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running2024.05.17

脅威のモンスター超え!『On Cloudmonster Hyper』

突出した才能と能力を持った者を、ときに世間は“怪物”と表現します。かく有名な野球選手しかり、年号と共に称され、その時代の代表として後世まで語り継がれています。

オンがリリースして爆発的ヒットを記録した「クラウドモンスター」は、つい先日2を発表。そしてそのインパクトが残るところで、さらに怪物を重ねて来ました。
それが今回のCloudmonster Hyper(クラウドモンスター ハイパー)です。

オンが放つ怪物の歴史において、現時点の最高到達ポイントであることは間違いなし。

では早速その機能を見ていきましょう。


まずは2との比較から。

パッと見のルックスは似ていますが、大きく違うのはソール部分。

2重密度設計のミッドソールでクッション性を最大限に高め、変則デザインのCloudTec®。

前足部には、Cloudboom Echo 3などのレースモデルに使用されているHelion™ HFハイパーフォームを配置。Hyperには敢えてSpeedboard®プレートを入れず、フォームのみの反発で足の負担を和らげていますが、だからといって沈み込み過ぎることはなくしっかり弾むため、スピードジョグにはもってこいな一足となっています。


部分的に編み地を変えて通気性を出したスマートなアッパーは、再生ポリエステルを85%も使用しているとのこと。この高いサステナ意識もグローバルで人気の理由でしょう。


お!変わったな、と感じるポイントはこのシューレース。

片面にラバーが貼られグリップがかなり向上。紐も緩まず、結び目も解けにくくなりました。シューレースホールも幅広のタブ式になったためホールド感もアップ。ここはかなりアップデートしたと感じると思います。


信頼のSWISS ENGINEERINGの証。


この変則的なCloudTec®とHelion™ HFハイパーフォームとのコンビネーションが、圧倒的なバウンス感を生む秘訣です。


アウトソールラバーの配置は変わらずですが、ラバーのラグの形状が若干変わり、グリップ力が向上したかも。凹凸も浅めなので、これなら石も挟まることは少ないかもですね。


「FRESH LEGS FAST LEGS」

アスリートによるアスリートのための軽量シューズとのコンセプトを表すコピー。

疲労抜きジョグやポイントの繋ぎのジョグのために生まれたシューズらしい、まさにアスリートに向けたメッセージですね。

改めましてこちらの2カラー展開。色入れの違いで、同デザインなのに別物のアッパーに見えますね。グリーンはクラウドブームエコー3、オレンジはクラウドモンスター2から引っ張ってきたであろうカラーリングです。

272gは、モンスター1の280g、モンスター2の295gと比較しても最軽量。

これだけ見た目がボリューミーになっての軽さは驚きです。


そしてもちろん僕は、普段のスタイルにも履きます。

今日は最近お気に入りのminor planetのアイテムと合わせました。

ボリュームがあるので、このように太めのボトムスとの相性もいいかんじです。

ストリートでの着用者も多いクラウドモンスターとの差別化としても、このハイパーはおすすめですよ。走りもそうですが街履きとしても優秀なので、ぜひ幅広いシーンで使ってみてください。
 


<著者プロフィール>

牧野 英明

BEAMS所属。キャリア約20年の中で、店頭とECスタッフを15年、2020年よりTIGORA by BEAMS DESIGNのディレクターを務め、Alpen TOKYOオープンを機にアルペン ランニング ディヴィジョンアドバイザーに就任。

自身も熱心なランナーであり、フルマラソンベストは2時間47分44秒(東京マラソン2023)。ロード以外にもトラックレースやトレイルランにも積極的に取り組む全方位ランナー。

「走るに快適なファッション日常着」を体現する#いつでも10km走れるコーディネート は業界でも有名。

ファッション目線を取り入れた独自のシューズレビューをぜひお楽しみください。

Instagram: @makinohideaki

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