セキ ユウティンプロがAlpen TOKYOトークショー&イベントに登場!「ファンの皆さんも、私と同じルコックスポルティフ ゴルフを着てくれたら嬉しい♡」
2022年9月のアルペングループ創業50周年記念大会 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメントでJLPGAツアー初優勝を飾ったセキ ユウティンプロが、ウェア契約を結ぶ「ルコックスポルティフ ゴルフ」のスペシャルトークイベントが「Alpen TOKYO」で行われた。
――2022年はセキプロにとって大きな変化があった年だと思います。シーズンを終えて今どのような心境でしょうか。
セキプロ ずっと調子が悪い時が続いて、でも自分を信じてよかったと思います。とくに前半は調子と成績がずっと上がらなくて、パターのイップスがあって……。イップスはたぶんプロにとって1番怖い状況で、トップ選手の誰にもそういう時期があると思います。でも諦めずにチームと一緒にその問題を乗り越えることができて、とてもよかったと思います。
――パターのイップスをどうやって乗り越えたんですか?
セキプロ メンタルのコーチから教えてもらった練習で克服しました。これは誰でも、どういう打ち方でも参考になる練習だと思います。
3つのポイントがあって、1つ目はリズム、2つ目が握力、そしてもう1つはバランス。この3つです。
リズムは、100%のリズムは1番速く、30%はこのぐらい(ゆっくりストローク)として、自分にはどのぐらいが合うかをよく探します。
握力も、パッティングをする時の握力が、10は1番タイト、3は軽い、5は真ん中として、この中から1番自分に合う握力を探します。
バランスは、例えば片足で立ってパッティングをして、新しい感覚を試す感じですね。
緊張する時も、練習で見つけた自分に1番合うリズムと握力にだけ集中したら、考えも脳もシンプルになります。結果は考えずに、自分の中の感覚だけに集中すると、自分の体が自動的に反応します。
――いろんなやり方を自分なりに試して、「このシーンにはこういうものが合う」と見つけるということですか。
セキプロ そうです。とくに、プレッシャーがある時はアドレナリンが高くなるので、その時は1番シンプルな打ち方がいいです。でも、多くの人はプレッシャーがある時は複雑に考えます。
――セキ ユウティンプロの優勝シーンを振り返りたいと思います。最終日は4打差の10位からのスタートで、13番で劇的なイーグルを獲って、ここで流れに 乗っていくのかなと思ったら、14番でボギー。そして15番ではOBを打ってしまってダブルボギーでしたが、そこから16番、17番の連続バーディで立て直しました。その時に意識したことはありますか。
セキプロ 実は1番助かったのは、その前の日にいろんな状況をイメージしたことです。私は優勝争いに入るのは日本ツアーの中ではまだ少なく、ゴルフ5レディスがたぶん3回目の優勝争いです。
最終日の前の夜は、明日の前半でたくさんバーディを獲って上位争いに入ることができたら、自分の気持ちはどうなるかなとイメージしました。そのとき、「必ず緊張して、ミスする確率も高い」と思ったので、もしミスしたらどういう気持ちでリカバーしたらいいかを1度、脳の中でイメージしたんです。
最終日の状況はイメージ通りで、順調に優勝争いとはいきませんでした。経験が少ないので、ミスやOBが出ることは普通のことだと思います。だから、ミスをすぐ受け入れ、次のショットに集中しました。
――そこからプレーオフに移って、プレーオフ2ホール目で5メートルのバーディパットを入れました。あのパットを見て、「パターうまいんだな」って思っていたんですけど、今聞いたらイップスという話でした。17番のバーディパット入れる時に、どういう工夫をされていたのですか。
セキプロ その時はとても緊張していました。けど、さっき言った通り、緊張感は実はアドレナリンです。アドリナリンが高い時は、リズムは80%ぐらいが1番合うので、それだけ集中して、自信を持って打ちました。たくさん練習して、自信を作っていたから入った感じですね。プレーオフの時は、握力は9ぐらいの感覚で、リズムは100%で打ちました。
――言うのは簡単ですけど、手が震えたりしたらパンチ入っちゃいますよね。普段からそれを想定したパッティング練習とかもしているんですか。
セキプロ そうです。最初は普通の状態の時に1番合うリズムを探して。その後は、優勝争いとかいろんな状況で緊張感が変わると、いつもと同じリズムで振ると合わない時もあります。だから、いろんな状況で1番合うポイントを探して、たくさん練習しました。
――最後に、2023年の抱負をお願いします。
