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other2023.10.26

ザムストと共に五輪金を目指す!西田有志選手がイベントでファンと交流

バレーボール男子日本代表の西田有志(パナソニック パンサーズ)が、2024年パリ五輪での金メダル獲得を目指すことを高らかに宣言し、日本シグマックス(ザムスト)主催のトークイベントがAlpen TOKYOにて開催されました。

イベントは「Alpen TOKYO」の1階フロアで開催され、ザムストの契約アスリートである西田有志選手が登場すると、会場に詰め掛けたファンは大きな拍手を送り、老若男女問わず、幅広い年代のファンのボルテージが高まりました。

パリ五輪予選の興奮冷めやらぬ影響で、会場外で大勢の人たちが立ち見でイベントを一目見ようとするなどの大盛況ぶり。


西田選手は、08年以来の自力での五輪切符を獲得したパリ五輪予選で、チーム2位の94得点を挙げるなど大きな貢献をしました。彼は「本気で金メダルを狙っていきたい。このチームなら絶対にできる。いろんなものを犠牲にして一瞬の喜びのためにやりきりたい」と強い意気込みを示しました。

2021年の東京五輪は開催国枠で出場し、五輪予選は初めての経験で、東京での開催により1万人以上の観客が訪れる超満員の試合となりました。西田選手は「えげつないプレッシャーだった」と振り返りましたが、チームは2位で五輪出場を決めました。

予選期間中、西田選手は対戦国のビデオをチェックし、データ分析に取り組み、毎日試合後に宿舎に戻り、食事、治療、ストレッチを行った後、深夜までデータを熟読。最大5時間しか睡眠をとらず、五輪切符を手に入れるために全力を尽くしました。


更にイベントの主催者でもあるザムストについても西田選手がエピソードを踏まえてその魅力を語ってくれました。

「僕はザムストさんのカスタムインソールを使用しています。自分には両足の外脛骨に問題があり、これが悪化すると手術が必要かもしれません。この問題は小さい頃からありました。昨シーズン、スパイクを履く際に再び骨の問題が発生し、激しい痛みを経験しました。最初は終わりかもしれないと思いましたが、話を進めるうちに、インソールをしっかりカスタマイズする必要があると感じ、それでザムストさんに相談しました。


このインソールは僕のオーダーメイドです。僕は偏平足のため、足にかかる圧力が強く、骨折のリスクが高まります。この問題を解決し、ケアするためにカスタムメイドのインソールを使用しています。その結果、パフォーマンスが向上し、特に踏ん張りが効果的になり、指で地面を掴むようなことができましたね」


イベント後半では、西田選手とのツーショット写真撮影や、豪華プレゼント争奪ジャンケン大会などが行われました。 

今後、西田選手は国内のVリーグに参加し、所属するパナソニック パンサーズは東京・国立代々木第二体育館で東京グレートベアーズとの初戦に臨みます。五輪前の重要なシーズンに向けて「この1年は突っ走ろうと思う。誰よりも努力するし、誰よりも勝ちにこだわる」と述べ、23歳の西田選手は更なる成長を誓いました。


イベントの最後は、西田選手と参加者全員で記念写真を撮り、参加者にとっても忘れられない一日になりました。


イベント終了後には、アルペングループマガジンによる西田選手のインタビューを実施しました。その模様もお届けします。


西田有志 インタビュー「成功への道は、ザムスト製品とモチベーションの重要性」

――ザムストの製品を使用し始めてから、西田選手の体調やパフォーマンスにどのような変化が見られましたか?

僕が初めてザムスト製品を使用させていただいたのは、おそらく19年の日本代表チームのころだったと思います。その際、太ももの肉離れからくる自身の不安感に対処するため、ザムストのサポーターを試すことにしました。商品を探していた時、たまたまザムストのものを見つけ、それを入手しました。当時は自分で買ってきたり、アルペンなどのスポーツ用品店で購入したりしていましたが、その後、ザムストの製品を使い始めてから、太ももの肉離れがまったく起こらなくなりました。現在はアームスリーブも使用しています。アームスリーブはザムストで特注していただいたもので、一般には販売されていないものです。自分の要望に合ったサイズで作っていただいており、それをつけることで適度な締め付け感があり、動きに支障をきたさず、しっかりとした動きができるようになりました。その点が非常に効果的で、着用していて気に入っています。


――ザムストの製品が、他のブランドと比較してどのように優れていると感じますか?

他のブランドの製品はあまり試したことがないので、正直、比較する材料がありません。太ももに関してはずっとザムストの製品を使っており、ソックスについても同様です。


――ジャンプや瞬発力、持久力を向上させるためには、どのザムスト製品を特におすすめしますか?

おすすめとしては、カーフサポーターなどがあります。以前は使用していましたし、サポーターを着けることで筋肉に持続的な刺激が加わり、ストレッチを過度に行い、緩みすぎてしまった場合でも、瞬発的な動き出しの時に肉離れや靭帯の損傷を軽減してくれているように感じます。さらに、サポーターを装着するスペースが大きいため、装着と非装着の差が自分でもはっきりと分かりやすいと思います。


――アルペングループマガジンは、部活生にも多く見られているメディアです。高校時代のお話を伺いたいのですが、プロにつながるような効果を感じる練習はありましたか?

