「TOUR B X」の“ねじれない弾道”にプロも驚いた!【今打てる発売前ギア!】Vol.1
新型コロナウイルスの影響で、ゴルフ界でも市場の縮小が懸念されるが、新商品は続々と発売されている。
なかでも今秋の注目商品の1つが、ブリヂストンから発売されるニュードライバー。
8月21日、ついに情報が解禁し、8月28日にゴルフ5では各店舗に試打クラブが入荷となる。早速、吉田洋一郎(ひろいちろう)プロに試打してもらうとともに、ゴルフ5大田店のクラフトマン市毛徹さんにその性能を解説してもらおう。
このニュードライバーはその名も「ツアーB X」。ツアーBシリーズの最新モデルで、「ツアーB XD-3」の後継モデルとなる。
ブリヂストンのニュードライバー「ツアーB X」。「フェースの向きがスクエアでクセがない。素直で構えやすい」と、吉田プロ
実際に打つ前に構えてみた吉田プロは、顔のよさに好印象を覚えたようだ。
「フェースがスクエアで変なクセがなく、とても素直で構えやすいですね。あえて言うなら『つかまりすぎない』印象で、思い切ってスイングできそうです」(吉田)
ニュートラルな顔だから、どんなゴルファーでも自分の持ち球がイメージしやすい
吉田プロが受けたこの顔の印象は、クラブのコンセプトにマッチしていると市毛さん。
「『ツアーBX』は、『ねじれない球』が打てるというのがコンセプトなんです。ですので、どんなゴルファーも自分の持ち球を素直にイメージできるスクエアでニュートラルな顔にこだわったんだと思います」(市毛)
実際に試打を始めてみて、最初はクラブを探るようにスイングしていた吉田プロだったが、どんどんヘッドスピードを上げて、300Y近い飛距離を連発し始めた。
「シャフトを見ると50g台のSなのでちょっと抑えてHS40m/sくらいで振っていたんですが、実際はかなりしっかりしていて、HS45m/sを超えても十分応えてくれます。これなら幅広いプレーヤーが使えそうですね」(吉田)
50g台のシャフトだが「かなりしっかりしていて、幅広い層のプレーヤーにマッチする」(吉田プロ)
球筋が「ねじれない」のも「ツアーBX」の大きな特徴だ。「ラインを出すようなイメージで、ターゲットを真っすぐ狙える」(吉田プロ)
出ている球も、たしかに曲がりがほとんどなく「ねじれない」直線的な弾道で飛んでいる。
「本当に球が『ねじれない』ですね。球も高すぎないのでラインを出すようなイメージでターゲットを真っすぐ狙えます。打感もしっかりしていて気持ちいい。これは向上心のあるゴルファーが好みそうなクラブですね」(吉田)
「この素直な弾道は、クラウンに採用した蜂の巣状の『ハニカムストリング』の効果でしょうね。インパクト時にクラウンがねじれず素直にたわむので、ボールに余計なサイドスピンが入らないんです。また、フェース裏側に内蔵された『サスペンションコア』の効果でフェースの高初速エリアが広いのも、球がねじれず気持ちいい打感で打てる理由の1つだと思います」(市毛)
クラウンに採用された新設計の「ハニカムストリング」。「インパクトの瞬間、クラウンのたわみが大きくなり、飛びのパワーが増大し、高初速・高打出しのねじれない弾道を生み出す」という
フェースの裏側に内蔵された「サスペンションコア」。高初速エリアを拡大している
「弾道のイメージがしやすく、イメージ通りの球が出るとても素直な性能のドライバーなので、かなり幅広いゴルファーが違和感なく使えるドライバーだと思います。ただ、どちらかと言うと打ち出し角が低めでバックスピンも多くないので、9.5度のSなら、ボールをアッパーめにとらえて自分で打ち出し角を作れる、HS43m/s以上くらいのゴルファーが使ったときに性能を最大に引き出せるかなという気はします」(吉田)
幅広いゴルファーが違和感なく使えるドライバーだが、打ち出し角は低めで、バックスピン量も多くはない。ロフト角やシャフトの硬さ選びには注意が必要だ
この「ツアーBX」は、すでに全国のゴルフ5に試打クラブが入荷済み。発売前に試打してその「ねじれない」弾道を体験してみよう!