golf2023.11.09

最新の「ゼクシオ13」「ゼクシオエックス」を青木瀬令奈プロがテスト！「アクティブウイング」が2枚に増えて、さらに安定感アップ！

今年2023年は、ダンロップの人気モデル「ゼクシオ」シリーズの発売年。2年に一度、奇数年の冬に発売されるのが恒例となっていて、今年も12月9日に13代目のニューモデルが発売される。

発表と同時に各方面から熱い視線が注がれている「ゼクシオ13」は、どんなクラブなのか。

実は9月に行われた「ゴルフ5レディス」の際に、すでに青木瀬令奈プロが試打テストを行っており、そこに潜入したアルペングループマガジン取材班が取材したので、その様子をレポートする。

ゴルフ5レディスの練習日に、青木瀬令奈プロがテストしていた様子をレポート

青木瀬令奈プロがテストしていたのは、「ゼクシオ13」と「ゼクシオエックス」のドライバーとアイアン。今回も、前作同様に「ゼクシオ」と「ゼクシオエックス」の二本立てラインアップとなっているようだ。

まずドライバーについて、青木プロに聞いた。

「新しいドライバーは、『ゼクシオ13』『ゼクシオエックス』ともに、『アクティブウイング』が2枚に増えているのが大きな特徴です。『アクティブウイング』はダウンスイング時に空力効果を発揮して、ヘッドの姿勢を整えフェースの向きをスクエアに導くという機能なんですが、これが2枚に増えて、インパクトの安定感がさらに増しました」(青木プロ)

青木瀬令奈プロがテストしたゼクシオのニュードライバー（上：ゼクシオ13 下：ゼクシオエックス）

「ゼクシオ」シリーズの最新ドライバーは、「アクティブウイング」が2枚に

「アクティブウイング」前モデルから採用されたテクノロジーで、クラウンのヒール側につけられた出っ張り。この空力効果による高い安定性が高評価を得ていたが、それをさらに強化したことで、ゼクシオシリーズの大きな武器であるつかまりのよさ、振り心地のよさがさらに向上した。

これに加えて、ニューモデルではフェースも大きく進化したことで、飛距離性能や弾道の安定性もアップしているという。

「ニューモデルは、前モデルよりもさらにオフセンターヒットに強くなっていると感じました。『バイフレックスフェース』というそうなんですが、芯を外しても初速が落ちず、曲がらないだけでなく打感も悪くならないので、ストレスなく安心して振っていけると感じています」(青木プロ)

フェースからクラウンにかけての剛性を工夫することで、さらなる反発エリアの拡大を実現

「バイフレックスフェース」は、フェースのトウ側上方が少し丸まっていてヒール側に高さがある形状が特徴。フェース裏面の偏厚と組み合わせることでフェースのトウ側とヒール側の剛性を変え、反発力の高いエリアを拡大する効果があるという。

「ゼクシオ13」と「ゼクシオエックス」を打ち比べた青木プロは、どちらにするか非常に悩んでいると話す。

「『アクティブウイング』や『バイフレックスフェース』はどちらにも搭載されていて、飛距離性能はどちらも高いんです。つかまりもよくて、『ゼクシオエックス』のほうがスピンが少なく、打感も少し落ち着いた感じ。『ゼクシオ13』は、前モデルよりも少ししっかりした感じがします。前モデルでは私は『ゼクシオエックス』を選んだんですが、ニューモデルは『ゼクシオ13』と甲乙つけがたいですね。キャリーがほしいときは『ゼクシオ13』、風が強い日やランがほしいときは『ゼクシオエックス』と、コースやコンディションによって使い分けたいくらいです」(青木プロ)

前モデルは「ゼクシオエックス」を使用したが、ニューモデルは「ゼクシオ13」にも好印象

アイアンに関しても両モデルとも大きな進化を遂げており、以前は「スリクソン」を使っていた青木プロだが、ニューモデルでは「ゼクシオ13」や「ゼクシオエックス」も比較検討の対象になりそうだと話す。

「『ゼクシオ13』は、7番で28度とロフトが立っているのに球が上がりやすくてやさしいですね。顔は前モデルよりも少し小ぶりになって引き締まった印象です。チタンフェースなのに弾きすぎず、コントロールできる感じがあります。『ゼクシオエックス』は、さらにスッキリしてシャープになりました。打感もいいですし、『Ｖソール』の抜けもいいので、打っていて気持ちいいです。飛ぶのに球も上がって、すごく扱いやすいアイアンだと思います」(青木プロ)