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baseball2019.02.06

田中広輔(広島東洋カープ)に聞く、「1番・遊撃手」としての攻守を支える“ギア”へのこだわり

2018年に球団史上初となるリーグ3連覇を果たし、新たな黄金時代を迎えている広島東洋カープ。他球団からのマークが年々厳しくなる中でも、2位のチームと圧倒的なゲーム差をつけてセ・リーグのチャンピオンフラッグを勝ち取った。
 
そんなチームの攻撃を牽引するリードオフマンである田中広輔は、3年連続のフルイニング出場を果たし、自身初のゴールデングラブ賞を獲得。不振から定位置の1番から外されることもあったが、安定した守備や躍動感のある走塁で幾度となくチームの勝利に貢献した。
 
今回は、田中の守備や盗塁で重視しているポイントや、愛用しているアシックスのギアのこだわり、そして2019シーズンの目標を伺った。

――2018シーズンはお疲れ様でした。
 
田中:はい、ありがとうございます。
 
――セ・リーグ3連覇をご経験されて、率直なお気持ちを聞かせてください。
 
田中:やっぱり嬉しかったですね。優勝というのは何回経験しても、嬉しい気持ちは変わらないです。
 
――シーズンを通して、ご自身の成績としてはどう評価されていますか?
 
田中:個人の成績に関しては数字を見ても分かるように、あまり満足はしていません。ただ、自分の仕事というか、数字に出ない部分はしっかりと全うできたかなと思っています。
 
――田中選手は主に1番打者としてご活躍されました。この「1番・遊撃手」にはこだわりを持たれているかと思いますが、1番打者として重視していることはなんですか?
 
田中:数字の面で言うと、やはり出塁率と得点。この2つの数字は意識しながらはやっています。数字に残らない面で言うと、試合で1番最初に打席に立つバッターなので、いかにチームに勢いを与えられるような打撃をするか、という部分は意識しながらやっていますね。
 
――2017シーズンには初の盗塁王(35盗塁)を獲得されて、2018シーズンも32盗塁を記録されていますが、盗塁で重視していることは何ですか?
 
田中:やはり盗塁で1番重要なのはスタート。このスタートがうまく切れるかどうかで成功率は変わってくるので、まずはスタートを意識しながらやっています。
 
――なるほど。その盗塁の際にはスパイクも重要だと思いますが、愛用されているアシックスのスパイクのこだわりを教えていただけますか?

田中:僕は軽さには1番こだわっています。それと、アシックスさんにいつも足型を取ってもらっているので、自分の足にすごくフィットしているんですね。なので、どんな動きにも対応してくれる部分は本当に素晴らしいなと感じています。

田中:あとは、このスパイクは薄いので耐久性はそんなに強くはないんですけど、その代わり軽いですし、地面を噛む感覚が良いのでとても満足しています。
 
――その軽さや地面を噛むグリップ力の高さが、あの素晴らしいスタートを支えているわけですね。では守備についてお聞きしますが、2018シーズンは初のゴールデングラブ賞を獲得されました。受賞した際のお気持ちをお聞かせいただけますか?
 
田中:このプロ野球の世界に入って1番取りたかった賞なので、すごく嬉しいですね。
 
――守備で重視されているポイントは何でしょう?
 
田中:これは走塁・盗塁と同じなのですが、捕球に動く際の「一歩目の反応」は大事なので、そこは特に意識しています。
 
――では、守備の面ではグラブも重要だと思うのですが、使用されているアシックスのグラブのこだわりを教えてください。

田中:グラブをはめた感じのフィット感と、革の薄さ・硬さはすごく気にしているので、そういう部分はいつもアシックスさんと意見交換をしながら良いものを作ってもらっています。
 
――ちなみに、デザインに関してこだわりはありますか?​

田中:僕はシンプルなデザインが好きなので、黒を使うことが多いですね。
 
――それでは、バットについてこだわりがあれば教えてください。​

田中:僕はグリップ部分の手触りがザラザラした感覚が好きなので、そのバットの質感に関しては毎回お願いして作ってもらっていますね。基本的にはそういう形のバットをずっと使っています。
 
――重さに関してはいかがですか?​

田中:僕はあまり重さは気にしないのですが、だいたい890~910gのバットを使っています。
 
――それぐらいが振りやすい重さだと。
 
田中:そうですね。
 
――ありがとうございます。では、田中選手が野球をやるうえで大切にされていることがあれば教えてください。
 
田中:何事にも準備は怠らないようにしています。というのも、アマチュア時代に野球で怪我をしたことがあって。その時は準備を怠ったわけではないんですけど、やはりもう少し意識的に準備を行った方がいいなと感じたんです。なので、それからは準備やトレーニングは細かい部分もしっかり意識して行うようになりましたね。
 
――そのトレーニングで重要視されているところって何かありますか?
 
田中:オフシーズンはウエイトをしたりとか、体を強くするためにもう1度鍛え直しています。シーズン中はどうしても筋肉が落ちてくるので、シーズンを通して体力・筋力を維持するために、オフもトレーニングは続けていますね。
 
――なるほど。食事面で気を使っている部分はあります?
 
田中:栄養に関しては、僕は食材から摂りたいタイプなので、サプリメントは飲まずに食材から摂取することを意識しています。それに食事は妻が栄養面を考えながら作ってくれるので、本当に感謝しています。
 
――それはとても心強い味方ですね。では、プロテインもあまり飲まないのですか?
 
田中:プロテインは夏場に少し飲む時はあります。基本的にはしっかり食べるようにはしていますが、体力が奪われる夏場だと食事だけではどうしても補えない部分が出てくるので、そういった時にちょっと飲む感じで。
 
――ありがとうございます。2019シーズンはセ・リーグ4連覇がかかる年になりますが、まずはチームとしての目標をお聞かせください。

田中:やはりチームの目標は4連覇と日本一。もうそれしかありません。
 
――オフにはカープの主力であった丸佳浩選手がジャイアンツにFA移籍されたり、いろんな意味でチームも変わっていく年だと思うのですが、そのあたりはどうお考えですか?
 
田中:まぁそれもプロ野球界ではよくある話ですし、カープというチームはそういった中で若い選手がどんどん出てきているチームなので、そこは「丸が抜けたから弱くなった」と言われないように、僕自身も頑張っていきたいなと思っています。
 
――ありがとうございます。ジャイアンツには田中さんの弟である田中俊太選手が入団されましたが、1年間同じプロ野球の世界でプレーして、お兄さんとしてはどのようなお気持ちでしたか?
 
田中:正直、はじめは心配な部分もありました。ですが弟はプロ野球選手としてしっかりプレーしていましたし、1軍の試合にもたくさん出ていたので、途中からは関心というか、ただただ「すごいな」という思いで見ていましたね。
 
――では最後に、個人としての目標もお聞かせください。
 
田中:やはり全てにおいてキャリアハイの成績を残したいですね。あとはゴールデングラブ賞を2年連続で取れるように頑張りたいです。

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