指導。コースの形状ごとに走った感覚の違いを参加者に掴んでもらう。


「ナイキ インフィニティ ラン 4は楽しく走れて、足運びが軽い。ナイキ ストラクチャー 25は安定感がある。2足をその時の感じで履き分けたい」「レースだとストラクチャー。普段、気持ちよく走るならインフィニティかな」走りながらそのような声が飛び交う。


●日常生活から姿勢を矯正できるナイキ モティバ

3足目は少し変わり種。ウォーキングメインで、ランニングにも対応したナイキ モティバだ。通勤など、普段履きで使いながら、ジョギングにも使えるハイブリッドシューズとなっている。ナイキ モティバもロッカー構造なので、体重移動がしやすく、足運びはナイキ インフィニティ ラン 4に近い。シューズを履いて立つと自然と骨盤が前傾になるので、生活の中でフォーム改善するのにも適している。


森コーチは、普段猫背で歩いている人が、走っている時だけいきなり腰高のフォームになるのは難しい。日常生活で腰高のフォームを保てると、ランニングにつなげていくことができるという。

「基本的に走る時は足を前に出すのではなく、腰を前に出す。一番大きな骨盤、中くらいの膝、一番小さい足首の順です。この順番で運ぶと、エネルギーリターンがよくなる。骨盤を最初に出そうと思った時、ナイキ モティバだと、骨盤が立った状態をキープしたまま、スムーズに前に行きやすくなります」


参加者はナイキ モティバで軽く走った後、ウォーキングでも履き心地を体感。「新感覚! 腰が伸びる感じで独特の履き心地。自然と下っ腹に力が入る」「キュッと上がる感じがする。会社へ行く時の靴をナイキ モティバに変えようかな。普段の生活の中で姿勢が整うならコスパいい」「はじめは慣れない履き心地だったけど、足に馴染んでくると走りやすい。自然と矯正されてる」「旅行に行く時、ナイキ モティバなら街歩きも街ランも両方楽しめそう」などの声がきかれた。


●レベル、走り方に応じてベストな1足を選んでいく

イベントでは、3足履き比べて走ったが、森コーチはシューズの履き分けは大事なポイントだという。「日頃から、練習メニューや走力に応じてシューズを履き分ける。ジョギングは、このシューズ。トレーニングは、このシューズ。レースはこのシューズ、という風に。使い分けた方がシューズ寿命が延びます。怪我のリスクを考えても、ずっと同じシューズを履いて、足の同じところにばかり負担が掛かるのはおすすめしません。シューズ選びと、履き分けで調整していくことが大切です」


では、実際どうやってシューズを選んでいけばいいのか?コーチは、今日みたいに実際に走った感覚の「好き」を大事にすればいいという。「レベルや走り方によって好みは変わってきます。試走して、フラットな場所、アップダウンのある場所、色々走ってみて、シューズの感覚を掴みながら、自分に合ったものを選んでもらえたらと思います」


また、目的に合わせ、それに適したシューズを履くのも有効だ。「今日の3足の場合、レースで履くならナイキ ストラクチャー 25。怪我がちだったり、リハビリ中の人であればナイキ インフィニティ ラン 4。猫背で歩いていたり、ウォーキング姿勢からランニングフォームを見直したいという人はモティバを履いてもらえれば。試走する中で一番気に入ったものを選びつつ、ほかにも視野を広げてもらえればと思います。たくさん履く中で、自分の1足を見つけてください」


百聞は一走に如かず。ランニングシューズの性能は日々向上し、種類も豊富だ。中には、どれを選んでいいのか分からないとお悩みの方も多いのでは。どのタイプが自分に合うかは、実際に足を通して走った感覚を判断基準に。店舗に行けば、シューズの知識豊かなスタッフもいるので、アドバイスをもらいながら、ベストシューズを選ぶのもいいだろう。

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