サッカーボールの選び方とは? 購入する前にチェックするポイント
サッカーを始めるにあたり、必須アイテムの一つとなるサッカーボール。試合だけでなく、自己練習でも必要となるものなので、サッカーをするのであれば一つは持っておくべきでしょう。
しかし、サッカーボールとひとことでいっても、サッカーボール売り場には多くのボールが並んでいます。質感やサイズでさまざまな種類がありますが、年齢によって使用するべき大きさは違いますし、メーカーや素材ごとに特徴が大きく異なります。そのため、色々なボールを比較して自分に合ったものを探し出す必要があります。
ここでは、サッカーボールの選び方のポイントをご紹介します。
【目次】
■サッカーボールには「検定球」が2種類
サッカーボールには、各サッカー協会やサッカー連盟が定める規格をクリアしたボールであるか否かということがわかりやすいよう、検定マークがついています。
JFA=日本サッカー協会の検定マークと、FIFA=国際サッカー連盟の検定マークがあり、検定マークがついたボールは品質の保証と信頼がある証拠です。
公式試合では、検定球を使用することが定められているので、購入する際に検定球であることを確認しましょう。
その他、「レプリカ」というものも売られていますが、これは認定球のレプリカでありデザインが公式使用球と同じでも素材が大きく異なりますので、鑑賞用と考えてください。
実際のプレーに使用するのは避けましょう。
-JFA認定球
日本国内で行われる試合においては、JFA(日本サッカー協会)の検定球を使用することが義務付けられています。もちろん少年サッカーの場合であっても、試合球もJFA認定球を使用しなければなりません。
試合で使用するボールに慣れることが一番なので、練習においてもJFA認定球を使用すると良いでしょう。
-FIFA認定球
FIFA(国際サッカー連盟)の認定球には、「FIFA Quality PRO」と「FIFA Quality」という2つの種類があります。JFA認定球よりも厳しい国際基準となるボールであり、厳しい基準に合格したものが「FIFA Quality」、さらに世界最高基準で厳しいテストを合格したものが「FIFA Quality PRO」です。
世界最大の国際大会ワールドカップや、FIFA主催の公式試合で使用することが義務付けられている公式試合球です。
■年齢に合わせてサイズを決める
サッカーボールは、サイズ展開が1号から5号までの5サイズが用意されています。
1, 2号は観賞用やサインボール用、リフティングの練習用として用いられます。部屋に飾ったり、プロの選手にサインを入れてもらったりすることを目的として購入する方が多いです。
競技のボールとして使用するのは、3, 4, 5号球です。
3号球はキッズ、4号球は小学生、5号球は中学生以上で使用されていますので、年齢に合わせてボールを選ぶ必要があります。
-3号はキッズ向け
幼稚園児から小学生低学年までが対象のボールで、競技として使用されるボールの中では一番小さなサイズです。
サイズが小さいため、ボールの重量も軽く小さな子どもでも扱いやすいボールです。
【おすすめ商品】
・ ナイキ リアクト (SC2736 410) 3号球 ジュニア(キッズ・子供) サッカー 練習球
・ ナイキ PL ストライク 3号球 (SC3311 101) サッカー 練習球
・ モルテン ヴァンタッジオフットサル3000 3号球 (F8V3000) フットサル 試合球
-4号はジュニア向け
4号球は小学生の試合や大会で使用されるボールです。
少年サッカーのクラブや少年団でサッカーをするという場合は、4号球を購入するのが良いでしょう。
サッカーボールのサイズは年齢や体格を考えられて大きさが定められています。大きくなったら5号球になるからと、小さなうちから5号球を使用すると怪我に繋がることもあるので注意が必要です。小学生のうちは4号球を正しく使用しましょう。
【おすすめ商品】
・ モルテン ペレーダ3000 4号球 (F4P3000-WG) ジュニア(キッズ・子供) サッカー 試合球
・ プーマ プーマ ワン クローム ボール J 4号 (082872) ジュニア(キッズ・子供) サッカー 試合球
・ モルテン ペレーダ4000 4号球 (F4P4000) ジュニア(キッズ・子供) サッカー 試合球
-5号は中学生以上向け
プロサッカーも含め、中学生以上は5号球を使用します。
中学生以上が使用するボールとしては最も多く使用されているサイズなので、一般的なサッカーボールといえば5号球といえるでしょう。
中学生になって部活動に入る、クラブチームに所属するという場合には5号球を購入しましょう。
