golf2024.10.25

ZOZO CHAMPIONSHIP開幕！昨年の覇者コリン・モリカワ選手にゴルフ５が単独インタビュー！

今週、千葉県のアコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブで行われているPGA TOURトーナメント「ZOZO CHAMPIONSHIP」を前に、昨年のチャンピオン、コリン・モリカワ選手が契約先のアディダスのイベントに登場。その際にゴルフ５の単独インタビューに応じてくれた。

コリン・モリカワ選手は、2019年にプロ入りした27歳。アメリカ人だが、名前のとおり日系の血が流れており、父方の祖父母がハワイ出身の日系人とのこと。身長175cmとPGA TOURでは小柄ながら全米プロ（2020年）、全英オープン（2021年）のメジャー2勝をあげている実力者で、昨年の「ZOZO CHAMPIONSHIP」でツアー6勝目をあげた。

『「ZOZO CHAMPIONSHIP」のディフェンディングチャンピオンであるコリン・モリカワ選手がアディダスのイベントに登場』

『YouTube「ゴルフ５チャンネル」でおなじみの伊藤元気プロがインタビュアーをつとめた』

モリカワ選手は2016年の初来日以来、毎年来日するようになり今年も試合開催の前週木曜日に入国。日本観光を堪能しているという。

「自分のルーツが日本にあるということもあり、日本に来ることには特別な意味を感じていて、来るたびにどんどん好きになっています。とくに食べ物がとてもおいしいので、それが大きな楽しみのひとつ。今回も奥さんと食べ歩きを楽しんでいますし、来日のたびに予約して訪れる行きつけのお店もいくつかあります。人気になって行けなくなると困るのでここでは秘密にしておきます(笑)」

インタビューの前日には、都内のカレーうどん店を訪れたというモリカワ選手。その様子をSNSにアップするなど、今回の来日でもグルメを楽しんでいるようだ。

『色々な日本の食べ物を食べることが日本に来たときのルーティンだと話す』

日本のアマチュアゴルファーに向けて、上達のアドバイスをしてもらった。

「練習時の球数を制限して、集中して練習することをおすすめします。ダラダラとボールを打っても上達には寄与しません。50球とか少なめの球数に決めて、素振りなどを織り交ぜながら、3球ごとに同じターゲットを狙う、意図した弾道を打つ練習するといいと思います。友人と一緒に練習に行き、ゲーム形式で練習をするのもいいでしょう。最重要なのは、ボールが狙った地点に飛んでいくかどうかということ。いいスイングをすることよりも“結果にフォーカスをする”ことが大事です」

『制限やプレッシャーを自分にかけてショットを打つ練習をすることが大切だという』

モリカワ選手に愛用のシューズについて聞いてみたところ「ZG23」がお気に入りとの答えだった。

「『ZG23』は、軽量で疲れにくいのに安定感があることに加え、スポーティなデザインもとても気に入っています。トラディショナルなデザインのものはちょっと重く感じるし、軽量なものはスイング時に頼りなく感じることもあるのですが『ZG23』はとてもバランスがいい。僕に必要なものがすべてそろっているゴルフシューズだと思います。練習時にはスパイクレスの『コードカオス』などいろいろ試しますが、試合の際はいつも『ZG23』です。どんなときでも一貫性を持って履いています」

『モリカワ選手が試合で着用している「ZG23」』

今回はグリーンを基調としたアディダスのウェアでインタビューに臨んだモリカワ選手。ウェアについてもこだわりを語ってくれた。

「ゴルフウェアは、やはり機能、動きやすさが最重要です。伸縮性が高く、身体にしっかりフィットして、自分の動きにちゃんと追従してくれること。ここが不十分だと試合の際に1打、ひいては優勝を失うかもしれません。実は自分のプレーにフィットするウェアを選択することはとても難しいことなんです。その点アディダスのウェアは、最先端の素材を使っているうえ、一般の方には気づきにくいかもしれませんが、ゴルフ専用に設計され縫い目の太さや位置まで徹底的に考慮されているなどゴルファーに寄り添って作られていると感じます。とても快適で、満足していますよ。」

『機能性とデザインのバランスがアディダスのウェアの魅力』

ウェアは、機能だけでなくもちろんデザイン性も重要だとモリカワ選手。インタビュー時のウェアや普段のファッションスタイルについても話してくれた。

「今日のウェアも、グリーンを基調とした上下方向のグラデーションに、ラインが入っていて全身がきっちりとコーディネイトされているのがお気に入りです。でも何よりこのウェアは東京のアディダスチームがデザインしているということが一番スペシャルなことだと思います。僕は普段からカジュアルなスタイルが多くて、ほとんどTシャツやショートパンツ、フーディなどシンプルな服装ですごしていますが、アディダスのスポーツウェアはプレー後にそのまま食事に行けるくらいデザイン性が高いところも素晴らしい。試合やイベントなどで世界各国に行った際に、現地のアディダスショップでストア限定品などを見るのも大好き。今日ももう、ショッピングバッグいっぱいに買い物をしてしまいました(笑)」

なお、自身の試合の日のスタイリングについては、近年少し変化が出てきているという。

「デビュー当初は、黒やグレーを中心とした無難なスタイルばかりでしたが、その後少し勝てない時期にいろんな色を試すようになって、着用するカラーバリエーションが増えてきました。昨年の『ZOZO CHAMPIONSHIP』では、日本の国旗をイメージした赤と白のデザインを着用したのが自分でもとても印象的です。最近はピンクを試すことが増えていますね」

『グリーンを基調とした統一感のあるコーディネイト。世界中でプレーをするモリカワ選手にとって、その地域で好まれるデザインのウェアが着れることが特別なことだと話した』

今年はディフェンディングチャンピオンとして「ZOZO CHAMPIONSHIP」に臨むモリカワ選手。試合への意気込みを聞いた。

「会場の習志野カントリークラブはグリーンが小さく、アンジュレーションが強い難コース。今年は天候がよくなさそうなので、さらにタフになると思いますし、強豪選手もたくさん出場します。しかし僕自身もこのところ好調を維持しており、昨年の終盤戦、プレーオフでも上位でプレーできたので、いい結果が期待できると思っています」

最後に、日本のファンに向けてメッセージをもらった。

「日本のゴルフファンの皆さん。コリン・モリカワです。観戦にきていただける方もテレビの前で応援してくださる方も本当にいつもありがとうございます。とても感謝しています。日本に来て皆さんの前でプレーすることを毎年楽しみにしています。日本のファンは世界で一番だし、日本はいるだけで楽しい大好きな国です。だから今年も良いゴルフをして、たくさんバーディを取りたいと、そう願っています。応援よろしくお願いします！」

自ら「好調」だと語るモリカワ選手。今年の「ZOZO CHAMPIONSHIP」でもいいプレーを見せてくれることだろう。連覇を期待したい。