フリーワード検索

other2023.11.17

バスケのフォワードはどんなポジション? 役割や必要な能力を理解しよう

サッカーやラグビー、バスケットボールといったスポーツには「フォワード(前衛)」と呼ばれるポジションがあります。サッカーのフォワードは得点を決める役割を持つポジションですが、バスケットボールのフォワードにはどのようなプレーが求められるのでしょうか。
ここでは、バスケットボールにおけるフォワードの種類や役割をご紹介します。

 

【目次】

■バスケのフォワードの種類と役割

・パワーフォワード

・スモールフォワード

■パワーフォワード・スモールフォワードに求められる能力は?

・ジャンプ力やスピード

・強いフィジカル

・戦術理解力・状況判断力

■フォワードの効果的な練習方法

■オールラウンドに活躍できるフォワードを目指そう

 

■バスケのフォワードの種類と役割

バスケのフォワードの種類と役割

 

バスケットボールでフォワードと呼ばれるポジションは、パワーフォワードとスモールフォワードの2種類に大きく分けられます。
それぞれのプレー中の役割は、以下のとおりです。

 

・パワーフォワード

パワーフォワード(Power Forward)は、ミドルレンジまたはゴール下で得点を決めることが役割です。「PF」や「4番」とも呼ばれます。
主にゴール下でのプレーがメインになるため、相手のディフェンスと競り合ったり、リバウンドを確実に奪ったりすることも求められるポジションです。ポストプレーやスクリーンなど、相手との接触が多いポジションなので、一般的にはスモールフォワードに比べると身長が高く、体格の良い選手が務めます。

また、従来はインサイドでのプレーがメインのポジションでしたが、アウトサイドからのシュートを求められる機会が増えてきている点も見逃せません。
パワーフォワードながらアウトサイドからのシュートも得意とする選手は「ストレッチフォー」と呼ばれます。ストレッチフォーのプレーによって、相手チームのディフェンスはアウトサイドに広がるため、インサイドにスペースを作ることが可能です。

他にも、パワーフォワードながらセンターの役割もこなせる選手を「フォワードセンター」や「ビッグマン」と呼ぶこともあります。

 

・スモールフォワード

パワーフォワードに比べるとゴール下でのプレーが少なく、ロングシュートや3ポイントシュート、1on1など、アウトサイドでのプレーが中心になるポジションがスモールフォワード(Small Forward)です。「SF」や「3番」などと呼ばれることもあります。

アウトサイドでの攻撃参加に加えてインサイドで得点を狙ったり、守備を行ったりするなど、パワーフォワード以上にオールラウンドなプレーが求められるのが特徴です。
近年は「3&D」と呼ばれる、3ポイントシュートの決定力と高い守備力を備え持った選手が多く活躍しています。

アウトサイドからの攻撃が主な役割、3ポイントシュートやハンドリング能力が求められるなど、スモールフォワードはシューティングガードと似ている部分も多いです。
一方で、フォワードであるスモールフォワードには、リバウンドで当たり負けしないフィジカルの強さも求められます。さまざまな能力を高いレベルで要求されるスモールフォワードは、バスケットボールにおけるエースといえるポジションです。

 

■パワーフォワード・スモールフォワードに求められる能力は?

パワーフォワード・スモールフォワードに求められる能力は?

 

バスケットボールのフォワードは、パワーフォワード・スモールフォワードのいずれも、さまざまなプレーに関わることになるポジションです。試合で活躍するには、どのような能力が求められるのでしょうか。
フォワードに求められる能力の例をご紹介するので、練習の参考にしてみてください。

 

・ジャンプ力やスピード

フォワードは、インサイドで相手チームのセンターと相対することが多いポジションです。パワーフォワードはもちろん、スモールフォワードも状況によってはゴール下のリバウンド争いに参加します。
リバウンドで確実にボールを奪えるように、高く飛べるジャンプ力が必要です。

アウトサイドからインサイドに素早く切り込むためのスピードも欠かせません。
しかし、足が速くても技術が足りないとボールを奪われたり、シュートを外したりする可能性があります。スピードを生かすために、ボールハンドリングやドリブル、シュート、ディフェンスなど、バスケットボールのあらゆる技術を習得することも大切です。

 

・強いフィジカル

前述したように、フォワードは相手選手との距離が近いポジションです。特に、パワーフォワードはインサイドでのプレーがメインになります。スモールフォワードも、イン・アウトを問わずコートのあらゆる場所でプレーしなければいけません。
相手と接触する機会が多いため、当たり負けしない強いフィジカルは不可欠です。

仮に、相手チームのセンターやパワーフォワードとのマッチアップで当たり負けしてしまうと、インサイドにボールをつなげられません。攻め方のバリエーションが限られてしまうため、得点につなげるのが難しくなります。

 

・戦術理解力・状況判断力

フォワードは、試合中にアウトサイドとインサイドを行き来するプレーが多くなります。とはいえ、自由に動きすぎるとフォーメーションが崩れてしまい、チームとして機能しません。
スクリーンをかける、パスを出す、ドリブルで切り込むなど、状況に応じてプレーを選択できる戦術理解力や状況判断力も求められます。

また、スクリーンやパスなど、フォワードは味方選手と息を合わせて動く場面が多いです。味方と息を合わせられる連携力や、意思疎通を図るコミュニケーション能力なども必要になります。

 

■フォワードの効果的な練習方法

フォワードは、あらゆるプレーを高い精度でこなす必要があるポジションです。ボールハンドリングやシュート、ドリブルなど、バスケットボールのあらゆるテクニックを練習で磨く必要があります。

【パワーフォワードの練習例】
パワーフォワードはゴール下でのプレーが多くなります。確実にボールを取れるように、リバウンド力を強化する練習を行いましょう。
リバウンドの練習は、シューター、オフェンス、ディフェンスで3人1組を作り、シュートを決めるまでリバウンドを取り合う方法が有効です。リバウンドだけでなく、ポストプレーやアウトサイドからのシュート、ディフェンス力も強化できます。

3人1組のリバウンド練習以外には、さまざまな動きを加えてシュートを打つのもおすすめです。実際の試合では、止まった状態からシュートを打てるタイミングはほとんどありません。さまざまな動きからシュートをすることで、より実戦に近い練習になります。

【スモールフォワードの練習例】
アウトサイドからの切り込みなどが求められるスモールフォワードは、プレーのバリエーションを増やすことが大切です。この時、テクニックを磨くだけでなく、素早くプレーすることを心がけましょう。
1on1などの実戦形式の練習を取り入れ、ディフェンスとの駆け引きを経験すると効果的です。

 

■オールラウンドに活躍できるフォワードを目指そう

バスケットボールのフォワードは、攻撃・守備とオールラウンドなプレーが求められるポジションです。活躍するには、ドリブルやシュート、パス、ディフェンスなど、バスケットボールで必要なテクニックを満遍なく身につけなければいけません。
練習を繰り返して、自分の武器になるプレーを磨きながら、少しずつできることを増やしていきましょう。

⇒バスケ用品はこちら

BUY NOW

SEARCH フリーワード検索