小学生の頃からサッカーをやっていて4号球は持っているという方も、お手持ちのボールを5号球にサイズアップすることをおすすめします。
【おすすめ商品】
・ アディダス テルスター18 グライダー 5号球 2018ワールドカップ 青色
・ プーマ フューチャー フラッシュ ボール SC (083075) 5号球 サッカー 試合球
■サッカーボールを選ぶポイント
サイズのほかにも、サッカーボールには多種多様な素材のものが販売されているので、自分に合ったものを選びましょう。
目的や用途によって適切な素材や質感は異なるので、選ぶポイントをご紹介します。
-素材が異なる「土用」と「芝用」
Jリーグが開幕して以来、日本国内には芝グラウンドが多くつくられていますが、土グラウンドも多く存在しています。
試合は芝グラウンドで行うことが多くても、練習は学校の土グラウンドということもあるので、ボールをどこで使用するかということを考えて素材を選択する必要があります。
芝用のボールの素材はラテックスチューブ(天然ゴム)が使用されています。
伸縮性に優れており、跳ねやすく作られているため柔らかい芝の上で使用することに適しています。逆に土のグラウンドで跳ねやすいボールを使用すると、土のグランドは固いので跳ねすぎてしまうので注意しましょう。
土用のボールの素材はブチルゴムやブチルチューブといった合成ゴムが使用されています。
衝撃に強く、固い土のグラウンドでもすぐに傷むことはなく衝撃を吸収し、跳ねすぎることもありません。芝グラウンドで使用すると、柔らかい芝に吸収され全然跳ねないなと感じることでしょう。
土グラウンドで使用するか、芝グラウンドで使用するかを考え、選択することが大切です。
【おすすめ商品】
・ モルテン ペレーダ3000 4号球 (F4P3000-O) ジュニア(キッズ・子供) サッカー 試合球
・ adidas(アディダス) フットサルボール (ASF463B)
-空気の抜けにくさ
サッカーボールの空気圧には、目安が定められています。試合で使用する試合球の空気圧の目安があるので、それに合わせて練習用のボールの空気圧も調整することをおすすめします。ボールは空気圧が違うと、重さの感覚や蹴る強さの感覚に違いが生まれてしまうので、注意しましょう。
芝用のラテックスチューブ素材のボールは、空気が抜けやすいとされているため頻繁に空気圧のチェックが必要です。
土用のブチルゴムやブチルチューブ素材のボールは、空気圧を長い間一定に保つことができ、空気が抜けにくいのが特徴です。
チームやクラブにボール空気圧を計る測定器があるか確認し、自分のボールの空気圧を計る習慣を付けましょう。
【おすすめ商品】
・ モルテン ジュニア(キッズ・子供) サッカー 4号 試合球 ペレーダ3000 (F4P3000-WR)
・ プーマ プーマ ワン クローム ボール J 4号 (082872) ジュニア(キッズ・子供) サッカー 試合球
-耐久性がある
サッカーボールは日々使用するものなので、日々の強い衝撃からできるだけの劣化を防ぐボールを選ぶことが大切です。思い切り蹴られる動作を繰り返すものですから、耐久性は気にしたいポイントの一つといえます。
一般的に、耐久性が強いのは手縫い製法のものです。機械で仕上げたものではなく、手縫いで作られているボールを選択することで、より長く使用することができるでしょう。
【おすすめ商品】
・ アディダス テルスター18 グライダー 5号球 2018ワールドカップ 赤色 (AF5304)
・ モルテン サッカー 5号 試合球 ペレーダ3000 (F5P3000-WG)
そして、使用されている革にも注目してください。
表皮にサッカー専用の人口皮革を使用しているものを選ぶことで、劣化によるはがれが起きにくいとされています。
その他、サッカーは雨の中でも行われるスポーツですので、水を含んでも重くなりづらい吸水性を抑えたボールが良いでしょう。ボールが痛みづらいですし、脚への負担も少なくなります。
【おすすめ商品】
・ アディダス adidas ジュニア フットサル 練習球 タンゴ フットサル 3ゴウ
・ プーマ PUMA サッカー 試合球 E) 365 ハイブリッド ボール SC 083095
■まとめ
サッカーボールを選ぶときは、メーカーやデザインによって選択したくなる気持ちを抑え、適切なサイズと機能性を重視しながら選びましょう。使用する場所や環境に合わせ、蹴り心地の良いものや自分の足に合うサッカーボールを見つけ出すことが大切です。
サッカーボールは長く使用するアイテムだからこそ、じっくり比較検討し、適切なボールを見極めましょう。
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