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other2022.01.21

【バドミントン】ドライブショットとは? 打ち方のコツや具体的な練習方法をご紹介

バドミントンの試合でなかなか得点を奪えず、試合を優位に運べないと悩んでいる場合は、ドライブショットを身につけるのがおすすめです。しかし、ドライブショットがどのようなものかわからない、知ってはいるものの打つのが難しいという初心者の方は多くいらっしゃるはずです。ドライブショットを打つためには、どのような点を意識すれば良いのでしょうか。
ここでは、バドミントンのドライブの特徴や打ち方のコツなどをご紹介します。

 

【目次】

■バドミントンのドライブとは?

■ドライブを打つ際のグリップの握り方

■ドライブを打つ際のポイント

・正しい打ち方を身につける

・コンパクトにスイングする

・スピードとコースを両立させる

■ドライブ習得におすすめの練習方法

■効果的なドライブで試合を優位に進めよう

 

■バドミントンのドライブとは?

バドミントンのドライブとは?

 

バドミントンのドライブショットまたはドライブとは、シャトルが床と平行方向に飛ぶ、スピードのあるショットのことです。
実力が近い選手同士が試合を行う場合、シャトルを打ち返し合うだけではなかなか得点が決まりません。試合の流れを変えるショットを活用して、得点のチャンスを増やすことが大切です。スマッシュと並んでスピードがあるドライブショットを習得すれば、緩いショットと織り交ぜて試合展開に緩急を生み、流れを変えることができます。

また、ネットすれすれの高さを狙って打つことで、スマッシュなどの強いショットを打たれるのを防げる点もドライブを習得するメリットです。相手の返球を甘くして次の攻撃で得点を狙う組み立てを行ったり、スマッシュをドライブで返したりすれば、試合を優位に運べます。

ドライブは基本的にダブルスで使われることが多いショットですが、相手の体めがけて打つなど、シングルスでも効果的に使えます。シングルス、ダブルスに限らず、打ち方を覚えてドライブを打てるようになることが大切です。

 

■ドライブを打つ際のグリップの握り方

バドミントンは、ショットによってグリップの握り方を使い分ける必要があります。ドライブを打つ際のグリップの握り方は、フォアハンドで打つかバックハンドで打つかによって異なります。それぞれの握り方は、以下の通りです。

【フォアハンドのグリップの握り方】
フォアハンドでドライブショットを打つ場合は、イースタングリップでラケットを持つようにしましょう。イースタングリップとは、ラケットの面を床に対して垂直にし、グリップを上から握る持ち方です。グリップを上から見たときに、親指と人差し指の間がアルファベットの「V」になるように持ちます。
イースタングリップでラケットを持ったら肘を支点にして、手首を内側に返しながら振り抜くのがコツです。

【バックハンドのグリップの握り方】
利き手の逆側に来たシャトルを打つバックハンドの場合は、サムアップグリップという握り方で対応します。名前の通り親指を立てた握り方で、イースタングリップの状態から手の中で少しグリップを回転させて、ラケット面の延長線上に親指の腹を押しつけて持ちます。親指でラケットを押し出すように打つのがコツです。
親指でラケットを押す感覚が掴みにくい一方で、イースタングリップに比べて広い範囲をカバーできます。また、バックハンド側でドライブする際は、シャトルに近い足を一歩踏み出すことを意識すると、より広範囲の打球に対応可能です。

 

■ドライブを打つ際のポイント

ドライブを打つ際のポイント

 

効果的なドライブショットを打てるようになるには、グリップの握り方に加えてコツもいくつか知っておくと、上達が早くなります。
ドライブショットを打つ際に意識したいコツを3つご紹介するので、練習時の参考にしてみてください。

 

・正しい打ち方を身につける

威力のあるドライブを打てるようになるには、正しい打ち方を身につけることが大切です。最初はシャトルを打たずに素振りを繰り返して、しっかりとフォームを固めましょう。

フォアハンドの場合は、肘を支点にしてラケットを振り抜くこと、シャトルを体の斜め前辺りで捉えることの2点を意識しながら、素振りを行ってみてください。
バックハンドの場合は、ラケット面がシャフトに対して直角になるように意識しながらラケットを振るのがポイントです。ラケット面が上を向いていると打球も上がってしまい、効果的なドライブを打つことができません。

ただし、ラケットを下方向に振り下ろすと、ネットにかかりやすくなります。ドライブショットがネットにかかりやすいという方は、ラケットを前に押し出す意識を持つのもおすすめです。

 

・コンパクトにスイングする

ドライブを打つ際のスイングは、コンパクトになるよう心がけるのもコツです。大きなスイングだとスマッシュなどの速い打球に対応しづらいですが、コンパクトなスイングなら簡単に対応できます。
また、インパクト後のフォロースルーを小さくすることで体勢を整えやすくなり、相手のリターンに備える余裕が生まれるのもメリットです。

速い打球を打つという意識が強すぎると、体に余計な力が入ってラケットを大振りしがちです。日頃の練習から、コンパクトなスイングを心がけるようにすると良いでしょう。スイングの際は、シャトルを叩く意識で振ると、ラケットを素早く戻しやすくなります。

 

・スピードとコースを両立させる

ドライブショットを打てるようになっても、スピードが遅かったりコースが甘かったりすると、相手に打ち返される可能性が高まります。スピードとコースを両立させた、効果的なドライブを打つ必要があります。シャトルが床と平行な軌道を描くように意識しながら、コート奥側の両サイドを狙って打つことを心がけましょう。

ただし、スイングが強すぎるとシャトルがネットから浮いてしまいます。どれくらいのスイングならシャトルが理想的な軌道を描くか意識しながら、練習を繰り返すことが大切です。

 

■ドライブ習得におすすめの練習方法

前述したように、ドライブ上達の練習は素振りから始めるのがおすすめです。スイングのフォームが崩れていると、力強いドライブショットを打つことはできません。特にバドミントン初心者の方がいきなりシャトルを打ち始めると、スイングに癖ができてしまう恐れがあります。フォームの修正に余計な時間がかかる場合もあるので、構えた状態からフォロースルーまでの一連の流れを繰り返して、正しいフォームを固めることが大切です。
素振りを繰り返すと足腰の強化にもつながるため、ショットを安定させられます。

素振りを繰り返してフォームが身についたら、シャトル打ちや壁打ち、対人でドライブの打ち合いを行いましょう。壁打ちや打ち合いを繰り返せば、ドライブショットで欠かせないコントロールを鍛えられます。

 

■効果的なドライブで試合を優位に進めよう

ドライブショットを打てるようになると、相手のショットを低くクリアして攻撃を防いだり、甘い返球を誘ったり、スマッシュを打ち返したりと、試合を優位に運びやすくなります。フォアハンドだけでなくバックハンドでもドライブが打てれば、戦略の幅がさらに広がり得点を取りやすくなるでしょう。
効果的なドライブショットを打てるようになるには、練習を繰り返すことが大切です。バドミントン初心者の方は素振りでフォームを固めるところから始めてください。フォームが固まってからシャトル打ちや壁打ち、対人の打ち合いなど、実践形式の練習にステップアップしていくと、効率的に練習を行えます。

今回ご紹介したコツや練習方法を参考に、効果的なドライブショットを活用して、試合を優位に進められる選手を目指してみてはいかがでしょうか。

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