福西崇史氏(サッカー元日本代表)が日常生活において効果的なストレッチ8選紹介!後編
前編はこちら
ああっ、思い切り身体を動かしたいっ!
新型コロナウイルスには、もちろん感染したくない。自粛を要請されれば、もちろん従う。けれど、家に閉じこもってばかりの生活には、そろそろ疲れてきたし飽きてきた。でもやっぱり、外出は必要最低限にしておかないと……。
そんなモヤモヤを抱えている方のために、サッカー元日本代表の福西崇史さんにおススメのストレッチを聞いたこの企画、前編に引き続き後編をお届けします。
(5)誰でもできる屈伸にひと工夫を加えたストレッチ
「座り仕事や立ち仕事でちょっと足が疲れたな、足をほぐしたいな、という時のストレッチです。まずは皆さんも良くご存じの屈伸運動から」
「屈伸運動を何回かやったあとに、右手で右足を、左手で左足の足首をつかんでください。ひざを伸ばすのが苦しい方は、無理のないところまで伸ばすように心がけて」
「足首を伸ばしながら、首を両足の間へ入れます。視線はお尻を見るようなイメージで。ふくらはぎから太ももの裏側までが、ちょっと痛いけれど気持ちの良い感じで伸びていくでしょう」
「足首をつかむのが苦しいようでしたら、もう少しすねに近いところでも、ひざの下あたりでもいいでしょう。足の裏側が伸びているな、効いているな、というところを、自分なりに探してみてください」
(6)ちょっと運動をしたいときのストレッチ
「最初は気をつけ、の姿勢から」
「どちらかの足を少し大股に踏み出して」
「身体全体をぐっと落とします。踏み出していない足の付け根からふくらはぎ、太ももの裏側までが伸びていくことを実感できます」
「上半身は真っすぐにして、足が伸びているところを上から抑えるようなイメージです。上半身が反ると、腰に負担がかかります。逆に前かがみになると、効果が薄れてしまいます。身体が前後左右にブレないように意識をしてください」
(7)「ちょっと」より「もっと手軽にできる」ストレッチ
「リラックスして立っている姿勢から」
「両足のカカトを同時に上げます。それだけ!」
「両足のカカトを上げたまま、そのままの姿勢を保ちます。ふくらはぎに、心地よい負荷がかかります」
「時間は5秒でも10秒でも、20秒でもOKです。カカトを上げているときに身体がグラついてしまう方は、壁に手をついても構いません。それでも効果は得られます」
(8)お風呂上がりのストレッチ
「床に座った状態で、片足を立てます」
「立てた足に、逆の足を乗せます」
「上半身をゆっくりと倒します(足に近づけます)。乗せたほうの足の太ももの裏からお尻が、程よく伸びていきます。お尻はどんな動きにも関わってくる人体操作の基本となる部分で、柔軟性を高めれば足の可動域が広がり、身体全体の操作もスムーズになりますよ」
福西さんの後記
今回は8つのストレッチメニューを紹介しました。新型コロナウイルスの影響で自宅にいる時間の長い方に、少しでも身体と心をほぐしてほしいという思いでお伝えしましたが、どれも習慣化していただければ身体にいいものばかりです。ケガの予防になりますし、健康増進にも役立つでしょう。家族で一緒にやれば、会話が膨らむきっかけにもなるはず。
【場所提供】Body Gold
http://www.bodygold.jp/
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