ラーズ・ヌートバー選手、Alpen TOKYOでのトークショーが大盛況！新宿が“たっちゃんフィーバー”で熱狂！

新宿のビル群が立ち並ぶ中心地、「Alpen TOKYO」。この日、その場所は特別な熱気で溢れていた。その理由は、セントルイス・カージナルスのラーズ・ヌートバー選手のトークショーの開催。WBCでペッパーミルのポーズで名を馳せた彼の登場に、多くのファンが熱狂しました。

開始時刻を迎えてもヌートバー選手の姿はなく、会場内は微かながらも緊張感が漂っていました。姿がないその原因は交通渋滞。約30分遅れで会場に到着したヌートバー選手は、息を切らせながら「交通渋滞で遅れてしまい、申し訳ございません」と謝罪をし、トークショーをスタートさせました。

その一言にファンからは温かい拍手と声援が送られ、会場は一気に和やかな雰囲気となりました。ヌートバー選手は「WBC以来の日本訪問。皆さんと再びこうして交流できること、本当に嬉しいです」と感謝の気持ちを伝えました。

トークショーではファンからの質問カードが用意され、選ばれた質問にヌートバー選手が丁寧に答えるという形式で、ファンとの距離が一気に縮まる場面が続出しました。

WBCに関する質問に対して、ヌートバー選手は「チームジャパンに選ばれて、素晴らしい経験をさせてもらった。日本に来るときには『どうなるのだろう』という思いもあった。実際に来てみて、スタッフや選手、ファンの皆さんから温かく迎えられて、本当にいい時間だった」と、ファンへの感謝の気持ちを強調しました。また「セントルイス（カージナルスの本拠地）のファンも情熱的だが、東京ドームでの歓声の大きさには驚いた」とも語たりました。

「日本の料理でお気に入りの食は？」との質問に、「焼き肉は特にお気に入りですね。もちろん、お寿司、餃子、ラーメンも楽しんで食べました。日本の料理全体がとても美味しい！」と彼は明るく答えました。 さらに、「お母さん（久美子さん）の得意料理は？」との質問には、「母の餃子やしゃぶしゃぶは最高です。彼女の料理の腕前は本当に素晴らしい」と賞賛。 

ただ、続けて「もし他の料理を選んだら、『私のこの料理はどうだったの？』と母に怒られるかもしれませんね」と笑顔で冗談を言った。

セントルイス・カージナルスの強さや、ワールドシリーズへの思いについても触れ、「もちろんレンジャーズとの対戦を夢見ていた。でも、今は日本でのトークショーを楽しんでいる」とコメント。守備に関する質問には、「シチュエーションを理解すること。また、投手が投げた瞬間に、左右どちらにも動ける態勢を取ることを意識している」と、プロとしての考えを明かしました。

「道具に対するこだわりや調整について教えてください」との質問に対し、「特にグラブは非常に重要です。ポケット部分を調整することで、ボールがしっかりとキャッチできるように工夫しています。ボールが滑りにくい形状にすることが目標です。スパイクについても、歯の角度を微調整して、最適な状態に仕上げたい」とのこだわりを語った。

また、カタカナでの自分の名前の書き方についての質問には、「今は書けないけれど、次に会う時までには書けるようにします」と、前向きな回答をしました。

滞在に関する質問では、「2週間の滞在で、スケジュールはパッツパツ」と、忙しい日々を過ごしていることを明かしました。また、「1人だけ他の選手になるなら？」という質問には、「ショーヘイオオタニ選手！100マイルの球を投げられて、あれだけのホームランを打てるのは本当に凄いことです」と即答し、彼の実力を称賛しました。

イベント後半では、プレゼントコーナーが開催され、ヌートバー選手が10枚のカードを引き、特別なプレゼントがファンにプレゼントされました。そして、イベントのハイライトとして、ヌートバー選手とのツーショット撮影タイムが行われ、多くのファンが彼との貴重な一枚を手にしました。

この日のトークショーは、ヌートバー選手とファンとの距離が一気に縮まる、温かくも熱い時間となりました。日本語で「アリガトウ、アリガトウ」と感謝の言葉を述べ、集まったファンからは大歓声が上がりました。

イベントの締めくくりとして、ヌートバー選手からの感謝の言葉が述べられました。

「皆さんと直接触れ合うことで、自然と笑顔になります。今日のように質問を受けたり、写真を撮ったりする時間は、私にとって非常に貴重で楽しいものでした。皆さんが同じように楽しんでくれていたら、それが最高の喜びです。選手としての活動の中で、こんな素晴らしい場を持てることは、本当にありがたいことです。将来、再び皆さんとの交流の機会があればと心から願っています。本日は、心から感謝申し上げます。」

この日、新宿はまさに“たっちゃんフィーバー”に包まれた。ヌートバー選手の日本でのトークショーは、ファンにとっても彼にとっても、忘れられない一日となったことでしょう。