フリーワード検索

other2024.07.18

【初心者向け】バスケットボールのダブルドリブルのルールを知ろう!

バスケットボールの有名なバイオレーション(反則)に「ダブルドリブル」があります。相手チームにボールの保有権が移動するため、注意しなければいけないバイオレーションのひとつです。
バスケ初心者も多くの人が知っている有名なルールですが、無意識のうちにダブルドリブルと判断されることも考えられます。ルールを正しく理解して、ミスを防ぐことが重要です。
ここでは、バスケ初心者の方向けに、ダブルドリブルの具体的なルールをご紹介します。

 

【目次】

■バスケットボールのダブルドリブルとは

■ダブルドリブルになるプレーの例

・ボールを両手で突く

・転がったボールを突く

■ダブルドリブルにならないケース

・パワードリブル

・リバウンド後

・ボールをコントロールできなくなった後

■ダブルドリブルに注意したいシーン

■ルールを覚えて反則を防ごう

 

■バスケットボールのダブルドリブルとは

バスケットボールにおけるダブルドリブルとは、「ドリブルを終えた後に、同じ選手がそのままドリブルを繰り返してはいけない」というルールのことです。
バスケ初心者でも名前を知っている代表的なイリーガルドリブル(規則に反したドリブル)で、「ダブドリ」と略されることもあります。

ダブルドリブルをしてしまうと、相手ボールで試合が再開されます。自チームが攻撃する機会を減らしてしまうので、絶対に避けなければいけないプレーのひとつです。
ただし、ダブルドリブルは「ボールを持ったかどうか」が判断基準です。自分ではドリブルを継続していたつもりでも、ドリブル中にボールを持ったと審判が判断する可能性があります。

ダブルドリブルと判定されると、審判はホイッスルを鳴らしてから、両手を上下に動かすジェスチャーでダブルドリブルしていたことを伝えます。

 

■ダブルドリブルになるプレーの例

ダブルドリブルになるプレーの例

 

ダブルドリブルは、「ダブルドリブルを犯した」と判断されやすいパターンがあるので、覚えておくと役立ちます。ダブルドリブルになりやすいプレーの例をご紹介するので、参考にしてみてください。

 

・ボールを両手で突く

バスケットボールの競技規則では、「ドリブラーの両手が同時にボールに触れた時」「片手または両手でボールを支え持った時」の2つをドリブルの終わりと定義しています。

つまり、ボールを両手で突くようなドリブルは、原則としてダブルドリブルと判断されるため注意してください。ドリブルの最中に、意図せず両手でボールに触れてしまうのもダブルドリブルです。

また、ボールの下側に触れて、手を下からすくい上げるように動かすドリブルも、ダブルドリブルを取られやすいため注意しましょう。手にボールをのせたような状態から手のひらをかえす行動が「ボールを支え持った」と判断されやすいことが理由です。
ボールが手のひらに収まった状態で長く移動すると、宣告されやすい傾向にあります。

 

・転がったボールを突く

自分の足などに当たって転がったボールを拾い直してからドリブルを再開するプレーも、ダブルドリブルと判定されます。
バスケットボールにおいては、自分の体に当たってボールが転がったとしても、他の選手が触れない限りは「ドリブルが継続している」とみなされるためです。

ドリブル中にボールが転がってしまった場合は、パスかシュートのいずれかのプレーを選択しましょう。
ただし、転がっているボールを両手でキャッチするのではなく、片手で突きながらプレーを続ければ、ダブルドリブルにはなりません。

 

■ダブルドリブルにならないケース

ダブルドリブルにならないケース

 

試合中、一見するとダブルドリブルに思えるものの、例外としてダブルドリブルにならないケースもあります。覚えておくと、プレーの幅を広げられて便利です。
例外的にダブルドリブルにならないケースを、3つご紹介します。

 

・パワードリブル

パワードリブルとは、両手で強くドリブルを突いてディフェンスを押し込むプレーのことです。パワードリブルを行う時に限り、両手でのドリブルが1回のみ認められます。

ただし、パワードリブルが認められるのは、ドリブルを始める最初の1回だけです。ドリブルの途中でパワードリブルを行ったり、パワードリブルをしてすぐに片手でドリブルを継続したりすることはできません。
プレーの幅が狭くなってしまうため、使う場所には注意しましょう。

また、ドリブルを終えた後に持ったボールがフロアに触れたり、片手から片手にボールを移したりするプレーもドリブルではないので、反則にはなりません。

 

・リバウンド後

リングに当たったボールをキャッチしてからドリブルを再開するのも、ダブルドリブルにはなりません。リングをめがけてボールを投げるプレーが「シュート」とみなされ、ドリブルはリセットされます。

従来のルールでは、バックボードに向かって投げたボールをキャッチしてからドリブルするのは、ダブルドリブルと判断されていました。
しかし、2018年のルール改正によって、バックボードに当ててキャッチする行為はドリブルに当たらないと判断されています。リングではなくバックボードに当たったボールをキャッチするのも、ダブルドリブルにはならないと覚えておきましょう。

 

・ボールをコントロールできなくなった後

相手選手の体にボールが当たった、相手選手にスティールされて転がっているボールを再びキャッチしたといったケースも、ドリブルがリセットされたと判断されます。

ただし、相手選手にわざとボールを当ててドリブルを継続するのは、テクニカルファウルを取られる可能性があります。相手選手の体をめがけて、無理やりドリブルするのは避けましょう。

また、ファンブルした後のドリブルもダブルドリブルにはなりません。ファンブルとは、パスを受け損ねた、ドリブルが手につかないといった、ボールを自分自身でコントロールできない状態のことです。

とはいえ、ファンブルなのか、ボールをコントロールしていたのかを判断するのは審判です。パスを受け損なってお手玉したボールをドリブルした結果、ダブルドリブルと判定されることもあり得ます。

 

■ダブルドリブルに注意したいシーン

ダブルドリブルを防ぐには、ダブルドリブルが起こりやすいタイミングを覚えておくことも重要です。ダブルドリブルに注意したいシーンとしては、以下が考えられます。

【ドリブルを終えた後】
ドリブルを終えてから再びドリブルをしてしまうのは、主に初心者に見られるミスのひとつです。前述したとおり、両手でボールに触れたり、手で支えたりしたらドリブルは終わったとみなされます。
ドリブルを終えた後は、すぐにパスかシュートを行いましょう。

【ボールをファンブルした時】
ドリブルを終えようと両手でボールを持つ時も、ダブルドリブルが起こりやすいタイミングです。例えば、ドリブル後にボールをつかみ損ねてファンブルした場合、転がっているボールをそのまま突くとダブルドリブルになります。

【手首を返してドリブルを行う】
ボールを下から支え持つように手を動かすドリブル(パーミング)も、ダブルドリブルを取られるため注意が必要です。パーミングの主な原因はドリブルする力が弱いことなので、ボールを強く突く意識を持ちましょう。

 

■ルールを覚えて反則を防ごう

ダブルドリブルは、バスケットボールの代表的なバイオレーションです。何気ないミスですが、相手チームボールで試合が再開されるため、確実に防ぐ必要があります。

また、一見すると似たようなプレーでも、ダブルドリブルを取られるケースと取られないケースがあるので、しっかりとルールを理解することも大事です。
ご紹介した内容を思い出しながらドリブルを練習して、ダブルドリブルを防ぎましょう。

⇒バスケットボール用品はこちら

BUY NOW

SEARCH フリーワード検索