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golf2022.06.17

【キャロウェイ ローグ STシリーズ】4モデルのドライバーを試打データで解析!あなたに合う1本はどれ?

今年2月に発売され、高い飛距離性能はもちろん、全体的な性能バランスのよさに高い評価が集まっており「アマチュアが飛ばすにはコレ!」と言われているキャロウェイの「ローグ ST」シリーズ。

ゴルフ5では発表直後から多数の試打クラブを用意し、お客さまに試打していただいてきた。その数なんと3万件。このビッグデータを分析し、「ローグ ST」シリーズの4モデルを比較することでそれぞれの違いを明らかにしていく。

「ローグ ST」シリーズは、スタンダードモデルとなる「ローグ ST MAX」(以下MAX)のほか、低スピンモデルでハードヒッターに人気の「ローグ ST MAX LS」(以下LS)、つかまりのいい「ローグ ST MAX D」(以下MAX D)、そして軽量モデルの「ローグ ST MAX FAST」(以下FAST)の4モデルがラインアップされている。試打結果から見えた特徴は、これと一致するのだろうか?

まずスタンダードモデルの「MAX」を見てみると、全ヘッドスピード領域で高いミート率を誇り、高い飛距離性能を持っていることがハッキリと見える。スピン量は全体的に少ないが、ヘッドスピード41~43m/s前後で抑えられているのが際立ち、この領域のゴルファーにとってはとくに高い飛距離性能が期待できるだろう。


グラフ縦軸:ミート率 、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


グラフ縦軸:バックスピン量(rpm)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


各データは4モデルのなかでまさに「ど真ん中」。際立った特徴がないが、クセがなくあらゆるゴルファーが扱いやすいモデルであることがわかる。弾道的には左右のバラツキが少なく、フックやスライスを補正する機能が強いわけではないが、直進性能が高く曲がらない真っすぐの球が打ちやすい。

評判通り非常にバランスがよく、ロフトとシャフト選びを間違わなければどんなプレーヤーでも扱いやすく飛ばせるドライバーといえるだろう。


グラフ横軸:0.0が目標方向でショットの左右ブレ (ヤード) 、グラフ内赤字:ヘッドスピード帯(m/s)


次に「LS」を見ると、ミート率の高さとバックスピン量の少なさが際立つ。

とくにヘッドスピードが43m/sを超えてもバックスピン量が抑えられているのは特徴的で、ハードヒッターにとっては高い飛ばしのポテンシャルを秘めたクラブだ。一方でヘッドスピードが40m/sを下回るとバックスピンが不足気味になり、キャリーが出にくくなるリスクがあるので、やはりある程度「振れる」人向けのクラブといえそうだ。


グラフ縦軸:バックスピン量(rpm)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


しかし過去モデルの「LS」と比べるとつかまり性能が高いのが特徴で、意外に右方向へのブレが少ない。その点からも、多少スライス傾向の人でもヘッドスピードさえ十分なら扱えるだろう。打ち出し角は低めなので、持ち球が高い人、ヘッドスピードが速い人ほどマッチしやすいドライバーだ。


グラフ横軸:0.0が目標方向でショットの左右ブレ (ヤード) 、グラフ内赤字:ヘッドスピード帯(m/s)


グラフ縦軸:打ち出し角度(°)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


「MAX D」は、球のつかまりのよさが4モデル中最高で、予想通りスライサーにとって恩恵の大きいクラブであることがわかる。

打ち出し角やバックスピン量は「MAX」よりも大きい傾向にあるので、球が上がりやすくつかまりやすいという点で、「MAX」よりもやさしいドライバーという見方ができるだろう。


グラフ横軸:0.0が目標方向でショットの左右ブレ (ヤード) 、グラフ内赤字:ヘッドスピード帯(m/s)


球が上がりすぎる人やフックに悩む人には向かないし、ヘッドスピードが43m/sを超えてくると弾道の効率が下がるが、特徴がハッキリしているだけにマッチする人にとっては結果を大きく改善できる可能性を秘めたドライバーで、まさにスライサー向けのモデルといい切れる。


グラフ縦軸:打ち出し角度(°)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


グラフ縦軸:バックスピン量(rpm)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


最後に軽量モデルの「FAST」だが、高打ち出し・高スピン傾向にあり、ヘッドスピードが40m/s未満の領域で効率が最大化しており、パワーのない人でも飛ばせるクラブといえる。


グラフ縦軸:打ち出し角度(°)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


グラフ縦軸:バックスピン量(rpm)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


重量的にはほかの3モデルとは別物と言っていいが、ヘッドの特性自体は「MAX」に近くニュートラルで扱いやすい。つかまり性能は「MAX」よりも若干高いが、基本的には「MAX」の軽量版というイメージだ。


グラフ横軸:0.0が目標方向でショットの左右ブレ (ヤード) 、グラフ内赤字:ヘッドスピード帯(m/s)


このデータではわかりにくいが、軽いぶんヘッドスピードが上がりやすい点も見逃せず、ヘッドスピードが遅い人ほどマッチしやすいドライバーなのは間違いない。ヘッドスピード40m/s未満ならここから試したい。


グラフ縦軸:ヘッドスピード1m/sあたりの飛距離(ヤード)、グラフ横軸:ヘッドスピード帯(m/s)


4モデルを通して見てみると、ヘッドスピードが43m/sを超えるハードヒッターなら「LS」が合いやすく、40m/s未満の非力な人なら「FAST」が合いやすい。一般的なヘッドスピード領域なら、スライサーは「MAX D」、それ以外の人は「MAX」が幅広くカバーする形になるだろう。

とはいえ「MAX」のバランスが非常にいいので、ロフトやシャフト次第ではほとんどの人が「MAX」でも過不足なくマッチする可能性は高い。

しかしこのデータはあくまでビッグデータに基づく参考値。ゴルフ5には高性能な計測器と腕利きのフィッターがいるので、実際に試打してマッチする1本を選んでもらおう。
 


<キャロウェイ ローグSTシリーズの詳細はこちら>

https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2022callaway/

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