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golf2023.03.25

テーラーメイド「ステルス2」シリーズをゴルフ5契約女子プロの5人が試打!ベストマッチのヘッド×シャフトはどれ?

ゴルフ5契約選手たちがシーズン開幕直前沖縄合宿で、テーラーメイドのニュードライバー「ステルス2」シリーズを試打。自分に合ったスペックを探そうと実施された試打テストの様子をレポートする。

試打するのは「ステルス2」「ステルス2プラス」「ステルス2HD」の3モデルで、それぞれロフト違いとさまざまなシャフトを用意。あれこれと打ってみて、自分にいちばん合う組み合わせを選んでもらった。

まず最初に打ったのは飛ばし屋・穴井詩プロ。

穴井プロは「ステルス2プラス」の9度という、もっともハードなヘッドから試打。シャフトは「テンセイプロ オレンジ1K」の50Sを選んだ。


昨年はメルセデスランキング48位で今年のシード権を獲得した穴井詩プロ。ドライビングディスタンスは1位だった


すると引っかけ気味の球ながら280ヤード越えを記録。高打ち出し・低スピンで、かなり飛びそうな雰囲気だ。しかし、引っかけの原因はシャフトが少し軽すぎることだろうとのことで、「スピーダーNXグリーン60S」に交換してみた。

今度は打ち出し角16.2度、バックスピン2582rpmの高弾道でトータル278.9.ヤード。重さはちょうどよくなり、かなりいい弾道ではあるものの、振り心地に違和感があるとのことで、結局最初に打ったシャフトに戻した。

「いまのエースシャフトは、『テンセイプロ オレンジ1K』の60Sなんです。今回は試打シャフトが同じものがなかったので、今度はそのシャフトでテストしてみます。テーラーメイドらしい構えやすい顔ですし、前モデルよりもつかまりがアップして気持ちよく振り切れて、すごく期待できそうです」(穴井プロ)


クラウン部に赤いラインが入って構えやすさもアップしたと好感触


穴井プロは今回打ったなかでは「ステルス2プラス」9度と「テンセイプロ オレンジ1K 50S」の組み合わせがよさそうだった


2人目はイ・ナリプロ。

球がつかまるドライバーが好みとのことなので「ステルス2HD」のロフト9度、純正シャフトのRから試打した。


イ・ナリプロはQT37位で今年の前半戦はレギュラーツアーに挑戦


するとさっそく高弾道のドローボール。高打ち出し・低スピンの強い弾道だ。しかし振り心地がちょっと軽く心許ないということで、同じヘッドに普段から使用しているエースシャフト「スピーダーNX50」のSRに交換した。

するとトータル241ヤードのビッグドライブ! 弾道がさらに強く、かなりランも出ている。

これならスタンダードモデルの「ステルス2」でもいけるのでは?と、同じシャフトで「ステルス2」の9度をテスト。今度はトータル245ヤードと、先ほどを上回る飛距離が出たが、イ・ナリプロは顔や打感が「ステルス2HD」のほうが好みとのこと。結局「ステルス2HD」の9度に「スピーダーNX50 SR」の組み合わせがベストマッチだった。

「『ステルス2HD』のほうがつかまり感があって、打感も分厚くて気持ちいいんです。『ステルス2』も1発の飛びは期待できますが、少し球が滑る感じがあって、私は『HD』のほうが安心できます」(イ・ナリプロ)


つかまりのいい「ステルス2HD」の打感も好きとイ・ナリプロ


結局イ・ナリプロは、「ステルス2HD」の9度に「スピーダーNX50 SR」の組み合わせを選んだ


続いて3人目は川満陽香理プロ。

川満プロは現在「ステルスプラス」がエースドライバーということで、「ステルス2プラス」からスタート。ロフトは10.5度、シャフトは純正の60g台SRだ。


川満陽香理プロはステップアップ2勝の実績。ドライバーは現在「ステルスプラス」を使用中


1発目から、球の上がりやすさやつかまりのよさにおどろく川満プロ。

「前モデルよりも明らかにやさしいですね! 打感がすごくクリアになって、それも気持ちいい。フェース全体でボールを押してくれる感じがします。ヘッドの赤い部分の面積も大きくなって、構えやすさもアップしました」(川満プロ)

