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golf2024.09.05

【ゴルフ5レディス2024レポート】ドライバーは3機種がまんべんなく人気!ピンのツアーレップに突撃取材

「ゴルフ5レディス」の練習日、小雨が降るなか、練習場で選手たちのショットを熱心に見守る人がいました。ピンのツアーレップ、篠塚翔太さんです。「ゴルフ5レディス」の週、ピンはツアーバスを会場に派遣していませんでしたが、女子ツアー担当の篠塚さんはクラブを持って来場。熱心に選手のサポートをしていました。

ピンといえば、いまアマチュア市場でもっとも売れているメーカーの1つ。早速女子ツアーでのクラブの使用傾向を聞いてみました。

「ドライバーでいえば、いま『G430』のシリーズのなかで女子プロが検討するモデルとしては4機種あるのですが、スタンダードモデルの『G430MAX』、低スピンモデルの『G430LST』、大慣性モーメントモデルの『G430MAX10K』の3機種が、それぞれまんべんなく使われている感じです。」(篠塚さん)

「LST」は、鈴木愛選手や大出瑞月選手などが使用しており、「MAX」に関しては契約外の選手に複数の使用例が。一方「10K」はハードヒッターに使用者が多く、佐久間朱莉選手、藤田かれん選手などが使っているとのこと。

ドローヒッターが多い女子ツアーでは、つかまりのいい「SFT」は左へのミスを嫌がり使う選手が少ないのは理解できますが、ほかの3モデルが同じくらいの比率というのは、どれも完成度が高くベースの性能に差がないので、好みの弾道やスピン量などに応じて選べるということかもしれません。そのなかでも、「10K」の大慣性モーメントによる曲がらなさは、とくに「振れる」人にとってメリットが大きいということなのでしょう。

 

『ドライバーは3機種が人気』

 

『「G430LST」を使用する大出瑞月選手』

 

『佐久間朱莉選手は「G430MAX10K」を使用』


アイアンは、「i230」と「ブループリントS」が半々くらいとのこと。

「iシリーズ」のアイアンは、前モデル「i210」からプロの間で使用率が高く、ハードすぎず、やさしすぎないバランスが「ちょうどいい」と評判。「i230」も「i210」から違和感なくチェンジできることから、引き続き使用者は多いようです。

一方「ブループリント」は、ピンでは久しぶりの軟鉄鍛造アイアン。さすがに女子ではマッスルバックの「ブループリントT」を使う選手はいないようですが、「ブループリントS」も小ぶりヘッドで見た目はかなりシャープ。しかし打感のよさも含めたフィーリングはかなり好評で、使用率は急増中のようです。

 

『フィーリングの良さから使用するプロが増えたという「ブループリントS」』


「『ブループリントS』に関しては、鈴木愛選手も使っています。佐久間選手や藤田選手は、少しロフトを立てて使っています。我々は『パワースペック』と呼んでいるんですが、ハードヒッター系の契約プロの間では秘かに人気のセッティングなんです」(篠塚さん)

こういったロフト調整などの細かなオーダーに対応し、選手がイメージした弾道を実現できるスペックでクラブを提供できるのもツアーレップあってのこと。クラブの知識だけでなく、スイングを見る目、そして長年の経験があってはじめて可能になるサービスです。

「ウェッジは、ほとんどの選手が新しい『s159』にチェンジしましたね。女子では58度が主流で、60度を入れている人はあまり多くありません。ソールグラインドは、新しいバリエーションの『H』が人気。ソールの丸みがさまざまなライに対応しやすいと評価いただいています。パターは使用モデルが多種多様なので『コレが人気』を言えない感じですが、フェースインサートに関しては最新の『PLD』と『2021パター』が人気。ここは選手のこだわりが出るので、市販品にはないツアーでの特別な対応もしています」(篠塚さん)

 

『パターの種類は豊富なため選手それぞれで好みは違うという』


バスが試合会場に行けない週も、メーカーのツアーレップは現場に足を運んで細やかなサポートをしているのです。まさに「縁の下の力持ち」ですね。

 

『ツアーレップのサポートが選手の活躍に繋がっている』

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