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golf2023.02.17

最新モデル・テーラーメイド【ステルス2】ドライバーを試打データで解析! 「カーボンウッド」がより扱いやすく進化!

2月17日、ついに発売されたテーラーメイドの最新ドライバー「ステルス2」シリーズ。「カーボンフェース」を搭載した新機軸ドライバーの第2世代として熱い視線の集まる話題のモデルだ。

ゴルフ5では発表直後から多数の試打クラブを取りそろえ、全国196店舗のフィッターたちによる実証試打を行ってきた。この膨大なデータを分析し、「ステルス2」シリーズ各モデルがどう進化しどんな性能を秘めているのか、それぞれを前モデル「ステルス」シリーズの同カテゴリーモデルと比較して見ていこう。

まずはスタンダードモデルの「ステルス2」を、前モデル「ステルス」と比較してみる。

もっとも顕著に差が表れているのは、打ち出し角とバックスピン量だ。「ステルス2」は、「ステルス」よりも打ち出し角が全ヘッドスピード(HS)域で平均0.5度ほど高くなっており、バックスピン量も50~200rpmほど多め。このデータからも、明らかに球が上がりやすくなっており、前モデルの扱いにくさが改善されていることがわかる。


表1:「ステルス2」vs「ステルス」ヘッドスピード別 打ち出し角度の比較

※グラフ縦軸:打ち出し角度、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


表2:「ステルス2」vs「ステルス」ヘッドスピード別 バックスピン量の比較

※グラフ縦軸:バックスピン量、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


その結果、ミート率やHS1m/sあたりの飛距離が全体的にアップしており、とくにHS37~39m/sの領域においては3~7ヤードもアップする結果となった。


表3:「ステルス2」vs「ステルス」ヘッドスピード別 ミート率の比較

※グラフ縦軸:ミート率、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


表4:「ステルス2」vs「ステルス」ヘッドスピード別 飛距離の比較

※グラフ縦軸:ヘッドスピード1m/sあたりの飛距離、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


左右方向のブレでも前作を上回るデータが出ており、打ち出し角を確保でき、左右のバラつきもさらに小さくなったことで、もともと高初速・低スピンで飛ばしのポテンシャルを秘めていた「ステルス」シリーズのメリットをさらに生かしやすくなった。

前モデル「ステルス」が手ごわかったという人にとっても「ステルス2」なら十分扱えるような進化を遂げたことがわかる。


表5:「ステルス2」vs「ステルス」ヘッドスピード別 つかまり具合の比較

※グラフ横軸:左右ブレの度合い(ヤード)、グラフ内数字:ヘッドスピード帯


次に、球が上がりやすくつかまりのいい「ステルス2 HD」を、前モデルの同カテゴリー「ステルス HD」と比較する。

ここでも打ち出し角が0.5~1度ほど高くなっており、球の上がりやすさは「ステルス2」同様明らかににアップしていることがわかる。一方でバックスピン量に関してはHS43m/s以下の領域で減少しているのが特徴的で、低HSでも高弾道・低スピンで飛ばしやすく進化したといえる。


表6:「ステルス2 HD」vs「ステルス HD」ヘッドスピード別 打ち出し角度の比較

※グラフ縦軸:打ち出し角度、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


表7:「ステルス2 HD」vs「ステルス HD」ヘッドスピード別 バックスピン量の比較

※グラフ縦軸:バックスピン量、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


ミート率とHS1m/sあたりの飛距離も全体的に向上しているが、やはりHS43m/s未満のデータが非常に優秀で、とにかくパワーがない人でも飛ばしやすいドライバーであることがわかる。


表8:「ステルス2 HD」vs「ステルス HD」ヘッドスピード別 ミート率の比較

※グラフ縦軸:ミート率、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


表9:「ステルス2 HD」vs「ステルス HD」ヘッドスピード別 飛距離の比較

※グラフ縦軸:ヘッドスピード1m/sあたりの飛距離、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


一方で左右ブレのデータを見ると、「ステルス HD」よりも明確に左方向への傾向が強まっており、抜群のつかまりのよさが見てとれる。

つまり「ステルス2 HD」は、上がりやすく、つかまりがいい、圧倒的なやさしさを備えたドライバーだといえるだろう。


表10:「ステルス2 HD」vs「ステルス HD」ヘッドスピード別 つかまり具合の比較

※グラフ横軸:左右ブレの度合い(ヤード)、グラフ内数字:ヘッドスピード帯


続いて可変ウェイト搭載のハードヒッター向けモデル「ステルス2プラス」を、前モデル「ステルス プラス」と比較しよう。

やはり打ち出し角は、微増ではあるが前モデルより向上。バックスピン量も全体的には微増傾向で前モデルよりは若干上がりやすくなってはいるが、低HS領域においてはバックスピン量が減少しているので、性能を引き出して打ちこなすにはある程度のHSが必要である点には注意が必要だろう。


表11:「ステルス2プラス」vs「ステルス プラス」ヘッドスピード別 打ち出し角度の比較

※グラフ縦軸:打ち出し角度、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


表12:「ステルス2プラス」vs「ステルス プラス」ヘッドスピード別 バックスピン量の比較

※グラフ縦軸:バックスピン量、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


しかし前作を上回る高い飛距離性能を秘めていることは明らかで、とくにHS1m/sあたりの飛距離は約4ヤードほどアップ。ミート率もHS45m/s以上ではとくに大きく向上しており、パワーヒッターにとっては大きな武器となるクラブといえる。


表13:「ステルス2プラス」vs「ステルス プラス」ヘッドスピード別 飛距離の比較

※グラフ縦軸:ヘッドスピード1m/sあたりの飛距離、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


表14:「ステルス2プラス」vs「ステルス プラス」ヘッドスピード別 ミート率の比較

※グラフ縦軸:ミート率、グラフ横軸:ヘッドスピード帯


方向性においてもHSが速いほど球のつかまりがいいという結果が出ており、「ステルス2プラス」はハードヒッターこそ使うべきクラブということができそうだ。


表15:「ステルス2プラス」vs「ステルス プラス」ヘッドスピード別 つかまり具合の比較

※グラフ横軸:左右ブレの度合い(ヤード)、グラフ内数字:ヘッドスピード帯


最後に「ステルス2」シリーズ3モデルの特長をまとめてみる。

スタンダードモデルの「ステルス2」が幅広いゴルファー層をカバーしているので、まずはここから試打して基準にするのがベターだろう。

そのうえで、低HSの人にとっては「ステルス2HD」が、高HSの人にとっては「ステルス2プラス」が、飛距離性能において大きなメリットがあるので、HSに応じていずれかと比較してみるとよさそうだ。

一方で「ステルス2」「ステルス2プラス」は、弾道直進性・安定性が際立つのに対して、「ステルス2 HD」は明らかにつかまり性能に特化しているので、球のつかまりを求めるスライサーは「ステルス2 HD」を必ずチェックしてみてほしい。

これらのクラブは、さまざまな試打シャフトともにゴルフ5各店舗に取りそろえられている。ぜひ実際に店頭で試打して、「ステルス2」シリーズの進化、そしてモデルごとの性能の違いを体感していただきたい。
 


<テーラーメイド ステルス2の詳細ページはこちら> 

https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2023taylormade_stealth2_mens/

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