セキプロ 今年はメジャー大会4つの中で1つ優勝したいです。あと、メルセデスランキング10位以内も目指して頑張りたいと思います。
トークショーに続いて、「ルコックスポルティフ ゴルフ」商品を税込合計15,000円以上購入した30名が参加できるジャンケン大会を実施。勝ち抜いた3名にはセキプロのサイン入りキャップが本人から手渡された。
さらに、7階ゴルフ用品フロアの試打コーナーに場所を移し、デモンストレーション。ドライビングディスタンスを20-21年の224.83ヤードから昨年は245.26ヤードに大幅アップさせた秘密を明らかにした。
――実際にどうスイングを変えたんですか。
セキプロ 体重移動です。自分の体重を使って打つ形です。スイングを変更する前は、たくさんのアマチュアの方と同じ問題で、体重をうまく使えずにバックスイングで軸が左に倒れ、重心は左足に残っていたんです。そうなると必ず、ダウンでは体が右に倒れる。だから、自分の体重の力を全然使うことができませんでした。
体重移動は、右から左に移る体の力を使うことです。例えば、普通の小さい車がぶつける時と、大きなトラックがぶつかった時では力は全然違います。同じように、自分の体重の一部ではなく、全体重を使った打ち方です。そのためには、1つ目は軸の正しい位置を感じること。バックスイングで軸が左に倒れなかったら、自然と右足に乗ります。これができたら、次はより体重を使うために、トップで左足を上げて(1本足で立って)、ダウンで踏み込む練習をします。こうすると体重移動が強くなります。
――左足を上げた状態だと、左足に体重を乗せられないから、軸は左には倒れませんね。
セキプロ でもその時、軸を確認することが大事です。右足に体重を移動するとき、軸が右に傾いたらダメですね。なので、軸が整ったら、次は前傾角度を守って左足を上げて練習します。
――昨年6月までは実際に試合でも1本足で打っていて、それから今のスイングに移行したんですよね。
セキプロ そうですね。1本足は距離は出るんですけど、プレッシャーにちょっと弱いんです。最初の半年間はずっと1本足で練習して、普通のスイングでも体重移動が感じられるようになったから、普通のフォームに戻しました。距離は10ヤードぐらい短くなるけど、安定はしますね。
デモンストレーションでは1本足で270ヤードショットを披露。現在のスイングでも260ヤード級のビッグドライブを放ち、後ろで見つめる参加者を驚かせていた。
そして、アルペングループ創業50周年記念大会 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメントの優勝カップを前にセキプロとの記念撮影会。最後にサイン色紙がセキプロより渡され、イベントは幕を閉じた。
イベント終わりのセキプロに、ルコックスポルティフ ゴルフのウェアの魅力について詳しく聞いてみた。
セキプロ 私は服がとても好きです。ルコックが1番いいのは、いろんな素材、種類、タイプも可愛いタイプ、かっこいいタイプ、スリムなタイプ、カジュアルなタイプもあるから、気分や天気によって種類や素材をたくさん選択できる点がとても良いです。
――今日のポイントは?
セキプロ 今日はバービーとコラボレーションしたウェアで可愛くしました。可愛くて、素材はポカポカ温かい感じで。
――「こういうゴルファーには、ぜひルコックスポルティフ ゴルフの商品を着てほしい」というのはありますか。
セキプロ (着ていて)気持ちいいし、デザインも綺麗だし、ファンの皆さんにも同じルコックの服を着てくれたら嬉しいです。服は、着るのが気持ちいいかどうかが成績に直接に影響があります。ルコックのよさは、着た人がみんな必ずわかると思います。私はそう思っています。
今年の目標にメジャー制覇を挙げたセキ ユウティンプロ。ルコックスポルティフ ゴルフを身に着けて、大舞台で活躍する姿が早くも楽しみだ。
◆セキ ユウティンプロフィール
2016年中国ツアーで賞金女王を獲得。17年から日本ツアー本格参戦し、19年に日医工女子オープンでステップアップツアー初勝利。そして22年9月のアルペングループ創業50周年記念大会 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメントにおいて、プレーオフの末にプロ6年目で待望のレギュラーツアー初優勝を挙げた。
<Alpen TOKYOのホームページはこちら>
https://store.alpen-group.jp/alpentokyo/CSfTokyoTop.jsp
<ルコックスポルティフ ゴルフ 商品一覧>
https://store.alpen-group.jp/disp/CSfWebCatalog.jsp?CTLG_ID=160