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other2024.04.19

ゲームの流れをつかむ! バドミントンのサーブの打ち方や種類を解説

バドミントンにおいて、最初にシャトルを打つ「サーブ(サービス)」は試合の流れを左右する重要なショットです。サーブで相手の体勢やタイミングを崩せれば、先手を取って試合を優位に進められます。しかし、サーブにはさまざまな種類があり、それぞれ打ち方のコツを覚えたり、ルールを把握したりする必要があるため、初心者の方は難しいと感じるかもしれません。
ここでは、バドミントン初心者の方に向けて、サーブの打ち方や種類ごとの特徴、打つ際に意識したいコツなどをご紹介します。

 

【目次】

■バドミントンのサーブの打ち方

・フォアハンド

・バックハンド

■バドミントンのサーブの種類

・ロングサーブ

・ショートサーブ

・ピンサーブ

■サーブを打つ際のコツ

・シャトルの頂点に注意する

・タイミングをずらす

■覚えておきたいサーブのルール

■上手にサーブを活用してゲームの主導権を掴もう

 

■バドミントンのサーブの打ち方

バドミントンのサーブの打ち方

 

バドミントンのサーブは、主に打ち方からフォアハンドとバックハンドに分けることができます。サーブで優位に立ちたい場合は、どちらも使いこなせるように習得することが重要です。まずは、フォアハンドとバックハンドの打ち方のコツをご紹介します。

 

・フォアハンド

ラケットを利き手側に構え、下から上方向にスイングしてシャトルを高く遠くに飛ばす打ち方がフォアハンドサーブです。バドミントンの基本の打ち方でフォームを整えやすく、初心者の方でも習得しやすいでしょう。
具体的なフォアハンドサーブの打ち方は、以下の通りです。

【フォアハンドサーブの打ち方(右利きの場合)】
1.左足が前、右足が後ろになるように足を前後に開き、半身の姿勢を取る
2.ラケットを利き手側の後ろに引く
3.シャトルはラケットと反対の手で持ち、胸から顔の前付近の高さに構える
4.シャトルを落とすと同時にスイングし、すくい上げるように打つ

左利きの場合は、左右を逆に考えてください。スイングの際は、前方に体重移動しながら打つのがコツです。

 

・バックハンド

利き手の反対側で、フォアハンドとは逆のラケット面を使ってシャトルを打つショットです。フォアハンドよりもレベルが高く、習得するのは難しいものの、小さいモーションでネットのぎりぎりにシャトルを打ち込めます。マスターすれば、試合の流れを優位に運ぶことができるでしょう。

【バックハンドサーブの打ち方(右利きの場合)】
1.ラケットの面が左手側に来るように、バックハンドの握り方でラケットを持つ
2.右足が前、左足が後ろになるようにして構える
3.コルク部がラケット面に当たるようにシャトルを持つ
4.ラケットを引く動作(テイクバック)にあわせてシャトルを離し、前方に押し出すように打つ

 

■バドミントンのサーブの種類

バドミントンのサーブの種類

 

バドミントンのサーブは、打ち方ではなくシャトルの軌道から種類を分けることもできます。ゲームを有利に進めるためには、複数の軌道のサーブを使い分けることが重要です。

 

・ロングサーブ

相手コートの後方に向けて、高くシャトルを打つサーブがロングサーブです。高く遠くに飛ばしやすいフォアハンドサーブでよく使われます。後ろに相手選手を移動させることで、攻撃的な返球を防ぎやすいのがメリットです。相手がシャトルを返すまでの時間が長くなるので、自身の体勢を整えることもできます。
相手がスマッシュなどのショットが苦手、疲れてフットワークが遅くなっている、ネット近くで構えている際などに取り入れるのがおすすめです。

 

・ショートサーブ

相手コートのネット際に打ち込むのがショートサーブです。ロングサーブとは異なり、主にバックハンドサーブで使われます。ネットより少し高い位置を狙って打つため、相手からの強打を防ぎやすいのが特徴です。