トレーニングというのは、体の変化を実感しやすいものが一番効果的だと感じています。以前から行っていたことは、考え、試行錯誤をずっと続けることでした。このサポーターが作られた背景にも、おそらく同じ発想があったのではないかと思います。バレーボールをプレーする中で、特定のプレーが行われた際に、こうすればうまくいくだろう、あるいはこうすればうまくいかないだろうというバリエーションを考えることがありました。そういったアイデアを頭の中で増やしていき、どの選択肢を実際の試合で選ぶかを決定する際に、その選択肢を選んだ場合と選ばなかった場合の反省点を生み出せると考えています。そのような思考プロセスは高校時代からずっと行っていました。


――それをノートに書いたりされてたんでしょうか?

ノートに書いたりはしませんでした。私は文字を書くのがあまり好きではなく、代わりに自分の体を使って動かし、イメージを膨らませました。特定の動きがこうすればこうなるだろうと思った場合、それを実行し、さらに改良点を加えていくといった考え方で、ずっと行っていました。


――学生時代のうちに意識したほうがいい怪我予防などはありますか?

学生時代に意識すべきなのは、下半身のストレッチだと思います。下半身は歩いたり座ったりする際に使うし、体のバランスを保つためにも重要な部位です。足が柔軟であることは、体全体が連動しやすくなる要因だと思います。ただし、足だけを柔らかくするのではなく、上半身も同様にストレッチすることが重要です。これを学生時代からずっと実践していました。ストレッチは非常に大切なことですが、それでも怪我は発生することがあります。しかし、柔軟性がある程度保たれていると、怪我からの回復が早くなる可能性が高いと思います。結局、スポーツをする者は怪我をすることがあるものですが、ストレッチをするかしないかで、怪我の回復が早いか、症状が軽度で済むかの違いがあると感じています。データ的な裏付けはないですが、自分の感覚です。


――イベントでもストレッチの話が出ましたが、西田選手の大事にしているポイントはありますか?

股関節に特に意識を向けています。もちろん、全身のストレッチは重要ですが、股関節は特に気をつけています。ストレッチをすると、体がリラックスし、関節が正常に機能している感覚があります。筋肉が伸びていることを感じ、適切なストレッチを行っているという自覚があります。


――今後のバレーボール選手としての目標をお聞かせください。

理想的なことを言うと、まだ明確には分かりませんが、自分がバレーボールを引退した際に、自分が満足できる選手でありたいと思います。自分自身が誇りに思える選手でありたいですね。確かに、多くの素晴らしい選手がいますが、その選手たちと直接対面する機会は限られているため、その選手たちの生活や日常がどのように進行しているかはわかりません。結局、私の選手としての理想は、私自身の努力次第で達成できるかどうかが問われます。ですから、ストレッチやトレーニングだけでなく、その中でも何か工夫をし、その工夫に対する真剣さという要素を非常に重要視しています。これはバレーボールだけでなく、仕事に対しても同じだと思います。スポーツと仕事は、その真剣さが他の人にも伝わるものです。手抜きがあることがわかると、嫌な感情になりますし、自分が手抜きをした場合でも、自分できちんと反省し、もう一度努力しようとする姿勢が大切だと思っています。この姿勢が私の中で理想に近いものです。


――そのモチベーションを保ち続けることが大切なんですね。

そうですね。モチベーションを保ち続けることは、自分のパフォーマンス向上やトレーニングの品質向上につながると思います。気持ちが強くなければ、技術は向上しませんが、気持ちが強くなることで、スポーツがより楽しいものになると思います。喜びや感情を表現できる方法を見つけること、それによってスポーツに没頭することは、自分自身の中で理想の選手に近づけるかもしれません。引退後も、そう思える選手であればと思います。


――最後にバレーボールを頑張っている全ての方にエールをお願いします。

学生時代から時間が経ち、短い期間の中でさまざまな変化がありました。しかし、今、バレーボールに打ち込んでいる中で感じることは、「技術は向上することができますが、気持ちが強くなければ成し遂げられない」ということです。技術は磨けば向上しますが、気持ちという要素は簡単には育たない部分があると思います。経験も必要ですし、自然と気持ちも鍛えられてくるものです。本気で喜ぶ方法や、スポーツにハマる要因は、経験を積むことで獲得できると考えています。本当に喜ぶこと、その感情を自分自身に理解させることは難しいことだと思います。気持ちはその場面にしか現れない感情で、多くの種類があると考えます。気持ちが出てくると、練習の質も向上すると信じています。

小学生から高校生、そして大学生に至るまで、成長するにつれてさまざまなことを考え始めると思いますが、自分が真剣に努力すれば上達できると確信しています。その過程で、予断の許されない状況でも、自分の考えることや、先入観を排除することが重要だと感じています。僕は自分を天才タイプではなく、地道に努力してきたタイプだと思っています。だからこそ、それが自分の中でよくわかることだと思います。

このような強さを発揮するために、壁を乗り越えるために繰り返し努力することが大切だと思います。そのような準備があれば、壁にぶつかったとしても克服できると考えています。

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