running2024.08.15

夏のランニングはタイツを着用して快適に！求められる機能のポイントは？

年齢や性別、季節などを問わずに楽しめるのがランニングの魅力です。健康維持やダイエットなどを目的に、ランニングを習慣にしている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、気温が高く日差しも強い夏場のランニングは、熱中症や日焼けのリスクがあります。夏も快適にランニングを楽しみたい方は、夏用のランニングタイツを用意してみてはいかがでしょうか。
ここでは、夏用にランニングタイツを用意するメリットや、選び方のポイントなどをご紹介します。

【目次】

■夏用のランニングタイツに求められる機能性は？

■夏にランニングタイツを履くメリット

夏にランニングタイツを履くメリット

気温が高い夏場のランニングは、トップスとボトムス、インナーの3つを組み合わせて着用するのが基本です。肌の露出が減ってしまうので、ランニングタイツを履くと余計に暑くなるように思えますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。
夏場にランニングタイツを履くメリットとしては、次の4点が挙げられます。

・通気性が高い

ランニングタイツ（スポーツタイツ）には、薄手の生地やメッシュ生地といった通気性に優れている製品が多くあります。風通しが良いランニングタイツを着用して肌の露出を減らせば、紫外線の影響が気になる夏場も、日焼けを防ぎながら快適に走ることが可能です。

また、ランニングタイツの中には冷感素材が使われているものもあります。涼しさを感じながらランニングを行えるでしょう。

・汗でべたつきにくい

吸汗速乾素材が使われているものが多い点も特徴です。ランニング中にかいた汗がすぐに乾くので、べたつきを感じずに走り続けることができます。

また、汗をかいた状態でランニングを続けると、汗冷えを起こしてしまう恐れがあります。吸汗速乾性に優れたランニングタイツを着用することで、汗冷えのリスクを下げられる点もメリットです。

・パフォーマンスを高められる

ランニングタイツの中には、コンプレッション（着圧）効果やテーピングのようなサポート機能を備えた商品もあります。
筋肉に適度な圧を加えることで体のブレを抑えたり、ランニング中の負担を軽減したりして、パフォーマンスを高める効果も期待できます。

・おしゃれを楽しめる

ランニングは、基本的には屋外を走る運動です。周囲の人の目に触れる機会が多いため、見た目が気になる、肌を露出するのに抵抗があるという方もいらっしゃるでしょう。
トップスやボトムスとランニングタイツを組み合わせることで、おしゃれを楽しんだり、肌の露出を減らしたりできる点もメリットです。

■夏用のランニングタイツに求められる機能性は？

夏用のランニングタイツに求められる機能性は？

タイツを履いて快適にランニングを行うには、夏向けの機能が備わっている商品を選ぶことが大切です。夏用にランニングタイツを用意したい方は、以下の機能性を備えているかどうかに注目すると良いでしょう。

・吸汗速乾性

夏は気温が高い日が多い季節です。そのような中でランニングを行うと、たくさんの汗をかくことになります。
大量にかいた汗をそのまま放置し続けると、夏でも体が冷えてしまう可能性があります。冷えは体力消耗につながるため、汗を素早く乾かすことが大切です。

体が汗でぬれたままになるのを防ぐために、吸汗速乾性に優れたランニングタイツを用意しましょう。具体的には、ポリエステルなどの素材で作られているウェアを用意するのがおすすめです。

・UVカット機能

夏は1年間を通して最も日差しが強く、たくさんの紫外線が地上に降り注ぐ季節でもあります。紫外線の影響を抑えたい、日焼け対策を行いたいといった方は、UVカット機能が備わっているランニングタイツを選ぶと良いでしょう。
肌を覆う面積が広いロングタイツでも紫外線対策になりますが、「UVカット」などと記載があるものを選ぶとさらに安心です。

衣類のような繊維製品は、UPF（紫外線保護指数）で紫外線を防ぐ効果が示されていることもあります。UPFは、衣類を着用していない時に比べてどれくらい紫外線を防げるのかを示す値で、数字が大きいほど紫外線を防ぐ効果が高いです。
例えば、UPF30という記載がある衣類の場合は、素肌のまま日差しを受けるよりも日焼けするまでに30倍の時間がかかることを表します。

また、長袖シャツやアームカバー、キャップ、サングラスといったアイテムを併用するのもおすすめです。上半身の露出を減らしたり、顔や目などを保護したりすることで、より万全な紫外線対策になります。

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・涼しさを感じられるものを選ぼう

厚手だったり、保温性に優れたりしているランニングタイツだと、暑さを感じて快適に走ることができません。涼しさを感じられるかどうかも、夏用ランニングタイツの選び方のポイントです。

例えば、接触冷感機能や、汗が乾くのと同時に熱を放出する機能が備わっているランニングタイツなら、快適に走ることができます。
メッシュ素材や薄手の生地が使われており、通気性の良いランニングタイツを用意するのもおすすめです。風が通りやすいので、肌を覆っていても涼しさを感じられます。

■暑さ対策も欠かさず行おう

気温や湿度が高い日のランニングは、熱中症のリスクも高まります。強い紫外線の影響を受けて、日焼けや眼病を引き起こすこともあるでしょう。
1年の中でも特に気温が高く日差しも強い夏場のランニングでは、次のような暑さ対策を行うことも大切です。

【日差しが強い時間を避ける】
太陽が高い位置にある日中は紫外線が強く、暑さも厳しくなります。日差しの影響を受けにくい夜間や、気温が低い早朝など、日差しが強い時間帯を避けてランニングに取り組むと快適です。
日中にランニングを行う際は、日陰が多い場所を走るのも良いでしょう。

【水分補給を行う】
ランニングではたくさんの汗をかきます。脱水症状や熱中症を防ぐために、水分補給も行いましょう。まとめて大量に飲むのではなく、少しずつこまめに飲むのがポイントです。
また、水分と一緒に失われるミネラルも併せて補給することも心がけてください。

【クールダウンを行う】
冷たさを保持できるアイテムや、水でぬらしたタオルなどを活用して、ランニング中の体を冷やすと、体にかかる負担を軽減できます。冷たい水をランニング中に浴びる方法でも問題ありません。

ランニング前にクールダウンを行うのも有効です。プレクーリングと呼ばれ、走る前に体温を下げておくことで、ランニング中の体温上昇を穏やかにする効果が期待できます。

■ランニングタイツで夏のランを快適に