フリーワード検索

football2019.12.05

鈴木優磨(シント=トロイデンVV)がプロサッカー選手として考えていること「自分がゴールを決めて試合に勝つことができれば最高」

鹿島アントラーズからベルギー1部リーグのシント=トロイデンVVに移籍をした鈴木優磨選手(23歳)。強靭なフィジカルと高い得点能力を武器にベルギーでも活躍する鈴木選手に、現地ベルギーでインタビューに応じていただいた。


――鈴木選手、サッカーを始めたきっかけは何でしたか?

鈴木:小学生の時に、鹿島のスクールでサッカーを始めました。家から遠かったんですが、親が送り迎えをしてくれたので通うことができました。その頃は練習をしているという感覚はあまりなく、とにかく楽しいから常にボールを触っていましたよね。

中学生の頃から「鹿島でプロ選手になりたい」と思って、さらに練習を頑張るようになりました。



――プロサッカー選手になるために必要なことは何だと思いますか?

鈴木:質の高い練習を沢山やることが大事かなと思いますね。これまで地道にしっかりと練習に取り組んできたからこそ、僕はプロになることができました。才能というものを誰でもある程度は持っていると思うので、そこから抜け出すためにはやっぱり努力が必要なのかなと思いますね。また、指導者の方の厳しい指導によって、ハングリー精神などのメンタルを鍛えることができたので、凄く感謝をしています。

僕は鹿島というある意味で小さな枠の中で競争をしてきました。プロに上がる選手はユースの選手の中だけから選ばれるわけではなく、他のチームに自分よりも優れた高校生や大学生がいれば、その人達がプロになってしまいますからね。

「日本全国に自分よりも良い選手が沢山いる」と思うことによってモチベーションが上がりましたし、謙虚な姿勢で努力をしたのでプロになれたと思っています。

――ベルギーリーグの特徴を教えてください。

鈴木:Jリーグだとコンパクトな状態でボールを丁寧に回しますが、ベルギーでは可能性が低くてもゴールに向かうことを優先するシーンが多いですね。そこに大きな違いを感じています。

攻撃に関してはダイナミックで前に前にというサッカーをするので、僕もゴールに直結するような動きが多いと思います。

――現在、何を課題にプレーしていますか?

鈴木:まず、Jリーグとサッカーのやり方も違いますからね。僕自身Jの最後の方でなかなか試合に出ていなかったので、ベルギーのサッカーに慣れながら試合勘を戻していって、得点を量産することを意識しています。

それと、ゴールやアシストで結果を出すと、僕を見る目と選手同士の信頼感も変わりますし、「やはり結果が必要な世界なんだな」と改めて感じています。

――鈴木選手の強靭な肉体が1つの武器となりますが、体づくりにも励んできましたか?

鈴木:1年目はサッカーの練習と平行して筋トレも相当やっていました。でも、練習時間で言ったら、シント=トロイデンVVの方が鹿島よりも長くてきついので、色々な意味で初めての経験ばかりです。

(C)STVV

――サッカーを通じて、どのような時に喜びを感じますか?

鈴木:僕はFWなのでゴールを決めた時に喜びを感じますし、自分がゴールを決めて試合に勝つことができれば最高ですよね。


――スパイクを選ぶ際に何にこだわっていますか?

鈴木:履きやすさを大切に考えています。アッパー部分の側面が天然革の場合、動くと伸びて広がってしまうんですよね。それが嫌なので、形が変わらない人工皮革のものを履いています。

プーマのスパイクはフィット感を常に保つことができるスパイクなので良いですよね。それと、基本的に取り換え式は履かないですし、ポイントは丸型にしています。



――今後の目標を教えてください。

鈴木:試合に出続けて得点を量産したいですよね。ここで活躍をして、もっともっとレベルの高いチームでプレーしたいので、しっかりと結果を残していきたいです。

――鈴木選手のファンにメッセージをお願いします。

鈴木:今まで以上に厳しい目で見られていると思いますが、きちんと結果を出すために一から頑張りますので、応援を宜しくお願いします。

SEARCH フリーワード検索