テーブス海インタビュー「アディダスと共に追求する完璧な選手への挑戦」
アスリートにとって、競技者から離れて、快適で心地よい時間を過ごすためにどんな工夫をしているのか。そこでは、どんな服装やスタイルで、つかの間の休息を有意義に楽しんでいるのか。
今回は、変幻自在のドライブ・アシストを武器に日本のバスケットボール界で活躍しているテーブス海選手の素顔に迫ります。
テーブス選手が選んで着用するのは、「スポーツ生まれ、ふだん使い。」というコンセプトを掲げるアディダススポーツウェア。海さんのスタイルの良さと端麗なルックスが、その洗練されたデザインを一層際立たせ、魅力を引き立てている。
独占インタビューでは、テーブス選手が追い求めるバスケットボール選手の理想像、アディダスとの特別な関係について、そしてアスリートとしてどのような『ふだん』を過ごしているのかを語っていただきました。
■アディダスとの契約で芽生えた、選手としての新たな覚悟
――テーブス選手が、初めてアディダスを身につけた瞬間を教えてください。
自分が初めてアディダスに興味を持ったのは、子供の頃です。当時、デリック・ローズがNBAのMVPを獲得し、彼がアディダスと契約していることからアディダスのバスケットシューズがとても流行りました。カッコイイなとすぐに真似しました。それがアディダスとの最初の出会いですね。
――そんなアディダスと契約し、サポートを受ける選手になった際の率直な気持ちはどうでしたか?
アディダスと契約した際の率直な気持ちは、自分が本当にその資格があるのかという驚きと、とても伝統的で世界的に知られたブランドからサポートを受けられるという感謝の気持ちが強かったです。
――アディダスとの契約を結んでから、プレーヤーとしての成長を感じる瞬間はありましたか。
プレーそのものよりも、アディダスと契約したことで、ブランドを背負うという責任感が強まりました。その結果、常に高い目標を設定し、自分のプレーを見て子供たちが感化されるような活躍することが目標となりました。
――アディダスの象徴でもある『THREE STRIPES』のかっこよさをどう感じていますか?
SNSなどを通じて見るライフスタイルのTHREE STRIPESは、スポーツ界のオリジナルブランドであるアディダスの象徴で、非常にクールでかっこいいなという印象です。
■日常の服装がスポーツウエアである理由
――着用しているスポーツウエアもとても似合っていますが、着てみた感想を教えてください。
今日着ているスポーツウエアは、色の組み合わせが素晴らしく、快適な着心地があります。さらに、体の動きをスムーズにサポートしてくれる点も魅力的ですね。
――テーブス選手が日常的にスポーツウエアを着る場面はどのようなときですか?
自分は日常的な服装が大体スポーツウエアです。理由は、快適さが最優先。そしていつでも身体を動かせる服装が好きです。だからこそ、スポーツウエアは自分のスタイルに最適です。
――カラーやスタイルについては、派手なものと落ち着いたもの、どちらがお好みですか?
どちらも好みですね。全身を黒などでまとめるようなシンプルなスタイルが好きなときもありますが、同時に派手な色使いに惹かれることもあります。そのため、様々なスタイルのスポーツウエアをいつも楽しみながら着用しています。
――今後、どのようなスポーツウエアを着てみたいと思いますか?
現在のアディダスのスポーツウエアは動きやすく、ファッション的にも素晴らしい。ですが、さらにファッション性を強調した「これぞアディダス」と思えるようなスポーツウエアが増えていくことを期待しています。
――アディダスのスポーツウエアをまだ着用したことのない人へのオススメポイントを教えてください。
アディダスのスポーツウエアは、ファッション性と機能性を兼ね備えており、さまざまなシーンで着用できます。ぜひ店頭などで試着してその効果を体感してほしいですね。
■テーブス選手が挑む、弱点を克服し完璧な選手への挑戦
――競技から離れたオフの日は、どのように過ごされていますか?
大抵の時間は平凡に過ごしていることが多いですね。主に家でリラックスし、テレビを観たり、YouTubeを視聴したりして過ごしますね。
――そのリラックスタイムも、今日のような服装で過ごすことが多いのですか?
はい、その通りです。自分が最も求めているのは、着心地の良さと同時にいつでも身体を動かせる服装ですから。
――普段の足元は、どんな靴を選びますか?
家には靴が約百足あります。競技用のシューズも多数ありますが、逆にバスケットシューズはバスケしていない時は履かないようにしています。それをファッションと混同すると、オンオフの区別がつかなくなりそうですから。
――テーブス選手がバスケットボールを通じて、届けたいメッセージはありますか?
特に子供たちに対してなんですが、自分の大好きなことを全力で毎日努力し続けていくことが大切だということを伝えていきたいです。自分もプロに入ってから、いろいろな場面で子供たちと触れ合う機会も多くなってきているので、バスケットボールの世界でそのロールモデルになっていきたいと思っています。バスケットに限らず、大好きなことができる環境があること自体が幸せなことだと思うので、それに感謝しながら、ぜひやり続けていってほしいですね。
――今シーズンからアルバルク東京に移籍しましたが、意気込みをお聞かせください。
個人のプレーや成績を残すことも大事ですが、それよりも優勝を達成したい。それが目標です。過去の優勝経験や昨年は滋賀で多くのプレータイムをもらった中で得たものをしっかり出しつつ、ポイントガードとしてチームを引っ張っていきたいです。
――どんなプレーをファンに見てほしいですか?
スピードですかね。ファンの方々には、自分の持ち味であるスピードを活かしたプレーやゲームメイクを見てほしいです。
――今後、B.LEAGUEが日本でさらに盛り上がるために、テーブス選手が必要だと考える要素は何でしょうか?
いろんなことがあると思うんですが、まずはリーグ全体のレベルをもっと上げていくことが大事だと考えます。これまで外国籍選手と日本人選手でレベルの差を感じることもありましたが、リーグで揉まれていく中で日本人選手も成長しています。そのリーグのレベルが上がっていった結果、来日する外国籍選手のレベルも上がってきている。この流れは、もっと加速していくと思いますが、日本人選手も負けずにレベルを引き上げることで、リーグがさらに面白くなると思います。
――アルペングループマガジンは部活生も多く読まれるサイトです。部活動を頑張っている中高生たちに向けて、トレーニング時の意識や理想の選手に近づくための練習法など、アドバイスがあれば教えてください。
常に意識していることは、自分の弱点から目を背けずに向き合うことです。練習でも試合でも、自分が苦手だと思うところを一心不乱に練習し続ける。その結果、弱点だったことが逆に自分の特長になる可能性もあります。この意識をもって練習すれば、日々の成長を実感できるでしょう。
――最後に、バスケットボール選手としての今後の目標を教えてください。
究極の目標になりますが、技術的な面で何も弱点がない選手になることを目指しています。これまで試合で失敗しながらも、技術を磨き、自分の弱点を探し続けてきました。自分が引退する時には、その弱点をすべて克服したと断言できる選手になりたいと思っています。
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