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golf2023.01.18

勝みなみプロがAlpen TOKYOでトークショーを開催。「チャンピオンゴルフのウェアは動きやすくてかっこいいし可愛いし、テンションが上がります!」

勝みなみプロにとって、2022年は日本女子オープン連覇、米女子ツアーのQシリーズ5位通過と、大活躍の年だった。その勝プロが、契約を結ぶ「チャンピオンゴルフ」のウェアを着て実り多い1年を振り返るトークショーが「Alpen TOKYO」で開催された。来年度から米ツアーに挑む、その心境や意気込みについても語ってくれた。


――Qシリーズお疲れ様でした、見事5位で終えられた感想はいかがですか。

勝プロ 正直びっくりしてます。まさか、そんな上位で終えられると思ってなかったので、すごい嬉しかったです。


――8日間144ホールは過酷ですよね。

勝プロ 過酷でしたね。普段の試合の2試合分だったんですけど、それよりも全然長く感じました。ただ、試合っていうよりは、アメリカ合宿だと思って楽しもうっていう気持ちのほうが大きかったので、けっこう気楽に回ることができましたね。


――食事面とか泊まっている場所とか、何も不都合はなかったんですか。

勝プロ ドライヤーがなくて……。私、髪の毛が長いので乾かすのはすごい大変で、ご飯食べる時もタオルで拭きながら食べていました。まあ、そういうのはあったんですけど、睡眠もばっちり取れたので、試合は万全の状態で入ることができました。


――何日目ぐらいが1番しんどいとか、2週間の中でバイオリズムはどうだったんですか。

勝プロ 6日目ぐらいが1番しんどかったかもしれないです。あと3回やるのか、あと2回だとか数えだしたりすると、ちょっときついなと思いましたね。


――そういう時に、どのようにして、気持ちを切り替えていたのでしょうか。

勝プロ SNSなどでメッセージを送ってくださるファンの方から「頑張ってね」っていうコメントをたくさんいただいたので、そういうのを見てすごい元気もらっていました。


――この1年を振り返って、ご自身の評価は100点満点中、何点ぐらいでしたか。

勝プロ 70点です。メジャー優勝もできたり、アメリカのQシリーズもうまくいったりしてよかったんですけど、ツアー3勝以上を目標に頑張っていたので、そこをクリアできなかったのが悔しかったです。


――大会連覇したメジャー、日本女子オープンの最終日はしびれました。

勝プロ 上位が申ジエさんで、走ったら止まらない選手ですし、世界でも活躍されている選手なので無理なのかなっていう気持ちもあったんですけど、前半5つスコアを伸ばして、ちょっと行けるかなっていう気持ちも乗ってきていたので、その流れで行きました。

申ジエさんは最終組で、一緒に回ってなかったので、雰囲気とかはあんまり感じなかったんですけど、私は私なりにすごい楽しんで回れていたので、優勝は嬉しかったです。


――会場は紫カントリークラブすみれコースでした。

勝プロ どうにかしてトータルでアンダーに持っていくっていうのが最終日の目標で。あのコースってほんとに難しくて、セッティングも難しかったですし、悔いの残らないプレーをして終えようって心がけた結果が優勝に繋がったのでよかったです。


――皆さんの記憶にもあるあの17番のショットは、ご自身的にはどうですか。

勝プロ いや、まさかバーディで上がれると思っていなくて。(ただでさえ)難しいうえに、しかも、奥のピンポジって横幅10ヤードないくらいのグリーンの大きさだったので、そこにつけられたこと自体が奇跡だし、ドライバーもあのホールすごい飛んでいて、セカンドショットを7番アイアンで打てたっていうのも、バーディを取れた要因かなと思います。


――ほんとに飛距離が伸びていますよね。

勝プロ 伸びていますね。でも、飛距離も大事なんですけど、ピンポイントに打っていく精度が大事だと思うので、今はちゃんと細かい筋肉を使って、精度を高めるようなトレーニングも含めてやっています。


――昨年のドライディングディスタンスは253.21ヤードでした。もっと飛ばしていかないと今の女子ツアーで勝っていくのは大変だと感じますか?

