golf2024.01.30

ドライバーだけじゃない！最新モデルはフェアウェイウッドも高性能【グッと深掘りゴルフギアVol.79】2024年モデルフェアウェイウッド編

ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深～い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。

第79回目は、2月に発売される話題のモデルのフェアウェイウッド(以下FW)2機種を取り上げる。

発表以来、各社の最新ドライバーに話題が集中しているが、これらのニューモデルは、ドライバーだけでなくFWも注目すべきクラブがそろっている。

ゴルフ5プレステージ広尾店の中村柊介フィッターも、テーラーメイド「Qi10 MAX」、キャロウェイ「パラダイムAiスモークMAX」の完成度の高さに驚いているという。

テーラーメイド「Qi10 MAX」と、キャロウェイ「パラダイムAiスモークMAX」の5W

「最新クラブはどうしてもドライバーばかりに注目が集まりがちですが、この2機種はFWもかなり高性能。もちろんドライバーとセットで考えていただくのがおすすめですが、FWだけでもぜひ打ってみていただきたいです」(中村さん)

ゴルフ5プレステージ広尾店の中村柊介フィッター

テーラーメイド「Qi10シリーズ」は、「ステルス」シリーズからデザインも含め大きく変わった。とくに「Qi10 MAX」は大きめのヘッドでシャローフェース。カーボンフェースではないがヘッドには多くのカーボン素材を用い、ヘッドに「HIGH MOI」と刻印されているようにやさしく直進安定性が高いモデルとなっている。

「やさしいヘッドですが、いい意味でアスリートモデルの雰囲気のあるFWです。しっかりロフトを立てて打てる人であれば、FWらしい弾道でグリーンを狙える武器になるはず。もちろん飛距離も出ますし、FWが苦手な人でも扱いやすいモデルではないかと思います」(中村さん)

大慣性モーメント化しつつ、貫通型スピードポケットなど、テーラーメイドが培ってきた機能を搭載

一方「パラダイムAiスモークMAX」は、「パラダイム」の正統進化モデル。AIスマートフェースによって弾道がさらに最適化され、飛んで上がって曲がらないというFWに求められる性能がすべてグレードアップしている。ヘッドのカーボン素材の比率が大幅に増えたことで24gの余剰重量を生み出し、高慣性モーメントかつ低スピン化している。

「キャロウェイは、多くの名器を生み出してきただけあって、FWづくりの上手さを感じます。奇をてらわないオーソドックスなFWですが、シンプルに高く上がって吹き上がらない飛ぶ弾道を得られます。これならあまりパワーのない人でも、フェアウェイから3Wを使えると思います」(中村さん)

カーボンクラウンとソールのウェイトで低重心化。やさしく上がって飛ばせるFWだ

中村さん的には、まずはモデルごとの個性が出やすい5Wから試打するのがおすすめとのこと。プレステージでは多彩な試打シャフトも含め、7Wの試打クラブがあるので、ぜひそちらも打ってみていただきたい。

試打は5Wからがおすすめだと中村さん。モデルごとの個性を見極めてからほかの番手も打とう

「アマチュアの方にとっては、7Wは高弾道でキャリーでグリーンを狙えるので、スコアメークのうえですごく強力な武器になるはずです。『Qi10 MAX』は3、5、7Ｗがあり、兄弟モデルの『Qi10』はさらに9Ｗや3HL(16.5度)などもラインアップされています。『パラダイムAiスモークMAX』は、3、5、7、9、11Ｗのほかに3HL(16.5度)、Heaven(20度)も含め7番手構成。プレステージにお越しの際は、そういった番手の組み合わせまで含めてご相談いただければ、必ずお力になれるはずです！」(中村さん)