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golf2024.04.05

チームゴルフ5宮崎合宿2024レポート。2024年最新クラブ試打 山本景子プロ編。“寛容性”の「Qi10」と“つかまりやすさ”の「パラダイムAiスモークMAX」に好印象!

シーズン開幕前の今年1月末、宮崎県でゴルフ5契約プロたちの合宿が行われた。

気温の高い南国・宮崎で、選手たちはシーズンに向けた練習に励むとともに、新しいクラブのテストも実施した。合宿初日には、宮崎市内のフェニックスカントリークラブの練習場で、最新クラブを各選手が思い思いに試打。幅広く試したなかから、最終的に気になった2本のクラブを改めて打ってもらった。

今回は飛ばし屋の山本景子プロが選んだ、テーラーメイド「Qi10」ドライバーとキャロウェイ「パラダイムAiスモークMAX」ドライバーのインプレッションをお届けする。


宮崎県「フェニックスカントリークラブ」の練習場で気になる2本の最新クラブを試打した


1本目は「Qi10」。低スピンモデルの「Qi10 LS」と大慣性モーメントの「Qi10 MAX」の中間にあるスタンダードモデル。ロフトは10.5度、シャフトはフジクラ「スピーダーNXブラック50」のSで試打した。

1発目の球は高弾道で右方向。かなり高いビッグボールで、右に行ったのはつかまり不足というよりもハードヒッターの山本プロのスイングにシャフトが少し負けた感じのプッシュ。

そこでロフトは9度に、シャフトは現在のエースシャフトで同じくフジクラの「スピーダーNXグリーン60」のSにチェンジした。すると中弾道の強い球が出始めた。


テーラーメイド「Qi10」のロフト9度にフジクラ「スピーダーNXグリーン60」Sを装着


「すごく厚い当たりなのに、あまり打感はズシンと来ず、軽く振り抜ける感じがします。慣性モーメント『10K』の『Qi10 MAX』じゃないのにミスヒットにも強くて、どこに当たっても同じような弾道でビックリです!」(山本プロ)

実際、芯を外しても当たり負けする感じがないので、近くで見ていてもミスヒットかどうか気づかないような弾道だ。

全体的には方向性は少し右。球は十分強く前に行っており、飛距離も出ているが、山本プロ的には「もう少しキャリーがほしい」と感じているとのこと。つかまりも含め、シャフトの選択やネックの調節機能などで、もう少し検討の余地はありそうだ。


ミスヒット時のブレのなさに驚く山本プロ


2本目は「パラダイムAiスモークMAX」。こちらも4つのモデルのなかではスタンダードモデルに相当する。ロフトは9度、シャフトは「スピーダーNXブラック50」のSで試打した。こちらは「Qi10」とは逆に1発目からつかまり気味のドローボール。


「パラダイムAiスモークMAX」の9度に、「スピーダーNXブラック50」のSを装着して試打


「初速が速くて、自分の感覚よりも距離は出ている感じ。打感はいかにも飛びそうなフィーリングで、インパクトでボールを押してくれるけど、重い感じはせずに気持ちよく振り抜けます。こっちもミスヒットにはすごく強くて、自分で『アッ』と思うような当たりでも真っすぐ飛びますし、ヒールに当たっても距離も出ています」(山本プロ)


Aiフェースの初速の速さはかなり好印象


弾道の直進性はいいが、山本プロ自身はもう少しドローが強い球のほうがイメージに合うとのことで、ペリメーターウェイトのポジションをヒール寄りに変更したところ、さらにつかまった強い球が出た。

「本当に球が前に行くのでびっくりします。ヒールヒットでも球が強いし、高初速で打ち出したままグングン飛んでいきます。こちらもシャフトなどはもう少し煮詰めたいですが、現段階でかなり好感触です」(山本プロ)


ウェイトをヒール寄りにしたらさらにつかまったいいドローが出た


山本プロは、昨シーズンは「パラダイム トリプルダイヤモンド」を使用していたこともあり、後継モデルのシリーズである「パラダイムAiスモーク」シリーズはチェンジ時の違和感も小さそう。ロフト多めで打ち出し角が高いほうが好みということで、スペックは今後も研究の余地がありそうなので、さらなる飛距離アップも期待できそうだ。

山本プロが驚くほどの寛容性の高さを発揮したテーラーメイド「Qi10」と高初速で球が前に行くと話したキャロウェイ「パラダイムAiスモークMAX」。

ゴルフ5各店舗ではそれぞれ試打クラブをご用意しているので、気になった方はぜひお近くの店舗に足を運んでいただき、クラブの性能を実感していただきたい。

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