勝プロ そんなことはないと思います。まっすぐ飛ばして、ちゃんと打っていける選手も勝っているので、飛距離はそんなに関係ないかなとは思うんですけど、私はアメリカっていう意識があったので。アメリカのコースって、飛距離があったほうがチャンスというか、勝ってる選手ってやっぱり飛距離がある選手が多いので、そこは意識して自分もトレーニングとかを頑張っています。


――初めて海外チャレンジした2019年と昨年の自分を比べると、かなり成長を感じている部分は多いですか。

勝プロ 感じていますね。やっぱり慣れてきているなっていうふうには感じました。Qシリーズもそうなんですけど、対応力っていうのが身についてきていると感じました。


――今まではどの辺が足りていなかったと思いますか。

勝プロ 1日目が悪いと、その悪いイメージがついちゃったまま2日目に臨むことが多かったんです。そうじゃなくて、1日目はこうだったけど、2日目はじゃあこういうふうに回ってみようっていう、切り替えもそうですし戦略、作戦が変わってきたなっていうのは感じました。


――ご本人は70点って言ってますけど、昨年の活躍はすごかったですよね。

勝プロ ありがとうございます。でも、自分が決めた目標は必ず達成したいっていうのはあったので、なかなか100点は言えなかったですね。いい年もあっていいと思うんですけど、課題が残る年のほうがその次の年に活かせると思うので。まだ自分は完璧じゃないって思えて、さらに頑張れるので、昨年はそれでよかったのかなと逆に思います。


――チャンピオンゴルフのウェアを着て、国内だけでなく、これから海外にもということになります、2021年シーズンから一緒に戦ってきていますが、勝プロはチャンピオンゴルフのウェアにどんな印象がありましたか。

勝プロ 私、最初はあんまり印象がなくて……。カジュアルな普段着のイメージがあったので、最初お話いただいた時に、「あ、ゴルフウェアやっているんだ」って正直思ったんですけど、着てみると生地もすごい柔らかいですし、動きやすいし。あと冬もあったかいし、夏は涼しいっていうメリハリがすごいあるなと思って。デザインもかっこいいし、可愛いのもあるので、テンションが上がる感じがあります。
今回、Qシリーズに出た時も「いいウェアじゃん」みたいな感じで言ってくれる選手も多かったので、すごく嬉しかったです。


――今日のパンツは通気性、ストレッチ性、保温性に優れた3層構造の機能スウェット素材「ラップエアー」を使った「テックウィーブ」のロングパンツですけど、着心地や動きやすさはどうですか。

勝プロ すっごく気持ちいいし、伸びるのでどんな動きでもできますね。


――足腰が窮屈だと嫌ですよね。

勝プロ 嫌ですね、とくに股関節周りは動かして使う部分なので、そこは柔らかいほうがいいなと思います。


――最近の女子プロは女子力が高まっていて、みんな意識が高くなってそうな感じがします。

勝プロ そうですね。ラウンド中も稲見萌寧とかとスキンケアの話で盛り上がってます。


――仲がいい小祝さくらプロともそういう話はされますか。

勝プロ そういう話が1番盛り上がるというか、「こういうのがいいらしいよ」「じゃあ今度行ってみるわ」みたいな会話で自分を高めていくっていうのはすごいしています。

小祝さくらちゃんは本当に仲がよくて、クリスマスイブもその前の日も一緒にいました。イブ前日は同級生の女子会があって、イブはいろんな先輩プロとクリスマス会をやりました。


――クリスマス会ではプレゼント交換したんですか。

勝プロ しました。私は小祝さくらちゃんから可愛いヘアピンをもらいました。私はちょっとふざけて、サンタとかトナカイのカチューシャに、ちょっとふざけたような感じのエプロンをプレゼントして。10人くらいいたんですけど、たまたま小祝さくらちゃんに当たりました。


――そういった女子プロ仲間のクリスマス会とかで、今年の話も出るんですか。

勝プロ 出ますね。この時期はキャディーさんをお願いし始める時期なので、「キャディーさんどうするの」とか、「ホテルどうしてる」とか、そういう話はします。


――海外では誰にそういうことを聞くんですか。

勝プロ 海外はしぶこ(渋野日向子プロ)とか。この前も「Qシリーズ頑張ってね」、Qシリーズ終わった後も「これから一緒に戦えるの楽しみ」みたいなやりとりをしたので、そういうのは相談していきたいなって思っています。


――では今年アメリカで戦うにあたって、不安材料はもうほとんどないですか。

勝プロ いや、不安だらけ。どこで住むのかとかキャディーさんとかは向こうのマネジメント会社の方にお願いしているので、そこは心配はないんですけど、言葉が通じないので、ちゃんとこれからやっていきたいなと思っています。


