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other2024.01.11

ブレイクダンス初心者の方必見! 構成の基本と練習時のコツ

学校の授業で必修化されたこともあり、今まで以上に注目を集めているダンス。ジャズやバレエ、社交ダンスといった多くのジャンルがありますが、日本人選手の世界的な活躍やオリンピック競技としての採用もあり、高い知名度を誇るのがブレイクダンス(ブレイキン)です。
ここでは、ブレイクダンス初心者の方に向けて、ブレイクダンスの歴史や基本の構成などをご紹介します。

 

【目次】

■ブレイクダンスとは?

■ブレイクダンスの基本の構成

・トップロック(エントリー)

・フットワーク(ダウンロック)

・フリーズ

・パワームーブ

■ブレイクダンス初心者が行いたい練習の例

・アイソレーション

・リズム

・筋トレもしっかり行おう

■ブレイクダンスで力強い踊りを楽しもう

 

■ブレイクダンスとは?
ブレイクダンス(ブレイキン)は、ヒップホップ文化の中で誕生したストリートダンスのジャンルです。ブレイクダンスを踊る男性ダンサーはBboy、女性ダンサーはBgirlと呼ばれます。
世界で最もダンス人口が多いジャンルといわれていて、2024年開催のパリ五輪で正式種目として採用されたことでも話題を集めました。

ブレイクダンスは、1970年代のアメリカ、ニューヨークのサウスブロンクス地区で誕生したとされています。ストリートギャングが多かった同地区において、血を流さずに勝敗をつける手段として、ブレイクダンスが行われるようになりました。

多くのダンスは立って踊ることが一般的ですが、ブレイクダンスはフロア(床)に手をついて踊ったり、体を大きく使ったりする振り付けが多いのが特徴です。
誕生の経緯から、相手を挑発するようなジェスチャーが見られる点も、ブレイクダンスならではの特徴といえるでしょう。

 

■ブレイクダンスの基本の構成

ブレイクダンスの基本の構成

 

ブレイクダンスは、トップロック・フットワーク・フリーズ・パワームーブの4つの要素から構成されています。4つの要素を組み合わせた流れは「ムーブ」と呼ばれ、ダンスバトルでは各ダンサーが1ムーブずつ披露することで勝敗を競います。
ブレイクダンスの基本となる4つの要素と、それぞれの代表的な技は、以下のとおりです。

 

・トップロック(エントリー)

フロアに立ったままステップを踏む動作がトップロック(エントリー)です。ブレイクダンスでは、トップロックを始めるのが1ムーブのスタートになります。
さまざまなステップがありますが、2ステップやブロンクスステップ、スピンダウンといった技が有名です。

【2ステップ】
足の出し戻しに合わせて、胸の前で腕をクロスさせたり、開いたりするステップです。ブレイクダンスの基本ともいえるステップで、ダンサー独自のアレンジを加えることもあります。

【ブロンクスステップ】
膝から下を回すように足を出して移動するステップです。こちらもブレイクダンスの基本的なステップで、前に移動しやすいのが特徴です。

【スピンダウン】
ステップにしゃがむ動作を加えた技がスピンダウンです。動きを大きく見せることができる技で、相手を挑発するシーンでも使われます。

 

・フットワーク(ダウンロック)

床に手をついた状態で、足を動かしてリズムを刻む動きがフットワーク(ダウンロック)です。ステップのパターンの組み合わせ方やアレンジ次第で、ダンサーのオリジナリティを出せます。
6ステップ(シックスステップ)と呼ばれる技が有名です。

【6ステップ】
フロアに手をつきながら、体の周りで足を出したり、戻したりする動きです。名前のとおり、ステップを6歩踏んで元のポーズに戻ります。

6歩だけでなく、1歩~5歩といった技も存在します。ステップが少ないほど動きがシンプルになる分、技としての難易度は高いです。

 

