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other2024.05.29

【初心者向け】最初に身に着けたい硬式テニスの打ち方(ショット)のコツ

テニスの試合で勝つには、さまざまな打ち方(ショット)を使い分ける必要があります。テニス初心者の方も、まずは基本的な打ち方を習得することが、勝利への近道です。
しかし、初心者の方だと、どのような打ち方が基本なのかわからないかもしれません。
ここでは、テニスの基本的な打ち方の種類と、それぞれのコツをご紹介します。テニス初心者の方は、練習の参考にしてみてください。

 

【目次】

■打ち方の前に覚えたいラケットの持ち方

■テニスの基本の打ち方とコツ

・フォアハンドストローク

・バックハンドストローク

・ボレー

・サーブ

・スマッシュ

■正しいフォームを身に着けることが上達のコツ

■たくさんの打ち方をマスターしよう

 

■打ち方の前に覚えたいラケットの持ち方

打ち方の前に覚えたいラケットの持ち方

 

テニス上達を目指すうえで、最初に覚えたいのがテニスラケットの持ち方(グリップ)です。
基本的なテニスラケットの持ち方は、コンチネンタルグリップ、イースタングリップ、セミウエスタングリップ、ウエスタングリップの4つに分けられます。

【コンチネンタルグリップ】
サーブやスマッシュ、ボレー、スライスなど、多くのショットで使用する基本的な握り方です。ラケットを地面に対して垂直に立てたら、包丁を握ったり、握手したりするイメージで握ります。人差し指と中指の間隔を少し空けるのがポイントです。

【イースタングリップ】
ストロークを中心に、フォアハンドで打つ際に多用します。手のひらを広げたらラケット面(フェイス)に当て、そのままグリップまで手を移動させて握ってください。コンチネンタルグリップに比べて、利き手が少し外に移動したイメージです。

【セミウエスタングリップ】
イースタングリップとウエスタングリップの中間くらいの握り方です。親指と人差し指の間が、イースタングリップよりも外になります。
ボールに回転をかけやすいのがメリットです。

【ウエスタングリップ】
ラケット面が地面と平行になった状態で、握手するようにラケットを握ります。下から上に向けてスイングしやすいので、トップスピンを打つ際に有効な握り方です。

 

■テニスの基本の打ち方とコツ

テニスの基本の打ち方とコツ

 

テニス上達を目指すには、基本的な打ち方を習得することが大切です。基本的な打ち方の概要やコツを覚えて、プレーに生かしましょう。

 

・フォアハンドストローク

ラケットを持っている利き手側でボールを打つのが、フォアハンドストロークです。通常は、ラケットは片手でスイングします。

テニスの試合において、ラリーはフォアハンドストロークを中心に組み立てることになります。相手のサーブを返すリターン(レシーブ)もほぼ同じ動きなので、確実に動き方やラケットの振り方を覚えておきましょう。

フォアハンドストロークの際は、ボールに対して半身になり、重心を落として体を近づけるのが基本です。その後、体の回転や体重移動を利用してスイングし、ボールを振り抜きます。テイクバックは小さく、フォロースルーを大きく取るのがポイントです。

腕の力だけでスイングすると、ボールに力が乗らないだけでなく、けがにつながる恐れもあるため注意してください。

 

・バックハンドストローク

利き手と反対側でラケットを振り抜くのがバックハンドストロークです。片手で打つシングルハンドは難易度が高いので、まずは両手でラケットを握るダブルハンドから練習しましょう。

バックハンドストロークは、テイクバックからフォロースルーまで、手首の形を変えないようにラケットを振り抜くのがコツです。フットワークに関しては、フォアハンドストロークと変わりません。ラケットの面は、できるだけ長くボールを打ちたい方向に向ける意識を持つと、コントロールの精度が上がります。

バックハンドは苦手なプレーヤーが多い打ち方です。バックハンドで安定して打てると、ラリーを優位に進められるようになります。

 

・ボレー

ボレーは、ノーバウンドでボールを打ち返すショットです。主にネット際で、攻撃的なショットとして使われます。ラリー中にネット前に詰めてボレーを決めるなど、決め球として使用するケースも多いため、ミスなくに確実に決め切ることが重要です。

基本的には、コンチネンタルグリップを使用してスイングします。テイクバックやフォロースルーは行わず、ボールをコンパクトに打ち抜く意識を持ちましょう。ラケットを動かしてしまうと、タイミングが取りにくくなります。

ラケットを体の正面で構えたら、体ごと押し込むようにボールを打球します。ボールの力を利用するため、ラケットを引いたり、振ったりする必要はありません。
打球したい方向にラケット面を向けて、ボールをコントロールすることも心がけましょう。

 

・サーブ

テニスの試合は、必ずサーブから始まります。試合で勝つためには、自分がサーブを打つゲーム(サービスゲーム)を確実にキープすることが重要です。
ファーストサーブをミスしてもセカンドサーブを打てるため、1回目は難しいショットを狙い、2回目で確実に入れるようにします。

また、サーブはテニスで唯一、相手のショットに左右されずにボールを打つことができるプレーです。言い換えると、サーブは自分自身のテクニックが威力を大きく左右するプレーになります。
どのようなプレースタイルでも行うプレーなので、上手に打てるようになりましょう。

利き手と反対の手でボールを頭上に上げたら、利き手でラケットを振り下ろす形で打球するのが、サーブの打ち方の基本です。腕の力だけでなく、ひざのバネを使って、全身の力をラケットに伝えることを心がけてください。

 

・スマッシュ

スマッシュは、山なりに高い軌道を描くロブに対して、頭上でボールを捉えて打ち抜く攻撃的なショットです。前衛と後衛に分かれるダブルスの試合で多用されます。
上手に決まれば威力のあるショットになる反面、素早くボールに向かうフットワークや、落ちてくるボールを正確に打ち抜くテクニックなど、難易度は高いプレーです。

スマッシュを打つ際は、利き手ではない手でボールを捉えるように構えましょう。その後、ボールを地面に打ち付けるように、ラケットのヘッドをやや下に向けて振り抜くのがポイントです。

 

■正しいフォームを身に着けることが上達のコツ

さまざまな打ち方を習得するには、正しいフォームを身に着けることが大切です。
経験が浅いテニス初心者の方ほど、腕の振りだけでボールを打つ「手打ち」をしています。ボールを返すことはできますが、体重移動や上半身の回転が使えないので、勢いのあるショットを打つことはできません。
ボールに全身の力を伝えるために、正しいフォームを意識して練習を繰り返しましょう。

まずは、フットワークを使ってボールを打ちやすいポジションに構え、前足を踏み込みながら打つことを心がけてください。前に踏み込むことで、自然と全身を使ったスイングになります。
打球する直前は、ボールに対して半身を取る「スクエアスタンス」で構えることもポイントです。スクエアスタンスを取ることで体重移動が簡単になり、ボールを捉えやすくなります。

 

■たくさんの打ち方をマスターしよう

テニスにはたくさんの打ち方があり、それぞれ体の使い方やコツが異なります。たくさんの打ち方を使いこなせれば、ラリーを優位に進めることが可能です。

全てを一度に習得するのは難しいかもしれませんが、いずれの打ち方でも大切なのが、正しいフォームでボールに力を乗せることです。練習を繰り返してフォームを固めながら、たくさんの打ち方をマスターしていきましょう。

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