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other2024.06.11

【初心者向け】バレーボールの基本ルールや反則を理解しよう

バレーボールは、「コート上にボールを落としてはいけない」という、数ある球技の中でも珍しいルールがあるスポーツです。それ以外にも、オリンピックなどで採用されている6人制バレーには、さまざまなルールがあります。
バレーボールをこれから始める初心者の方や、より楽しく観戦したい方は、基本となるルールを知っておきましょう。
ここでは、一般的な6人制バレーの基本的なルールや、代表的な反則についてご紹介します。

 

【目次】

■バレーボールのルールの基本

・コートの広さや人数のルール

・得点や勝利の条件

・ポジションに関するルール

・サーブやローテーションに関するルール

■バレーボールの反則の例

・ダブルコンタクト

・フォアヒット

・ペネトレーション・フォールト

■6人制と9人制のルールの違い

■基本のルールを覚えてバレーにチャレンジしよう

 

■バレーボールのルールの基本

バレーボールのルールの基本

 

バレーボールは、ネット越しに2チームがボールを打ち合い、得点を競うスポーツです。ボールは、3球以内に相手コートに打ち返す必要があります。基本的には手や腕でボールを打ちますが、サーブ以外のプレーなら、足などを使っても問題ありません。
その他、バレーボールで基本となる、人数や得点に関するルールをご紹介します。

 

・コートの広さや人数のルール

バレーボールのコートは、18×9メートルの長方形です。中央にネットが張られていて、各チームのコートの広さは9×9メートルとなります。
ネットの高さは年代や性別によって異なりますが、一般男子で2.43メートル、一般女子が2.24メートルです。

試合に参加できる人数は、6人制バレーでコート内6人+交代メンバー6人以内の計12人までとなります。原則、1セットにつき6回(1人交代を1回とカウント)まで、選手交代が可能です。

ただし、試合に参加する人数は、ソフトバレーがコート内4人、ビーチバレーが2人など、種類によって異なります。

 

・得点や勝利の条件

バレーボールでは「ラリーポイント制」というルールを採用しています。サーブ(サービス)をレシーブして、トスやスパイクで相手に打ち返す「ラリー」の中で、自チームが攻撃を決めたり、相手チームがミスをしたりした時にポイント(得点)が入ります。
サーブ権を持っているかどうかは、得点に関係ありません。

そして、ポイントを25点先取すると、1セットを獲得できます。両チームが24点で並ぶと「デュース」となり、どちらかが2点リードするまでセットが続きます。
国際大会は、3セット先取したチームが勝利する5セットマッチで、最終の5セットのみ15点先取というルールで行われるのが基本です。

 

・ポジションに関するルール

バレーボールのポジションは、サーブ時に選手がいる位置によるものと、役割によるものの2種類に分けられます。

立ち位置によるポジションでは、フロントゾーン(ネット側)にいる3人を前衛またはフロント、バックゾーンにいる3人を後衛またはバックと呼びます。前衛後衛ともに、ライト・センター・レフトに分けて、「フロントライト」「バックライト」のように組み合わせて呼ぶのが一般的です。

役割ごとのポジションは、大きくアウトサイドヒッター(OH)、ミドルブロッカー(MB)、オポジット(OP)、セッター(S)、リベロ(L)の5つに分けられます。

【アウトサイドヒッター(OH)】
攻撃の中心となるポジションで、ウイングスパイカーと呼ばれることもあります。

【ミドルブロッカー(MB)】
センターに位置し、ブロックの中心になるポジションです。クイック攻撃にも参加します。

【オポジット(OP)】
セッターの対角に位置するポジションで、積極的に攻撃に加わり得点を狙うのが役割です。

【セッター(S)】
味方選手にトスを出すポジションで、コート内で司令塔的な役割を果たします。

【リベロ(L)】
守備専門のポジションです。リベロと後衛選手は、何度でも交代することができます。

 

