「9度」が追加されてアレンジの幅が広がったSFT 【グッと深掘りゴルフギアVol.133】ピン「G440 SFT」ドライバー編

ゴルフ5プレステージの腕利きフィッターたちがフィッティングの現場で気づいたギアの「深~い話」をお届けする連載【グッと深堀りゴルフギア】。
第133回目に取り上げるのは、ピンの最新ドライバー「G440 SFT」だ。
ピンの2025年モデル「G440」シリーズは、「MAX」「SFT」「LST」に加え、ハイローンチモデルの「MAX HL」「SFT HL」の計5モデル態勢。スタンダードモデルの「MAX」、つかまってやさしい「SFT」、低スピンモデルの「LST」というラインアップだ。ゴルフ5プレステージのフィッターたちの間では、「MAX」の総合力の高さに注目が集まりつつも、秘かに今回の「SFT」は高いポテンシャルがありそうだと期待が高まっているという。
プレステージ新宿店勤務のフィッター福井厚史さんも、「ロフトバリエーションが増えてアレンジの幅が広がった」と話す。
『ゴルフ5プレステージ新宿店の人気フィッター、福井厚史さん』
「前モデル『G430 SFT』はロフト設定が10.5度のみだったんですが、今度の『G440 SFT』にはロフト9度が追加され、選択肢が広がりました。以前の『SFT』に9度がなかったのは、初心者やパワーのない人がメインターゲットなので、球がやさしく上がってつかまるモデルだったせいだと思いますが、このつかまり性能ややさしさはもっと幅広いゴルファーに有効なはずだと考えていたので、9度が追加になったのはすごく歓迎すべきことだと感じています」(福井さん)
『「G440 SFT」。球がつかまって上がりやすい「やさしい」モデル』
『従来10.5度のみだったロフト設定に9度が追加され、アレンジの幅が大きく広がったという』
とくにプレステージはカスタムフィッティングの幅が広いため、「SFT」にしっかりしたシャフトを装着して重めに組むこともできる。本来これが、パワーのあるスライサーや若い初心者層にハマるところなのだが、ロフト10.5度のみだとカバーしきれないケースも多い。福井さんは、このあたりに「もったいなさ」を感じていたという。
「『SFT』はつかまりがいいことに加え、ヘッド重量も他のモデルより少しだけ軽め。ロフト9度のヘッドがあれば、標準モデルよりも長く組んで長尺にする選択肢も出てきます。三菱ケミカル『ヴァンキッシュ』などの軽量シャフトで『3S』や『3X』ほどの硬めフレックスを選び46.5~47インチ、280gくらいに組めば、ヘッドの直進性や寛容性を生かしつつ長さで飛ばせる面白いドライバーも作れます。ハマれば劇的に飛距離が伸びるので、お悩みの方には積極的におすすめできそうです。」(福井さん)
『ロフト9度なら、30~40g台の軽く硬めのシャフトを長く組んで、長尺にして飛ばすのもアリ』
「G440 SFT」は、前モデルと比べるとヒール側のボリュームが抑えられて構えた顔もキレイになっており、過去のモデルほど「初心者向け」の雰囲気はない。
ロフトが増えてアレンジの幅が広がった「SFT」、実際に打ちながらプレステージの腕利きフィッターたちと一緒にセッティングを考えてみると、かなり面白そうだ。
『ヘッドシェイプもスッキリし、構えやすさもアップ』
ゴルフ5プレステージでは、最新の試打クラブ、シャフトを豊富に取り揃えている。
気になった方はぜひ足を運んでいただきたい。
<プレステージ店舗の詳細はこちら>
https://www.golf5-prestige.jp/
<プレステージ店舗のフィッティング予約はこちら>
https://www.golf5-prestige.jp/custom_fitting/