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golf2024.05.08

ショートゲーム強化で目指すステップ複数回優勝!山本景子選手の14本

今年1月末、宮崎県でチームゴルフ5のプロたちによる合宿が行われた。選手たちはシーズン開幕前の調整を行うとともにクラブの調整なども行い、今季を戦う14本を選んでいく。

今回、山本景子プロに、1月末段階での14本のクラブセッティングを見せてもらい、自ら解説してもらった。


――ドライバーは何をお使いですか?

山本 いまはキャロウェイの「パラダイム トリプルダイヤモンド」です。「ローグST」からチェンジしました。


――チェンジした理由を教えてください。

山本 ショットの左右ブレが少なくて、1発の大きなミスが出ない安心感が気に入りました。ボール初速はほぼ同じか、もしかすると「ローグST」のほうが出ていたかもしれませんが、この安定感は大きなアドバンテージだと感じました。

「パラダイム」の「トリプルダイヤモンド」は、ディープフェースでヘッド後方のシルエットがシュッとしていて顔がいいんです。この「後ろがジャマにならない感じ」が私にとっては始動しやすくて、スイングのリズムが安定するんです。


安定性と顔が気に入っているというキャロウェイ「パラダイム トリプルダイヤモンド」


――ロフトは10.5度。山本プロは飛ばし屋なのに意外とロフトが多いドライバーを使っているんですね。

山本 表示は10.5度ですが、カチャカチャの調整機能でさらにロフトを1度増やして使っています。私は弾道を抑えるのは得意なので、普通に打ったら球が上がってくれるクラブを抑えて打つほうが弾道をコントロールしやすくて好きなんです。


ドライバーのロフトは10.5度をさらに増やして使っているという


――シャフトはフジクラ「スピーダーNXグリーン60」のSですね。

山本 シャフトはいろいろ悩んでいたんですが、昨年シーズン中に穴井詩さんに「これが合うんじゃない?」と勧めていただいて試したら、1発目からいい球が出て「これだ!」と決めました。すごく素直に動くし、シャフトが勝手に仕事をして適度の球をつかまえてくれるのですごくラクです。


――フェアウェイウッド(以下FW)についてお聞きします。3Wは「パラダイム」、5Wは「ローグST」。5Wを「パラダイム」に変更しなかった理由はなんですか。

山本 「ローグST」の3Wは少し難しかったんですが、「パラダイム」はやさしく球が上がって長い距離をストレスなく打てるので、チェンジしました。5Wは弾道の高さがコントロールしやすく、すごく気に入っているので変えませんでした。長いパー3のティーショットなどで、5Wを抑えてポーンと打つというようなテクニックも使いやすいんです。昔はFWは嫌いでしたが、この2本のおかげでいまは好きになってきました。長く使えるクラブだなという予感がします。


FW嫌いが直ったというお気に入りの2本


――ユーティリティ(以下UT)は22度が1本。ピンの「G425」ですね。

山本 ここはいまちょっと悩んでいるところです。以前はバッグにUTを2本入れていたんですが、ウェッジを2本から3本に増やす代わりにUTを1本に減らしたんです。

そのせいでいま5番アイアン(175ヤード)とUT(200ヤード)の間の距離が少し離れていて、ここをうまく整えられるとアイアンとUTの流れがよくなると思うんです。5番、6番アイアンを飛び系にするという手もあるな、なんて考えています。


――アイアンはキャロウェイ「エイペックス PRO」ですが変更しない理由はありますか。

山本 21年モデルなので、もうかなり使っていますが、カンタンで振っても曲がらないのが気に入っています。いまのところ満足しているので、アイアンは変えずに済むならそのほうがいいなと思っています。


アイアンは21年モデル。替える必要は感じていないというが、UTとの間の距離を埋めるために5、6番だけ飛び系にするアイデアもある


――ウェッジは3本に増やしたとのこと。キャロウェイ「ジョーズ フォージド」で、50度、56度、60度の組み合わせです。

山本 私の飛距離というアドバンテージを生かすには、下の番手を厚くして100ヤード以下を強化したほうがいいと考えて、60度を足しました。転がすときは50度を使いますが、基本的にアプローチは60度のフェースを開いたり閉じたりして打ち分けることが多いです。56度は使用機会が減って、距離のあるバンカーなどで使っています。60度を入れたことで、パー5の3打目などでいいところから攻められる場面が増えたと思います。


ウェッジは3本態勢。60度を入れてアプローチのチャンスが増えたという


60度は構えたときの光の反射がイヤで、あえてサビで黒っぽくしている


――パターはテーラーメイドの「スパイダーGT」。ショートスラントネックですね。

山本 すごく気に入っていて、ずっとこれを使っています。シャフトはフジクラの「MCパター」なんですが、このシャフトが自分の感覚にマッチしていて、距離感が合うんです。他のシャフトよりもボール初速が出る感じがします。


パターシャフトに強いこだわり。「初速が出てタッチが合う」というフジクラ「MCパター」を愛用


――最後に今年の抱負を聞かせてください。

山本 クラブセッティングも自分のスイングも煮詰まってきた感じがするので、今年はステップアップツアーでの複数回優勝を目標にしています。一昨年に初優勝したのですが、昨年はイージーな取りこぼしで損をしたので、今年はそういうことがないように締めていきたいと思います。応援よろしくお願いします!


【山本景子選手の14本】

■ドライバー

キャロウェイ パラダイム トリプルダイヤモンド 10.5度 ロフト+1度(フジクラ スピーダーNX グリーン 60S)


■FW

3W キャロウェイ パラダイム 15度 ロフト+1度(フジクラ スピーダーNX グリーン 60S)

5W キャロウェイ ローグSTトリプルダイヤモンド 18度(フジクラ スピーダーNX グリ■UT

4UT ピン G425 22度(ピン ツアー173-85 X)


■アイアン

5I~PWキャロウェイ エイペックス PRO(トゥルーテンパー ダイナミックゴールド105 S200)


■ウェッジ

AW キャロウェイ ジョーズフォージド 50度 バウンス角10度(トゥルーテンパー ダイナミックゴールド S200)

SW キャロウェイ ジョーズフォージド 56度 バウンス角 12度(トゥルーテンパー ダイナミックゴールド S200)

LW キャロウェイ ジョーズフォージド 50度 バウンス角10度(トゥルーテンパー ダイナミックゴールド S200)


■パター

テーラーメイド スパイダーGT(フジクラ MCパター115)


ステップツアー複数回優勝を目標に、この14本のクラブで戦う山本選手に注目していただきたい

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