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golf2021.01.06

新作ドライバー登場は今年もそろそろなのか!?気になるテーラーメイドとキャロウェイの2020年モデルを振り返る!

ドライバーの当たり年と評判だった2020年。とくにいまやドライバーの2強メーカーと言っても過言ではないテーラーメイドとキャロウェイが、数々のヒットモデルを世に送り出した1年でもありました。

振り返ってみると、テーラーメイドとキャロウェイが2020年モデルを最初に発売したのはともに2月7日でした。

テーラーメイドは4代続いた「Mシリーズ」から全面的にモデルチェンジし、新たに「SIMシリーズ」をスタートさせました。

2月7日に発売されたのは「SIM」と「SIM MAX」の2モデル。「SIM」はトウ・ヒール方向に動くスライドウェートを備えたコントロール性の高いモデルで、「M5」の後継モデルに当たります。「SIM MAX」は直進性の高い慣性モーメント大きめのモデルで、「M6」の後継に当たるドライバーでした。

ともに「イナーシャジェネレータ―」と名付けられたソールの張り出しを備え、それが空力を考慮しフェースに対して斜めに設置されているのが大きな特徴です。一方で、「スピードインジェクション」や「ツイストフェース」など、「Mシリーズ」で高い評価を得た機能は継続して搭載され、実績のある技術に新たなテクノロジーを上乗せするドライバーとなりました。



「SIM」(写真左)と「SIM MAX」(写真右)


キャロウェイも、ヒット商品だった「EPICシリーズ」「ROUGEシリーズ」を更に進化させた「MAVRIKシリーズ」を立ち上げ、「MAVRIK」「MAVRIKサブゼロ」を同時に発売しました。スタンダードモデルとなる「MAVRIK」と、低スピンで強い球の出るハードヒッター向けの「サブゼロ」という組み合わせは、「EPICシリーズ」と同じパターン。460㏄の「MAVRIK」に対して「サブゼロ」は450㏄とちょっと小ぶりでディープフェースなモデルとなっています。



「MAVRIK」(写真左)と「MAVRIK サブゼロ」(写真右)


「MAVRIKシリーズ」は、「EPIC FLASHシリーズ」で高い評価を得たAI設計の「フラッシュフェース」をさらに進化させた「フラッシュフェースSS20」を搭載しているのが最大の特徴。高初速エリアを拡大し、フェースの肉厚が各モデルに合わせた個別設計になっています。また、フェースの奥に2本の柱を立ててフェースのたわみを抑えエネルギーロスを抑えるという「ジェイルブレイクテクノロジー」を継続して採用しつつ、空力を考慮した「サイクロンヘッドシェイプ」を採用するなど、こちらも新旧の技術を組み合わせてきました。

この4モデルは発売前から話題を集め、予約が殺到する好評ぶり。やはりテーラーメイドとキャロウェイが、2020年のドライバー市場をけん引する形となりました。

2020年のこの2社のドライバー攻勢は、これにとどまりませんでした。

「MAVRIK」「サブゼロ」の発売からわずか2か月後の4月2日に、キャロウェイが「MAVRIK MAX」を発売します。「MAX」は「MAVRIK」よりもつかまりがよく球も上がりやすいモデルで、「MAVRIKは少し手ごわい」というスライサーにとって最適のドライバーです。「フラッシュフェースSS20」など機能面は「MAVRIK」を踏襲しつつ、シャローフェースでやさしく、ヒール寄りにウェートが配されていてよりスムーズにフェースがターンしやすい設計でした。

するとテーラーメイドも、5月22日に「SIM MAX-D」というニューモデルを追加します。

これは“ドロー”を意味する「D」を冠しているだけあって、「SIM」「SIM MAX」よりもつかまりがいいモデル。まるで「MAVRIK MAX」に対抗するかのようなラインアップで、こちらも「イナーシャジェネレータ―」などの機能は「SIMシリーズ」を踏襲し、ヒール寄りに「ドローバイアスウェイト」を配することでフェースを返りやすくしています。



「MAVRIK MAX」(写真左)と「SIM MAX-D」(写真右)


「MAVRIKシリーズ」はこれで終わりではありません。

7月17日には、同シリーズ4モデル目となる「MAVRIK MAX FAST」が発売されました。これは「MAX」よりも約17g(SR)軽い「MAVRIKシリーズ」最軽量モデルで、パワーのない人でもシャープに振り抜けて、「サイクロンヘッドシェイプ」の空力性能と相まってヘッドスピードアップが期待できるドライバーです。球のつかまりもよく、上がりやすい“やさしいMAVRIK”として、最後発モデルながら高い人気を博しました。



シリーズ最軽量モデルの「MAVRIK MAX FAST」


このようなニュードライバーラッシュだった2020年でしたが、「MAVRIK」「SIM」の発売から間もなく1年が経ちます。今年は新型コロナウイルスの影響で市場の混乱があったとはいえ、例年の流れから考えると、そろそろニューモデルが発表されてもおかしくありません。

今年は「SIM」「MAVRIK」のブランドを継続するのか、それともさらに新ブランドを立ち上げてくるのか興味深いところ。

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