とにかく曲がらない!最新ヘッドは軽・硬で振り回そう!【グッと深掘りゴルフギアVol.76】2024年モデルドライバー編
ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。
第76回目は、異例ではあるが今春発売される話題のドライバー3モデルを取り上げる。
今年も年明けから各社の2024年モデルドライバーの詳細が発表され、否が応でも話題が集まる。テーラーメイド「Qi10」シリーズ、ピン「G430 10K」キャロウェイ「パラダイムAiスモーク」シリーズがそれだ。
テーラーメイド「Qi10 MAX」
ピン「G430MAX 10K」
キャロウェイ「パラダイムAiスモークMAX」
もちろんゴルフ5プレステージでも発表と同時に、腕利きフィッターたちも自ら試打しつつ、フィッティングの方向を探り始めている。
ゴルフ5プレステージ広尾店勤務のフィッター中村柊介さんもひと通り試打を終え、2024年のドライバーのコンセプトが「飛んで曲がらない」という点で共通していることを実感したと話す。
とくにテーラーメイドでいえば「Qi10 MAX」、ピンは「G430MAX 10K」、キャロウェイ「パラダイムAiスモークMAX」がその象徴となるモデルだ。
ゴルフ5プレステージ広尾店の中村柊介フィッター
「とにかくミスヒットに強く、芯を外しても曲がりづらいし、飛距離が損なわれません。しかし設計の方向性が違っていて面白いですね。テーラーメイドとピンは、『慣性モーメント1万g㎠超え』を売りにしていて、ミスヒット時のヘッドのブレを抑えることでの飛距離ロスの最小化を目指しています。一方のキャロウェイは『進化版AIフェース』にフォーカスし、ミスヒット時に初速が落ちず、どこに当たっても飛ぶという考え方。クラブ選びに際しても、この辺りが判断基準になりそうです」(中村さん)
「Qi10」はカーボンフェースがさらに進化し大慣性モーメント化
「G430MAX 10K」もその名のとおり1万g㎠を超える大MOIが特徴
3モデルとも安定性重視のドライバーだけに操作性重視の機敏なヘッドではないが、とくにテーラーメイドとピンはフェースの開閉を抑えてオートマチックに振っていくイメージ、キャロウェイはそれよりも少し操作感のあるフィーリングが好きな人に合いそうだと中村さん。
AIフェースの改良でミスヒットしても初速が落ちない「パラダイムAiスモークMAX」
ヘッドそれぞれの詳細は別の記事に譲るが、2024年モデルドライバーは、共通してミスヒットに強いということは言える。言い換えれば、多少の打点ブレを気にせず、思い切って振っていくことで飛距離アップが図れるということだ。
そこで中村さんに、今年のドライバーにおすすめなシャフト選びのコツを聞いてみた。
「この3モデルには、シャフトの銘柄よりも、軽め、硬めのスペックをおすすめしたいですね。曲がらないヘッドなら、曲がりを気にせずもっと振って飛ばすメリットが出てきます。だから軽めにしてヘッドスピードアップを図るのですが、その際にフレックスを上げるのがポイントです。スピードも上がって、ヘッドの慣性モーメントも大きいわけですから、それに負けないハリやトルクがほしい。なので普段60g台の人なら50g台。普段50g台の人なら40g台にして、そのかわりフレックスをRからS、SからXなどに上げて暴れないようにするんです」(中村さん)
中村さんのおすすめは、50Xや40Xといった軽め硬めのシャフト
「自分にXが振れるのか」と心配になる人も多いだろうが、軽めならXでも全然問題ない。
2024年は、軽・硬で曲がらないヘッドをビュンビュン振り回すのが、飛ばしの方程式になりそうだ。
気になった方や、硬いシャフトを振ることに不安があるかたはぜひプレステージで実際に試打していただきたい。意外に振れることが実感できるはずだ。
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