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other2024.01.19

【バスケ】ファウルにはどんな種類がある? 具体例や禁止行為を確認しよう

試合を安全かつ円滑に進めるために、バスケットボールにはさまざまなファウル(反則)が設けられています。種類が多いうえに、基準も細かく定められているため、バスケットボール初心者の方は覚えるのが大変かもしれません。
しかし、最低限のファウルの内容は知っておかないと、無駄なファウルを取られて攻撃の芽を摘んでしまうことも考えられます。実際の試合で見ることが多いものや、初心者がやりがちなものに関しては、覚えておくことが大切です。
ここでは、バスケットボールのファウルの種類やそれぞれの概要、ファウルを取られるとどうなるのかなどをご紹介します。

 

【目次】

■バスケのファウルの種類

・パーソナルファウル

・テクニカルファウル

■パーソナルファウルの具体例

・ディフェンスファウル

・オフェンスファウル

■その他の禁止されている行為

・バイオレーション

・ダブルファウル

・フェイク

■ファウルを取られるとどうなる?

■ファウルしないプレーを心がけよう

 

■バスケのファウルの種類

バスケのファウルの種類

 

バスケットボールのファウルは、大きくパーソナルファウルとテクニカルファウルの2つに分けることができます。
それぞれの概要は、以下の通りです。

 

・パーソナルファウル

選手同士の体の接触で取られるファウルが「パーソナルファウル」です。相手選手を押す、引っ張る、叩く、ぶつかるといった、物理的にプレーを邪魔する行為が該当します。
パーソナルファウルを犯した場合は、ファウルを受けた側のチームにスローインやフリースローの権利が与えられます。

 

・テクニカルファウル

スポーツマンシップの精神から逸脱した言動を取ると、「テクニカルファウル」が宣告されます。例としては、相手選手を挑発や侮辱する、審判の警告を無視する、暴言を吐くといった行為が該当します。
テクニカルファウルは、コート上でプレーしている選手だけでなく、ベンチにいる控え選手や監督、コーチにも適用される点に注意が必要です。

 

■パーソナルファウルの具体例

パーソナルファウルの具体例

 

パーソナルファウルは、どのプレイヤーがファウルを起こしたかに応じて、ディフェンスファウルとオフェンスファウルに分けることができます。
それぞれの概要や具体例も、覚えておくと便利です。

 

・ディフェンスファウル

守備側の選手が起こしたファウルがディフェンスファウルです。プッシング、イリーガル・ユーズ・オブ・ハンズ、ホールディング、ブロッキングなどに分けることができます。
それぞれの詳細は以下のとおりです。

【プッシング】
文字通り、相手を手や腕でわざと押すプレーに対して取られるファウルです。リバウンドやポジション争いでよく見られます。
ボールを持っていない選手を押して、プレーに影響を与えた場合もファウルになる点に注意が必要です。

【イリーガル・ユーズ・オブ・ハンズ】
相手を掴んだり、叩いたりなど、必要以上に相手選手に触れることで、プレーを妨害した場合に取られるファウルです。どの時点でファウルを取られるかは、審判の判断によります。

【ホールディング】
手や腕で相手選手を押さえて、自由なプレーを妨げる行為に対して取られるファウルです。相手選手に抱きつく、腕を使って掴むなどの行為が該当します。

【ブロッキング】
相手選手の進路に体を横から入れるなど、自分の体でプレーを不当に邪魔した場合に取られるファウルです。
判断基準は審判によって異なりますが、相手選手よりも遅れてドリブルコースに入った場合は、ブロッキングを取られることが多いです。

 

・オフェンスファウル

ディフェンスファウルとは逆に、攻撃をしている側の選手が起こしたファウルがオフェンスファウルです。大きく、イリーガルスクリーンとチャージングに分けることができます。

【イリーガルスクリーン】
スクリーンとは、味方選手をフリーにするために、自分の体を使って相手ディフェンスの邪魔をするプレーのことです。本来、スクリーンはその場で停止した状態で行わなければいけません。
オフェンス側が動きながらスクリーンをかけた際に、イリーガルスクリーンと判定されます。

【チャージング】
ディフェンスの選手に対して体当たりをする、手で押しのけるなどのファウルがチャージングです。相手ディフェンスが先にドリブルのコースを塞いでいて、それを押しのけた場合は、チャージングが取られます。
一方で、先にオフェンス側がコースに入っているところにディフェンス選手が邪魔をした場合は、前述のブロッキングを取られます。

 

■その他の禁止されている行為

バスケットボールには、ご紹介したファウル以外にも禁止されている行為がいくつかあります。その他の禁止行為も、覚えておきましょう。

 

・バイオレーション

ファウル以外に禁止されている、代表的な行為がバイオレーションです。ダブルドリブルやキックボール、トラベリングなどが該当します。
バイオレーションの中でも、特に注意したいのが時間に関わるルールです。試合中に注意したい時間のルールとしては、以下の点を覚えておきましょう。

【3秒ルール】
オフェンス側は、ボールコントロールをしている間、相手チームの制限区域内(ゴール下のライン内)に連続して3秒とどまることができません。

【5秒ルール】
スローインやフリースローは、笛が鳴ってから5秒以内に行う必要があります。ボールを持ったプレイヤーは、パスやドリブルなどをしないまま5秒以上ボールを持つこともできません。

【8秒ルール】
オフェンス側は、8秒以内に自チーム側のコートから相手側のコートにボールを運ばなければいけません。

【24秒ルール】
オフェンス側は、ボールを持ってから24秒以内にシュートを打つ必要があります。シュートができなかったり、ボールがリングに当たらなかったりした場合は、相手チームのボールで試合を再開します。

 

・ダブルファウル

実際の試合では、オフェンスとディフェンスの選手が同時にパーソナルファウルを起こしてしまうことも考えられます。オフェンスの選手がイリーガルスクリーンを、ディフェンスの選手がプッシングを同時に起こした場合などが、ダブルファウルの例です。
両選手にファウルがカウントされ、ボールを保持していた側の攻撃から試合再開となります。

 

・フェイク

フェイク(シミュレーション)とは、ファウルを受けていないにも関わらず、あたかもファウルを受けたかのようにふるまい、審判を欺こうとする行為です。
ダブルファウルやフェイクは頻繁に見かけるプレーではないかもしれませんが、覚えておくと役立ちます。

 

■ファウルを取られるとどうなる?

バスケットボールの試合でファウルと判定された場合、ファウルを受けた側のチームにボールが渡り、一番近いサイドラインまたはエンドラインからのスローインで試合を再開するのが基本です。必ず、審判からボールを受け取ってスローインを行います。

シュート体勢に入っている選手にファウルをしたり、テクニカルファウルを取られたりした場合は、ファウルを受けた選手に1回1点のスローインを行う権利が与えられます。
1ピリオド内でチームのファウルが累計5回カウントされると、それ以降ファウルの度にフリースローが与えられる点に注意が必要です。

また、1ゲームを通じて5回ファウルがカウントされた場合は、退場処分となります。

 

■ファウルしないプレーを心がけよう

ファウルは、1つ取られただけでも試合の流れを変えてしまうことがあります。1ゲーム中のファウルが増えると退場になる恐れがある点にも注意が必要です。
起こりやすいファウルの内容を押さえて、不要な警告を避けるプレーを心がけましょう。

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