弾道はというと、トータル260ヤード越えのビッグドライブが出たが、60g台のシャフトがちょっとハードで、試合で使うにはもう少し軽めにしたいと川満プロ。

そこで現在のエースシャフト「スピーダーNXグリーン 50S」にチェンジ。「めっちゃラク!」(川満プロ)と振り心地の向上を実感しつつ、トータル240ヤード以上の飛距離を連発した。これも十分いい弾道だったが、川満プロはもう少しスピンが少ないほうが好みとのことで、ロフト9度のヘッドに変更。すると距離は243.8ヤードとほぼ同じながら、バックスピンの少ない中弾道のフェードボールが出始めた。


バックウェイトの効果か、ボールを押し込むインパクトが気持ちいいと川満プロ


川満プロは「ステルス2プラス」9度と「スピーダーNXグリーン50 S」がベストマッチだった


4人目の試打者は山本景子プロ。

山本プロは穴井プロに劣らぬ飛ばし屋だが、まずはスタンダードの「ステルス2」の9度に、純正Sシャフトからスタート。


山本景子プロは2021年にステップアップツアーで初優勝し、2勝目を狙う注目の飛ばし屋


さっそく274.9ヤードのビッグドライブを披露したが、データを見ると打ち出し角17.1度、バックスピン2594rpmと、まだ改善の余地がありそうだ。

そこでシャフトを「テンセイプロオレンジ1K」の50Sに変更。するとなんと291.2ヤードというスーパーショットを叩き出した。

その後「ステルス2プラス」の9度に「スピーダーNXグリーン60S」を装着してテストし、飛距離面では遜色ない結果が出たが、つかまりに対する安心感で「ステルス2」に及ばない点や、ドロップギリギリの超低スピン弾道だったことから、2番目に打った「ステルス2」の9度と「テンセイプロオレンジ1K 50S」が山本プロのベストマッチとなった。

「『ステルス2』は、ヘッドの厚みがあって好きな形ですし、赤いラインが構えやすくて好き。打感もいいですし、つかまり具合も球の高さもドンピシャでした。もともとスピンが少ないほうですので、『ステルス2』がハマりました!」(山本プロ)


「ステルス2」の「ヘッドの厚みが構えやすくて好き」と山本プロ


「ステルス2」の9度と「テンセイプロオレンジ1K 50S」がベストマッチ


最後の5人目は武尾咲希プロ。

武尾プロは「ステルス2HD」のロフト10.5度、純正シャフトRからスタートした。


武尾咲希プロは、昨年ステップアップツアーで何度も優勝争いを演じており、今年は初勝利を狙う


これはとにかく高弾道でしっかりキャリーが出ていたが、バックスピンが3800rpm以上とかなり多めに出ていたため、シャフトはそのままにロフト9度のヘッドに変更。

これで弾道は明らかに強くなったが、何発か打った感じから「もう少しつかまりがほしい」とのことで、ネックのスリーブポジション(カチャカチャ)でライ角をアップライトに調節した。するとバックスピン量が2400rpm前後に激減するとともに、球のつかまりも劇的に向上。トータル243.6ヤードというビッグドライブを叩き出した。

最適スペックは「ステルス2HD」の9度(アップライトポジション)と純正Rシャフトだった。

「ロフトの選択やライ角調整でこんなに距離が変わってびっくりしました。『ステルス2HD』は、前モデルよりフェースのやわらかさが程よく、真っすぐで構えやすくて、すごく気に入りました!」


ヘッドとシャフトのチョイスだけでなく、ロフトやライ角の選択も非常に重要だ


武尾プロは「ステルス2HD」の9度をアップライトポジションにし、純正Rシャフトがベストチョイス


今回、5人のツアープロが試打した「ステルス2」ドライバー。ベストスペックへの道のりが、それぞれの選手で違うことは注目すべきポイントだ。クラブ選びに悩むアマチュアも、大いに参考にすべきではないだろうか。
 


<テーラーメイド ステルス2の詳細ページはこちら> 

https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2023taylormade_stealth2_mens/


<プロ合宿 ステルス2試打会の動画はこちら>

https://www.youtube.com/watch?v=l7RYU6cbC2c

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