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other2025.03.17

宮崎早織が語る!結婚、挑戦、そしてJORDAN HEIR|Alpen TOKYOトークイベント(後編)

前編ではイベントについてお伝えしましたが、後編ではアルペングループマガジンによる宮崎早織選手の独占インタビューの模様をお伝えします。

前編はこちら


■宮崎早織選手インタビュー「挑戦とは、新たな自分を見つけること」

――本日のイベントお疲れさまでした。まずは感想をお聞かせください。

シーズンを通して、今日のようにファンのみなさんと交流できる機会はほとんどないので、すごく新鮮な気持ちでした。子供から大人までたくさんの方と直接関われるのはすごく嬉しかったです。


――JODAN HEIRを履いたときの率直な感想はいかがでしたか。

デザインが本当にとても可愛いと思いました。履き心地もよくて、動きやすさもあっていいバッシュだなという印象でした。白ベースが好きな人も多いと思うので新鮮な感じがします。ジョーダンシリーズやナイキのバッシュは、白がメインってあまり出ないので貴重ですね。


――現在履いている『TATUM 2』のこだわりや好きなポイントがあれば教えてください。

私はスピードを活かすプレースタイルなので、切り替えのときにしっかり止まれる硬いバッシュが合っています。柔らかいバッシュだと、ターンやストップの際に足がぐねっとなりやすいため、硬めの方が安心ですね。形もすっきりしているので、足がキレイに見えるところも個人的に好きなポイントの1つです。


――学生時代のバッシュに関する思い出やエピソードはありますか?

学生時代は真っ白なバッシュじゃないとダメだったり、ナイキやジョーダンは禁止だったりと暗黙のルールがあったんです。でも、こんなに可愛くて履きやすいバッシュがあるのに履かないのはもったいないと思うので、若い子たちには、ぜひデザインからバスケットを楽しんでもらえたら嬉しいなって思います。実際に私も、引退後に履いてみて『こっちの方が履きやすいじゃん』って感じました。正直、もっと早く出会いたかったです。


――プロ入団から7年ほど下積みで苦しい時期があったと思いますが、試合に出られないときはどのようにモチベーションを維持されていたのでしょうか。

バスケットから離れることがモチベーション維持につながっていたと思います。練習や自主練はしっかりやりつつ、休みの日はなるべく体育館に行かないようにしていました。ただ、今振り返っても、「必要な下積み時代だったね」って伝えたいです。プロに入るまで悩んだり、困難に立ち向かったりすることがほとんどなかったので、本当に大事な下積み時代だったなと感じています。


――プロ入団後、初めて壁にぶつかったときはどのような気持ちでしたか?

何も出来なかった自分が、ただ悲しかったです。こんなにできないことがあるのかと痛感しました。自分を責めるというより、『自分の存在意義とは?』そんなことをよく考えていましたね。学生時代はずっとトップでやらせてもらっていて、他の人にできて自分にできないことはなかったです。けれど、プロの厳しさを思い知らされた気持ちでした。


――そんな下積み時代に何を学びましたか。

一番はやり続けること。努力し続けることが大切だと学びました。それと、どれだけ仲間に寄り添えるかということも大事だと気づきましたね。自分だけ良ければいいと思っている選手はたくさんいると思います。でも、私はバスケが上手いだけでなく、多くの人に応援してもらえる魅力ある人間でいたいと思うようになりました。最初は、自分の活躍が一番嬉しかったのですが、経験を積むうちに、みんなが活躍して勝つことがこんなにも嬉しいことなんだと実感するようになり変わっていきましたね。


――約20年バスケを続けてきて、一生忘れられない試合はどの試合ですか?

パリ五輪をかけて行われた最終予選(OQT)ですね。一生忘れられないくらい緊張して、一睡もできないくらい寝不足でした。しかも、自分がメインで試合に出ることで責任も伴います。初めてその重圧から逃れたいと思った試合だったので、一生忘れられないでしょうね。アドレナリンで心臓がバクバクしていましたが、次の日はぐっすり眠れました。


――宮崎選手はバスケを通じて多くの経験を積んできました。それに加え、芸能事務所『GATE』との契約だったり、書籍の出版だったり、新たな挑戦をされています。宮崎選手にとって『挑戦』とは何でしょうか。

新たな自分を見つけることですね。新しいことに挑戦し続けることで、知らない自分に出会える。それが楽しいので、いろんなことに挑戦し続けたいです。これからは、メディアになるべく多く出て、女子バスケットボールの魅力を広げていきたいです。テレビ以外でも、クリニックやイベントなど、チャンスがあればいろんなことに挑戦していきたいです。


――今日もたくさんの子供たちが来ていました。今、バスケを頑張っている学生や子供たちにメッセージをいただけますか。

バスケをしている学生たちには、無理はしないでほしいなと伝えたいです。学生たちは、勉強をしながらバスケもしているので、本当に体への負担が大きいと思います。どこか痛かったり、怪我をしたりしている選手たちが、無理してやっちゃうって聞きます。私が学生のときもそうでした。でも、バスケって本当に人生の一部なので、バスケが終わった後の人生のほうが長いっていうのは知ってほしいです。バスケを通じて楽しいことを見つけたり、いろんな人に出会ったりしてもらいたいと思います。まず一番は体を大事にしてほしいですね。

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