・サーブやローテーションに関するルール

バレーボールの試合は、必ずサーブから始まります。最初のサーブ権は、じゃんけんまたはコイントスで決めるのが一般的です。
ラリーが終わった時、サーブ権を持つチームが得点した場合は、同じ選手がサーブを続けます。レシーブ側が得点を奪った時は、サーブ権も相手チームに移ります。

サーブ権を獲得したチームは、そのタイミングで時計回りにポジションを1つ移動する「ローテーション」を行うのが特徴です。
例えば、バックライトにいた選手はバックセンターに、フロントライトにいた選手はバックライトにポジションが移ります。

一見するとわかりにくいローテーションですが、試合開始直後に対角線上にいた選手は、ローテーションしても必ず前衛と後衛で対角線上にポジショニングすることになります。
自分がプレーする時は、対角に誰がいるのか常に確認しておくと、ローテーションミスを防ぐことが可能です。

 

■バレーボールの反則の例

バレーボールの反則の例

 

バレーボールは、ネット越しに相手チームと相対するので、選手同士の接触など、ラフプレーで反則を取られる心配はありません。その分、ボールの扱い方やネットに関する反則に注意が必要です。
ここからは、バレーボールにおける反則の例をご紹介します。

 

・ダブルコンタクト

同じ選手が2回連続でボールに触れる反則がダブルコンタクトです。ドリブルと呼ばれることもあります。ただし、ブロックを試みた手が触れるのは回数にカウントされません。
トスの時に左右の手が異なるタイミングでボールに当たったなど、無意識のうちに反則を取られる恐れがあるので注意しましょう。

また、ボールをつかむ、投げるなど、長時間ボールを受け止める「ホールディング(キャッチング)」も起こりやすい反則なので気を付けてください。

 

・フォアヒット

同一チームが、4回以上連続してボールに触れる反則です。オーバータイムズとも呼ばれます。ダブルコンタクトと同様、ブロックは回数にカウントされません。
ブロックしようとした手にボールが当たって自コート側に落ちてきた場合、レシーブやトスからカウントします。

 

・ペネトレーション・フォールト

ペネトレーション・フォールトは、オーバーネットとパッシング・ザ・センターラインという反則の総称です。

【オーバーネット】
ネットを超えて、相手コート側にあるボールに触れる反則です。相手チームのプレーを妨害しないのであれば、ブロックの時はネットを超えてボールに触れることができます。

ネット本体やマーカーと呼ばれるアンテナに触れる「タッチネット」も同時に起こりやすいので、プレーする時は注意してください。

【パッシング・ザ・センターライン】
プレーヤーの足や手のひらが、ネット下に引かれたセンターラインを完全に超えてしまう反則です。足の一部がライン上にある、得点が決まってからラインを超えたといった時は、反則を取られません。

 

■6人制と9人制のルールの違い

世界的には6人制バレーが主流ですが、日本ではママさんバレーに代表される9人制バレーも高い人気を誇ります。6人制と9人制は人数以外にもルールが異なるので、覚えておくと便利です。

【サーブを打てる回数】
6人制は1回でもサーブを失敗すると、相手チームの得点となります。一方、9人制はテニスや卓球と同様に、1回失敗しても2回目のサーブを打つことができます。

【ブロック時の接触回数】
6人制バレーでは、ブロックはボールに触れた回数としてカウントしませんが、9人制は1回とカウントします。

【ネットの扱い】
9人制バレーでは、いかなる場合も相手コートにあるボールに触れてはいけません。ブロックでもオーバーネットとみなされるため、手の出し方に注意しましょう。

【ポジション】
6人制と異なり、9人制はローテーションがありません。自陣内であれば、好きな場所で自由にプレーできます。

 

■基本のルールを覚えてバレーにチャレンジしよう

バレーボールは、仲間との連携やコミュニケーションが重要なスポーツです。プレーの質を高めるには、基本的なルールを理解しておく必要があります。
また、大まかな点は同じですが、6人制と9人制でも細かな違いがあるので、競技ごとのルールを把握しておくことも大切です。

これからバレーボールにチャレンジしたい、もっと観戦を楽しみたいという方は、ご紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。

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