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other2023.11.30

【テニス】安定したトスでサーブをうまく決めよう! 基本の考え方や上げ方のポイント

テニスにおいて、サーブは自分が全てをコントロールできる唯一のプレーです。試合を優位に進めるには、サーブの成功率を高める必要があります。
しかし、サーブは難易度が高いプレーです。サーブが上手にできないと悩んでいる初心者の方は多いのではないでしょうか。サーブの成功率を高めるためには、ボールを上げる「トス」を安定させることが大切です。
ここでは、テニスのサーブにおけるトスの重要性と、安定させるためのポイントをご紹介します。

 

【目次】

■良いサーブを打つには安定したトスが重要

■テニスのトスを安定させるポイント

・ボールの持ち方

・肩から腕を使う

・トスの位置や高さのポイント

・体重移動を行う

・リラックスして脱力する

■トスのポイントを押さえて良いサーブを打とう

 

■良いサーブを打つには安定したトスが重要

良いサーブを打つには安定したトスが重要

 

サーブは、テニスの中で唯一相手に邪魔をされずに打つことができるショットです。自分がサーブを打つことができるサービスゲームを必ずキープできれば、理論上負けることはありません。
逆にいえば、サービスをキープできない場合は負けてしまうということです。テニスの試合で勝てるようになるには、サーブを上達させる必要があります。

とはいえ、サーブに苦手意識を持っている方も多くいらっしゃるでしょう。サーブの成功率は、トス(トスアップ)を上手にできるかどうかに大きく左右されます。
例えば、ボールの高さが安定しない、思ったところに上がらないといった不安定なトスだと、フォームやリズムが崩れてサーブも安定しません。

良いサーブを打つためには、トスを安定させて、ボールを打ちやすい位置に上げることが重要です。試合を優位に進めるために、安定したトスを上げて、良いサーブを打てるようになりましょう。

 

■テニスのトスを安定させるポイント

テニスのトスを安定させるポイント

 

テニスのトスを安定させるには、ボールを上げるためのポイントを意識することが大切です。トスを安定させるポイントをご紹介するので、サーブが苦手な方は参考にしてみてください。

 

・ボールの持ち方

トスを上げる際に注意したいのが、ボールに回転をかけないことです。ボールに回転がかかると、安定したサーブを打ちにくくなります。
ボールに回転がかかってしまう、同じ場所に上げるのが難しいといった場合は、ボールの持ち方を見直してみると良いでしょう。
ボールの持ち方は、大きく2つのパターンに分けることができます。

【指の上に乗せる】
ボールを人差し指・中指・薬指の上に乗せる方法です。親指と小指でボールの側面を軽く挟んで、支えるように持ちます。
ボールを2球持つ場合は、打つ方のボールを親指・人差し指、中指の指先で軽く握ると良いでしょう。ボールがブレにくく、トスを安定させやすくなります。
指先でボールを投げるのではなく、手のひらでボールを押し出す意識を持つのがポイントです。

【親指と人差し指で挟む】
コップを持つように、親指と人差し指の間に挟み込む持ち方もおすすめです。肘が曲がりにくくなるので、トスアップの動作が安定します。手のひらは上ではなく、横向きのままトスを上げるのがポイントです。

指の付け根あたりにボールを乗せる方法はトスが安定しにくいので、避けることをおすすめします。
ただし、ボールの持ち方に正解はありません。ご紹介した持ち方を参考に、安定してトスを上げやすい持ち方を見つけてみてください。

 

・肩から腕を使う

肘や手首が動いてしまうと、トスアップの動作が不安定になったり、無駄な力が入ったりしやすく、ボールも安定しません。肘や手首を固定して、肩から指先までが一直線になるイメージでトスを上げましょう。
この時、頭の高さ辺りでボールを離して、上に投げてからも手のひらがボールを追うように腕を伸ばし続けると、安定したトスを上げられます。

ただし、体の構造上、肘を伸ばしたまま腕を真っすぐ上げきることはできません。
腕を伸ばす際は、ひざを落として体を傾けることもポイントです。上を向くように体を傾けると、肘を伸ばしたまま腕を上げやすくなります。

 

・トスの位置や高さのポイント

トスの高さや位置も、確認したいポイントのひとつです。トスを高く上げてボールの滞空時間が長くなると、トスが狙った場所に上げられなかったり、風の影響を受けたりしやすくなります。
反対に、トスが低いと打点も低くなり、ネットミスが増えてしまうため注意が必要です。

トスを必要以上に高く上げるのは避け、適切な位置にボールを置くイメージを持ちましょう。サーブを打ちやすい打点は人によって異なりますが、打球点(インパクト)の高さから30cmほど、もしくはラケットを持った手を上に伸ばして、そこからラケット1本分の高さを目安に、トスを上げるのがおすすめです。

トスの高さに加えて、位置も重要です。サーブの種類にも左右されますが、基本的にはベースラインより前側に上げることを意識してください。利き手寄りにトスを上げて、ボールの斜め後ろを捉える意識でスイングすると、サーブが決まりやすくなります。

反対に、頭の後ろ側にトスを上げるとサーブが安定しないだけでなく、けがにつながる恐れがあります。トスは体の前に上げることを心がけましょう。

 

・体重移動を行う

体重移動を行いながらトスを上げることも重要です。「前側に重心を置く⇒トスアップでラケットを引いて後ろに重心を移す⇒前足に重心を移してスイングする」という順番で体重移動を行うと、力まずにトスを上げることができます。
ラケットに体重を乗せることで、力強いサーブを打てる点もメリットです。

また、サーブは相手が打ったボールを打つのではなく、自分で上げたボールを打つプレーです。自分のタイミングで打つことができる反面、リズムがズレるとインパクトも安定しません。
体重移動と同時に頭の中でリズムを取ると、トスやスイングなどのタイミングを取りやすくなります。

 

・リラックスして脱力する

人間は、緊張すると体が硬くなります。体が硬いままだと思うように動くことができません。トスアップの際に緊張していると、体を上手に動かせずに、ボールを遠くに投げてしまう恐れがあるのです。

ミスを減らすためには、リラックスして体を動かしやすい状態にすることも重要です。
ただし、試合中は緊張しやすく、リラックスするのが難しいかもしれません。プレー前に深呼吸したり、体を少し動かしたりして、脱力することを心がけましょう。

また、トスを上げる前に○回ボールをつく、足でコートを軽くつつく、相手を○秒見てからサーブに移るなど、自分なりのルーティンを設けるのも有効です。練習時から同じ行動を繰り返すことで、試合中のプレーが安定しやすくなります。

 

■トスのポイントを押さえて良いサーブを打とう

サーブは、自分の思い通りにボールを打つことができる唯一のプレーです。例えば、ストロークやボレーといったプレーは、相手から来たボールに合わせなければいけません。練習をしていても、その通りにボールを打てるとは限らないということです。

一方で、サーブはトスさえ安定して上げられれば、毎回練習通りに打つことができます。良いサーブを安定して打てるようになれば、試合で勝つ可能性を上げることも可能です。
サーブに苦手意識を持っている方は、最初にトスの上げ方から見直してみてはいかがでしょうか。

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