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outdoor2024.08.06

テント内が暑い! 夏キャンプを快適にするテントの暑さ対策

気温が高い夏のキャンプで、最も気を付けなければいけないのが暑さです。特に、テントの中は熱がこもりやすく、温度も高くなります。熱中症のリスクが上がる、寝苦しさを覚えるなど、さまざまなデメリットにつながる恐れがあるため、テント内の暑さ対策が欠かせません。
具体的に、夏キャンプではどのようにしてテント内の暑さに対処すれば良いのでしょうか。
ここでは、夏のテント内の暑さを和らげる方法をご紹介します。

 

【目次】

■夏のテント内は暑さに注意!

■テント内を涼しくするコツ

・風通しの良いテントを選ぶ

・日陰がある場所に設営する

・タープで日陰を作る

・テントの設営時間を遅くする

・打ち水をする

・標高の高いキャンプ場を選ぶのも有効

■テント内の暑さ対策に使えるアイテムも用意しよう!

■暑さ対策でテント内を快適な環境に

 

■夏のテント内は暑さに注意!

長期休暇が取りやすく、積雪の影響もない夏場は、絶好のキャンプシーズンです。一方で、一年の中で最も気温が高くなるため、暑さによる熱中症に注意しなければいけません。
特に、キャンプ泊で寝床になるテントは、一般住宅に比べると狭いうえに、壁となるシートも薄いです。熱がこもりやすいため、日光に当たるとすぐにテント内の温度が上がってしまいます。

テント内が暑いと、熱中症や脱水症状、寝不足などのリスクも高くなります。夏キャンプを快適に楽しむには、テント内に熱がこもらないように対策することが重要です。

 

■テント内を涼しくするコツ

テント内を涼しくするコツ

 

テント内を涼しく快適な環境にするには、テントやキャンプ場の選び方、設営方法などを工夫すると良いでしょう。テント内を涼しくするために心がけたいコツを、6つご紹介します。
夏キャンプを行う際は、以下のコツを試してみてはいかがでしょうか。

 

・風通しの良いテントを選ぶ

テント内が暑くなるのは、テントに熱がこもってしまうのが原因です。熱がこもるのを防ぐために、通気性が高く風通しの良いテントを用意しましょう。
特に、メッシュやベンチレーション(通気口)が多めについているテントや、大きなサイド窓がついているテント、通気性が高いコットン生地でできたテントは、中の熱を効率的に逃がせます。

テント泊にこだわらないのであれば、コテージやキャビンといったキャンプ場の設備を活用するのもおすすめです。

 

・日陰がある場所に設営する

テントが直射日光に当たると、テント内の空気が温められて熱がこもりやすくなります。日なたではなく日陰がある場所にテントを設営して、直射日光を避けることもポイントです。
具体的には、木陰が多く日差しを遮りやすい、林間サイトにテントを設営することをおすすめします。

 

・タープで日陰を作る

木陰にテントを設営できるのが一番とはいえ、直射日光を防げる場所には多くのキャンパーが集まります。木陰を確保できなかった、キャンプサイトに木陰が見当たらないということもあるでしょう。そのような際は、タープを活用して日陰を作るのがおすすめです。

オープンタープの下にテントを入れるように設営すれば、直射日光を防ぐことができます。調理などの作業を日陰で行えるのもメリットです。
また、タープの下にテントを張ると、タープが雨よけの役割を果たします。多少の雨なら、フライシートをかぶせずにインナーテントを張るだけで問題ありません。

 

・テントの設営時間を遅くする

普段はキャンプ場についたらすぐにテントを設営している方も、夏キャンプの際は設営時間を少し遅らせるのがおすすめです。
前述のとおり、テント内が暑くなる原因のひとつに、日差しが当たることが挙げられます。日が高い時間帯にテントを設営すると、テント内に熱がこもりやすくなってしまうのです。
昼間の時間を避けて、夕方から日没までの日差しが弱い時間帯に設営を行えば、テント内に熱がこもるのを防げます。

また、ポールを組み立てたり、ペグを打ったり、テント設営はある程度の体力を使う作業です。炎天下で作業を行わずに済む点も、設営時間を遅くするメリットといえます。
日中は設営が簡単なタープやシェルター、キャンプ場の設備などを活用して日差しを防ぎ、夕方以降から本格的にテント泊を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

・打ち水をする

テントの周りに打ち水を行うのも、暑さ対策になります。打ち水による気化熱(液体が気体になる時に周囲から吸収する熱)の働きで、体感温度を少し下げられます。
日中に打ち水を行うと水がすぐ蒸発して効果が薄れてしまうので、朝や夕方など、日が高くない時間帯に行うのがおすすめです。

また、水はけの悪い場所でたくさん打ち水を行うと、地面がぬかるんでしまいます。やりすぎには注意が必要です。

 

・標高の高いキャンプ場を選ぶのも有効

キャンプを行うキャンプ場選びも、テント内の暑さを和らげるコツです。標高が100m高くなると、気温は0.6℃下がるといわれています。基本的には、標高の高い場所にあるキャンプ場の方が気温は低く、快適に過ごしやすいです。
テント内の暑さ対策を行いたい方は、キャンプ場がある場所を確認しておきましょう。

また、湖畔や川沿いにあるキャンプ場を選ぶのもおすすめです。打ち水と同じ気化熱の原理が働く水辺は、都市部などに比べると涼しい風が吹くため、暑さが和らぎます。標高が高い場所にある水辺のキャンプ場なら、さらに涼しさを感じられるでしょう。

海辺のキャンプサイトも水の近くではありますが、標高が低く外気温が高い、砂利からの照り返しでテントが熱を受けやすいなど、テント内が暑くなる環境がそろっています。
涼し気なイメージもある海辺ですが、海辺のキャンプ場に行く際は注意が必要です。

 

■テント内の暑さ対策に使えるアイテムも用意しよう!

テント内の暑さ対策に使えるアイテムも用意しよう!

どれだけ対策を行ったとしても、テント内が暑くなるのを完全に防ぐことはできません。キャンプ場選びや設営方法を工夫するだけでなく、暑さ対策に使えるアイテムも用意しておきましょう。
例えば、冷却スプレーや冷たさが持続するタオルといった冷感グッズを用意しておけば、手軽に体を冷やすことができます。

扇風機の使用も、有効なテント内の暑さ対策のひとつです。風を体に当てたり、テント内の熱がこもった空気を外に出したりすることで、涼しさを得られます。充電式や乾電池式の扇風機なら、電源が使えないキャンプサイトでも使用可能です。
家庭用の扇風機を使いたい方は、電源サイトを予約するか、ポータブル電源も併せて用意しておきましょう。

テント内の暑さが原因で夜眠れないという方には、コット(簡易ベッド)がおすすめです。地面からの熱気を受けにくく、背中に風を通すことができるので、寝苦しさを解消できます。

 

■暑さ対策でテント内を快適な環境に

日差しが強く気温も高い夏キャンプは、どうしてもテント内が暑くなってしまうものです。テントの風通しを良くしたり、テントを張る時間や場所を工夫したりして、テント内の温度を下げる工夫を行いましょう。
併せて、冷却スプレーや扇風機といったアイテムも活用すれば、テント内を涼しくできます。

夏のキャンプは、さまざまなアクティビティを楽しめる反面、熱中症のリスクも高いです。快適に過ごせるように、万全の準備を済ませておきましょう。

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