――最後に、今季はこんなふうに頑張りたいっていう目標をサイン色紙に書いていただきます。

勝プロ 「迷わず行けよ 行けば分かるさ!!」です。この言葉は、アントニオ猪木さんの「道」っていう詩の最後の言葉なんですけど、女子オープンの時にずっと母が聞いていて、それを私も聞いていました。この最後の言葉は自分を支えてくれた言葉だったので、今年もこの「迷わず行けよ 行けば分かるさ!!」っていう言葉を大事に頑張っていきたいと思います。


トークショーを終えると、勝プロとのジャンケン大会に移り、5名の勝者にはにサインが入ったチャンピオンのキャップがプレゼントされた。その後、7階ゴルフ用品売り場の試打コーナーで、勝プロとのジャンケンを勝ち抜いたイベント参加者とのニアピン対決が行われた。勝利した参加者には、チャンピオンゴルフのウェアが賞品として送られる予定だったが、今回は残念ながら勝利した参加者は現れなかった。


イベントを終えた勝プロに、トークショーでの発言についてさらに詳しく聞いた。


――3勝できなかった部分について、「課題があるほうがさらに強くなれる」とおっしゃっていました。3勝できなかった原因をご自身ではどの辺りにあると思っていますか。

勝プロ 大事な場面でパター決められなかったりとか、そういう(気持ちの)強さが足りなかったのかなって感じますね。優勝できそうでできなかった試合ってたくさんあるので。振り返ってみても、ショットはいいのにパターが入らないとか、ここでこういうショット打っちゃうんだっていうのがあるので、そこは改善していきたいなって思います。


――その課題を勝プロはどのように克服して、アメリカに向かおうと思っていますか。

勝プロ もう自分は優勝できる実力は持っていると思うので、気持ちの面というか、考え方が違うのかなって思っていて。優勝できる時って本当に無心だし、自分の思ったところに打つことしか考えてないんですけど、優勝できない時って、なんか先のこと考えちゃったりとか、余計なことを考えたり、あと迷いがあったりとか。そういうのがあるからこそ、うまく転がってくれないっていうのがあるなって思ったので、そこは……迷わないっていうのは難しいですけど、でも迷っても自分の決めたところに打つっていうのを徹底したいなって思っています。


――来年は現地のキャディーを起用される理由をお伺いします。

勝プロ 今まで、海外ツアーには日本からキャディーさんにお願いして行ったりしたんですけど、アメリカのキャディーさんのほうが日本と同じような感じで動けるかなって思ったんです。私と母が一緒に移動して、キャディーさんはキャディーさんで移動するみたいなイメージで、そこはいいなって思いました。それに、今まで日本のキャディーさんにやってもらったので、1回は海外のキャディーさんでやってみたいなって思います。


――英語を覚えるのにも、向こうのキャディーさんのほうがいいですかね。

勝プロ そうですね。やっぱり覚えるんだったら、向こうのキャディーさんにお願いしたほうが覚えやすいと思うので、教えてもらいながらやろうかなと。

(英語は)向こうに行って勉強しようと思います。いろんな人と喋ったり、キャディーさんに教えてもらったりとかして、少しずつ覚えていけたらいいなと思います。


――あらためて、アメリカでどんなゴルフをしたいですか。

勝プロ のびのびと大きなゴルフしたいです。今持ってる自分のものをすべて出したいし、行くからにはスケールの大きいゴルフしたいです。そのために、トレーニングとかスイングとかも少しずつ調整して頑張っているので、ほんとに楽しみです。

「世界一愛されるプロゴルファー」を夢に掲げる勝みなみプロ。スウェットシャツが「ザ キング オブスウェットシャツ」と評されるほど世界中の多くのファンに愛されてきたチャンピオンゴルフとのタッグで、夢に向かって突き進む。
 


◆勝みなみプロフィール

祖父の影響で8歳からゴルフを始める。2014年のKKT杯バンテリンレディスで国内女子ツアー史上最年少優勝記録を更新(15歳293日)。17年プロテストに一発合格し、翌年の大王製紙エリエールレディスでプロ初優勝を挙げた。21・22年に史上3人目の日本女子オープン連覇を達成。Qシリーズ5位で米女子ツアー出場権を獲得し、今季はアメリカで戦う。
 


<Alpen TOKYOのホームページはこちら>

https://store.alpen-group.jp/alpentokyo/CSfTokyoTop.jsp


<チャンピオン 商品一覧>

https://store.alpen-group.jp/disp/CSfContentsPLP.jsp?baseCatTp=3&B=574

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