・フリーズ

フットワークやパワームーブといった動きを完全に静止するのがフリーズです。さまざまな姿勢で静止することになるため、体のバランス感覚や筋力、柔軟性などが求められます。
代表的な技は、以下のとおりです。

【チェアー】
頭の側面をフロアにつけて、両腕で体を持ち上げたまま支えます。おへその辺りに膝を当て、全身をしっかりと腕で支えるのがポイントです。

【ハローバック】
倒立した状態で、ひらがなの「く」のように体を曲げてキープします。見た目が派手で盛り上がる、他の技につなげやすいなど、できるようになると役立つ技のひとつです。

【ジョーダン(ワンハンドフリーズ)】
倒立したまま、片手で体を支える技です。そのままステップすることで、ワンハンドラビットと呼ばれる技につなげられます。フリーズの基本的な技なので、倒立ができる方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

・パワームーブ

「ブレイクダンス」と聞いた時にイメージされる、アクロバティックな技の総称がパワームーブです。頭や背中、手などを使って、足を浮かせたまま体を大きく回します。

【ヘッドスピン】
頭をフロアにつけて倒立した状態(ヘッドスタンド)から、体を回転させるパワームーブです。回転するのに合わせて両手は床から離します。見た目が派手で盛り上がる一方、頭だけで体を支えながら回転するため、体にかかる負担は大きい点に注意が必要です。

【ウィンドミル】
フロアに背中をつけた状態で、足を大きく開きながら回転するパワームーブです。パワームーブの中では難易度が低いため、これから練習を始めてみてはいかがでしょうか。

【1990(ナインティ)】
片手で倒立したまま回転する、非常に難易度の高いパワームーブです。1回転するだけでも難しい技で、できるようになれば場を大きく盛り上げられるでしょう。

【エアートラックス】
逆立ちのまま体をひねり、飛ぶように回転する技です。パワームーブの中で最も難しいといわれることもあります。

 

■ブレイクダンス初心者が行いたい練習の例

ブレイクダンス初心者が行いたい練習の例

 

ブレイクダンスを上手に踊るには、日々の練習を繰り返すことが大切です。技の練習も必要ですが、以下のトレーニングも行うことをおすすめします。

 

・アイソレーション

アイソレーションとは、首や肩など、体の特定の部分だけ動かすテクニックのことです。ブレイクダンスだけでなく、その他のジャンルのダンスでも必要になります。
ダンス初心者の方は、アイソレーションの練習をしっかりと行いましょう。どの部位を、どのように動かせば良いか意識しながら練習するのがポイントです。

アイソレーションのやり方がよくわからない時は、動かす部位ではなく、固定する部位を意識してみてください。

 

・リズム

パワームーブのような大技に目がいきがちですが、ブレイクダンスも音楽のリズムに合わせて体を動かしています。上手に踊るには、音に合わせて踊るためのリズム感が欠かせません。
音に合わせて体を落とす「ダウン」と、音に合わせて体を上げる「アップ」の動きを繰り返すトレーニングを行いましょう。

 

・筋トレもしっかり行おう

他のジャンルと異なり、ブレイクダンスは腕で体を支えたり、体を回したりと、筋力が必要な動きが多くあります。腹筋や腕立て伏せ、体幹トレーニングなどを行い、ダンスで使う筋肉を鍛えることも大切です。
筋肉を鍛えると体の軸が安定するので、よりダンスを魅力的に見せることにもつながります。

また、ハローバックやジョーダン、1990など、ブレイクダンスの大技は倒立するものがよく見られます。三点倒立や逆立ちのトレーニングを取り入れるのもおすすめです。

 

■ブレイクダンスで力強い踊りを楽しもう

パワームーブを筆頭に、パワフルな動きで周囲を沸かせることができるのがブレイクダンスの魅力です。初心者には難しい技も多くありますが、基礎から身につけていけば、徐々にさまざまな技ができるようになります。
興味がある方は、ブレイクダンスにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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