一方で、バックハンドが苦手な方はシャトルの軌道が高くなりやすく、低めを狙いすぎるとネットに引っかかる恐れもあります。安定したショートサーブを使いこなすためには、練習を重ねてコツを習得することが重要です。

 

・ピンサーブ

ロングサーブやショートサーブの場合、シャトルは弧を描く軌道でネットを越えますが、ピンサーブ(ドリブンサーブ)はドライブのようにまっすぐな軌道を描きます。
スピードと威力が高いサーブなので、相手の虚をついて得点につなげやすいのがメリットです。バックハンド、フォアハンドともに打てるサーブですが、バックハンドの方が威力を出せます。

一方で、現行ルールでは「サーブはコート面から115cm以下で打つ」と規定されている関係上、シャトルは斜め上方向にまっすぐな軌道を描くはずです。相手はネットの上側からシャトルを返球しやすいため、プッシュやカウンターでポイントを奪われる恐れもあります。リスクも高いサーブなので、活用するタイミングが重要です。

 

■サーブを打つ際のコツ

安定したサーブを打つためには、サーブのコツを知っておく必要があります。ここでは、すべてのサーブで活用できる打つ際のコツをご紹介します。サーブ練習の際も、以下のコツを意識して行うと良いでしょう。

 

・シャトルの頂点に注意する

バドミントンで重要なのは、いかにして相手にネットより低い位置でシャトルに触らせるかです。低い位置からはシャトルを叩くスマッシュなどが決められないため、優位に試合を進められるようになります。

特に、ネット際にシャトルを落とすショートサーブの場合は、自分のコート側でシャトルが一番高くなる軌道を描くように打つことを心がけましょう。
頂点が自コート側に来るサーブなら、相手コートに入ったシャトルは落下しているので、プッシュしようとしても上向きにしか打つことができません。ネットに引っかける可能性もあるなど、相手の攻撃の幅を狭められます。

 

・タイミングをずらす

サーブを打つタイミングを少しずらすのも有効です。ラケットを構えてすぐに打つのではなく、少し間をおけば、相手のタイミングを外せます。
サーブを打つのに慣れてきたら、シャトルをラケットに当てる寸前でスイングを少し緩めてサーブを打つといった技を取り入れるのも良いでしょう。
また、ラケットを引くテイクバックの間隔を変えてサーブを打つのも、タイミングをずらす効果が期待できます。

 

■覚えておきたいサーブのルール

バドミントンでは、競技性を持たせるためにサーブにさまざまなルールを設けています。違反すると反則を取られ、相手にポイントが入ってしまうので注意が必要です。
最低限覚えておきたいサーブのルールとしては、以下のようなものが挙げられます。

【レシーバーが構えの姿勢を取った段階ですぐにサーブを打つ】
体力回復などを目的に、長時間の間を取るのは反則です。構えて何秒後からがルール違反と厳密に定められているわけではないので、間の取りすぎには注意しましょう。

【サービスコートの境界ラインを踏んではいけない】
サーブを打つ際に、コートのラインを踏んではいけません。シューズがラインにかかっていると反則を取られます。
また、サーブは足の一部が床に着いた状態で行う必要があります。ジャンプしながらサーブを打てないことも覚えておきましょう。

【コート面から115cm以下の高さでサーブを打つ】
従来のルールでは、「サーブはウエストより下から打つ」と定められていましたが、現在は「115cm以下の高さから打つ」と改訂されています。背の高い選手は特に注意が必要です。

 

■上手にサーブを活用してゲームの主導権を掴もう

バドミントンのサーブは、試合の流れを左右する重要なショットです。相手が返しにくいサーブを打てれば、そのゲームを優位に進めることができます。
さまざまな種類があるサーブですが、コツを踏まえて練習すれば誰でも打てるようになるはずです。サーブのコツやルールを理解して、バドミントンの試合で活用してみてください。

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