キャロウェイの新モデル「パラダイム」登場!ボディ部分が全周カーボンの新構造
本日、キャロウェイは新たにニューブランド「パラダイム」の発売を発表した。
近年は「エピック」「ローグ」を交互に刷新しつつ、アマチュア向けのやさしさを追求した「ビッグバーサ」を加えたラインアップで商品展開をしてきたキャロウェイだったが、今年は飛びとやさしさを妥協なく両立させる新ブランドの投入で、その名のとおりゴルフクラブのパラダイムシフト(価値観の劇的な革新)を図ろうとしている。
その中心となるのが、ドライバーに採用された「パラダイムシフト構造」。フェースよりも後ろのシャーシ部分を360度全周カーボンとすることで、ヘッド中心部の重量を極限まで軽量化。その余剰重量を周辺に配分することで、重量配分の最適化を図るというもの。
近年のクラブ設計は、いかに余剰重量を生み出しそれを最適に配分するかという点に向かっていたが、「パラダイムシフト構造」は、まさにその部分を徹底して追及するものといえるだろう。
ドライバーを見ると、新デザインの「ジェイルブレイク テクノロジー」と「AIフラッシュフェース」を備えたチタン製のカップフェース構造。その後方に、2種類のカーボンを帯状に成型して作られたカーボンシャーシが鎮座する。ここはカーボンパーツがヘッド全周360度の筒状となっている構造で、カーボン素材をここまで拡大することでヘッド中央部の重量を極限まで抑えることに成功している。
そしてその後ろ、ヘッドの最後方に余剰重量を集中したウェイト部分が配されており、フェースと後方ウェイトの重量部分が、軽量なカーボンシャーシを前後から挟み込むような構造となっている。
ヘッドの中間部分に業界初*360度カーボンシャーシを採用することで生まれた多くの余剰重量を、前・後方に最適配置。飛びの最大化とミスヒットへの許容性が大幅に向上した *特許申請中
主力となる「パラダイム」ドライバーに関しては、この後方ウェイト部分がトゥ・ヒール方向に移動可能なペリメーターウェイト(13.5g)になっており、大幅な弾道調整が可能。
ドライバーはこのほかに、より高い方向安定性とつかまり性能、高い打ち出し性能を備えた「パラダイムX」と、小ぶりヘッドで高い操作性と低スピン性能を備えた「パラダイム ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)」、そして軽量ヘッドの「パラダイムMAX FAST」がラインアップされており、求める性能によって最適なものを選ぶことができる。
弾道調整が可能なウェイトを搭載した『パラダイム』ドライバー
程よいつかまり具合と高弾道で飛ばせる『パラダイム X』ドライバー
小ぶりなヘッドサイズ(450cc)のロースピンモデル『パラダイム ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)』ドライバー
軽量タイプでやさしく振り切れる『パラダイム MAX FAST』ドライバー
フェアウェイウッド(以下FW)もドライバーに準じた「パラダイムシフト構造」を採用している。
AI設計の「AIフラッシュフェース」や「ジェイルブレイク テクノロジー」を備えたフェースカップのすぐ後ろにタングステンスピードカートリッジを配し、その後ろはフォージドカーボン テクノロジーを新たに採用。3番、3番HL、5番では反発性能の高い高強度のマレージングフェースを採用しており初速性能が高く、「パラダイムシフト構造」による球の上がりやすさと相まって、やさしく飛ばせるFWとなっている。
トライアクシャルカーボンとフォージドカーボンによる画期的なフォージドカーボンテクノロジーを新たに採用。ホーゼルは可変式を採用し(MAX FASTを除く)、ロフト・ライ角の調整も可能となった
FWもドライバー同様スタンダードの「パラダイム」のほか、つかまりがよく高弾道で寛容性の高い「パラダイムX」、小ぶりヘッドで抜けがよく低スピンの「パラダイム ◆◆◆」、そして軽量ヘッドの「パラダイムMAX FAST」の4モデル構成だ。
ドライバー同様に4モデルがラインアップ(写真は左から『パラダイム X』FW、「パラダイム MAX FAST」FW、「パラダイム」FW、「パラダイム ◆◆◆」FW)
ユーティリティ(以下、UT)は「パラダイムシフト構造」ではないが、従来のキャロウェイの技術を集めた高性能のウッド型UT。
「ジェイルブレイク・バットウィング テクノロジー」や「AIフラッシュフェース」「タングステン・スピードカートリッジ」などによってモデル・番手ごとに最適な弾道を得られる設計となっており、「カットウェーブソール」によってソールの抜けもよい。
厳しいライの状況でも抜けの良さを発揮する「カットウェーブソール」
こちらは「パラダイム」「パラダイムX」「パラダイムMAX FAST」の3モデルがラインアップされている。
ヘッドは3タイプがラインアップ(写真は左から『パラダイム X』UT、『パラダイム』UT、『パラダイム MAX FAST』UT)
アイアンは中空の「スピードフレーム構造」ボディに、「フォージド455フェースカップ」が配され、「デュアル・タングステン・ウェイティング」によって重心配分を最適化。内部には「ウレタン・マイクロスフィア」を充填することで、反発性能を損なわずに心地よい打感を可能にしている。
ボディの剛性を高め、フェースのたわみを最大化する新構造「スピードフレーム構造」を採用。ボール初速が大幅に向上している
「パラダイム」は5番23度、7番29度、PW42度のストロングロフト設定。つかまりがよく寛容性の高い「パラダイムX」は、5番21.5度、7番27.5度、PW41度とさらに飛距離性能が高く、軽量モデルの「パラダイムMAX FAST」は、5番はキャリーを出しやすく22度とロフトを立たせすぎないようにしつつ7番は26度、PWは40度とストロング化し、各番手で最適な弾道が得られるような細かな工夫がなされている。
UTと同様にヘッドは3タイプがラインアップ(写真は左から『パラダイム』アイアン、『パラダイム MAX FAST』アイアン、『パラダイムX』アイアン)
「パラダイム」シリーズは2月下旬より順次発売予定。発売に先駆け、ゴルフ5各店舗ではさまざまなシャフトとともに試打クラブを取りそろえているので、ぜひご来店のうえ、実際に打って「パラダイムシフト」を実感していただきたい。
<キャロウェイ「パラダイム」の特設ページはこちら>
https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2023callaway_paradym_mens/
<キャロウェイ「パラダイムウイメンズ」の特設ページはこちら>
https://store.alpen-group.jp/golf5/campaign/2023callaway_paradym_womens/
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