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football2022.09.16

世界初となる、イニエスタのフットボールブランド『Capitten』を発表。「パーフェクトです」と語る理想的なスパイクが完成した。

世界最高のサッカー選手の一人であるアンドレス・イニエスタ選手が、日本初の「フットウェアクリエイター」である井上晋平氏とともに、世界初となる自身のフットボールブラ ンド『Capitten』を立ち上げた。サッカーシューズを中心として、様々なアパレルを展開するブランドの発表会が国立競技場にて行われた。


当日は勝村政信さんと榎戸教子さん をMCとして迎え、イニエスタ選手本人が登壇。

オープニングVTRとして、イニエスタ選手がスポーツや人生において大切にしていることを語るショートストーリーが流れ、発表会がスタート。


スパイクを手にしたイニエスタ選手がステージに上がり、ステージは大きな拍手に包まれた。イニエスタ選手は「こんにちは、皆さん」と日本語で挨拶。

発表の場に国立競技場を選んだ理由について、同会場のこけら落としとして行われた天皇杯に言及しながら「私にとって意味がある、とても特別な場所だからです。幸せや喜び、いろいろな感情が湧き上がってきています。私が思い入れを持って作ったものをこの場所で発表できることをとてもうれしく思います」と語り、日本に来て初めてタイトルを獲った思い出深い場所で、新たなスタートを切る喜びをあらわにした。


■「Capitten(キャピテン)」に込められた日本との縁

ブランド名「Capitten(キャピテン)」を発表した。名前に込められた想いを聞かれると、「サッカー選手としての全てのキャリア、一人の人間としての人生で学んだこと、サッカーというものが持つ価値、ハードワークとその中の野望、全てを込めてつけた名前です。」とコメント。

さらに、「en」は「日本に来たこと、チームの中でみんなと一緒にプレイすることの縁」として、 日本語の「御縁」からとられている。


続いて、イニエスタ選手や「Capitten」創設メンバー、高橋浩二さん、倉本大樹さん、そしてフットウェアクリエイターの井上晋平さんが登壇した。

ブランド立ち上げから発表までを振り返り、「本当に大変な仕事でした。創設メンバーみんなが力を合わせてここまで来られました。これで完成ではなく、これからもこのブランドが長く愛されていくように進化を続けて研究を重ねていきたい」と意欲を語りました。


日本初の「フットウェアクリエイター」井上晋平さんは、ブランドで注目してほしい部分として「どのくらい履き心地がいいか、皆さんの期待している要素があるか。とにかく履いてみてもらうと素晴らしさがわかります」とコメント。

プロサッカー選手がスパイクをゼロから作り上げるのは世界初”である。


イニエスタ選手は、スパイクを作ろうと思った理由を「サッカー選手として、色々な道具を使う中で一番大切にしているものがスパイク」であると述べ、サッカー選手を辞めた後もブランドが残り続けることがサッカーとの繋がりになると考えたと明かした。

「イニエスタ選手にとってスパイクとは?」という質問に「仕事で使う中で最も重要なもの。非常に愛情を持って 使い込んでいる道具」と答え、「お披露目までのスパイク制作にどれほど情熱を注いだか、明日からそれを使ってサッカーに精進していきたい」と意気込みを語ってくれた。


スパイクを選ぶ時のこだわりとして「皮や底のマテリアル、 履いた時の履き心地、自分の足を包み込んでくれること」を挙げ、「Capitten」のスパイクについても「履いて使っているうちにもっと使いやすくなるものを目指しました」と話し、スパイクの出来を聞かれると「パーフェクトです」と満足気な笑顔を見せてくれた。


■888足限定!イニエスタ選手直筆サイン入りスパイク発売

イニエスタ選手の背番号8と、日本のラッキーナンバーにちなんだ888足限定でイニエスタ選手の直筆サイン入りスパイクが発売されることが発表されると、その場で特別BOXが開封され、サインを入れました。


順次フラッグシップモデルやジュニアモデルなどの販売も行う。

Capittenの一部商品はスポーツデポ・アルペンの一部店舗とAlpen TOKYOでも販売する。

収益の一部が自身のサッカースクールの生徒の奨学金に当てられることについてイニエスタ選手は「本当に素晴らしい イニシアチブだと思っています。女の子も男の子もこれからサッカーを習ってどんどん成長していくわけですよね。子どもたちの将来に私たちが少しでも関われるとしたら、素晴らしいことです」と語った。 


最後に、「どうぞ皆さんもっとサッカーを楽しんでください。私も自分の全てを出せるようにこれからも精進してまいります。このスパイクを使ってコンディションを整え、よりよいプレイを見せられるようにがんばります」と決意を口にし、発表会を締めくくった。

2018年にイニエスタ選手が日本に来日してJリーグでプレイして5シーズンが経とうとしている。世界を魅了したボールコントロール、ゲームメイク、パスワークなどを武器に日本のサッカーファンや次世代のサッカー選手に与えた影響は計り知れない。イニエスタ選手がヴィッセル神戸でプレイすることによって、ヨーロッパでの報道が増え、Jリーグとヨーロッパサッカーの距離が近くなったのは間違いないだろう。

そんなイニエスタ選手が日本で出会った職人らと共に開発した理想的なスパイク『Capitten』。プレイだけでなくスパイクという分野においても日本サッカーの底上げに力を貸してくれることに期待したい。


【Capitten】

https://store.alpen-group.jp/lp/contents1/3095

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