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outdoor2019.06.13

温かい光を灯そう。初心者のためのガソリンランタンの使い方!

大自然の中で暗闇を照らすガソリンランタンの温かい光。キャンプの夜を彩る重要なアイテムです。その佇まいは、とてもロマンチックで雰囲気があります。ガソリンランタンはその名の通り、ガソリンを燃料に明かりを灯します。そのため、初心者の方には使い方やメンテナンスが難しそうだと感じてしまいますよね。実はコツさえ掴めばガソリンランタンは簡単に誰でも使いこなせるんです!まだガソリンランタンに抵抗があるキャンパーさんのために、この記事ではガソリンランタンの使い方をご紹介します。
 
 
【目次】
■ランタンの種類色々
■ガソリンランタン点火前の準備
■ガソリンランタンの使い方
■まとめ

 
 
■ランタンの種類色々
ランタンにもいくつか種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、特徴をよく知り、シーンによって上手く使い分けるとキャンプの質も向上しますよ。
 
⑴ガスランタン
基本的には、専用のガス缶をランタンに設置し、つまみをひねるだけで点火・消火が可能なため、扱い易いことが特徴です。家庭用のガス缶を設置できるものもありますが、種類は多くありません。デメリットとしては、専用のガス缶のコストが高めであること、燃焼時間が他のランタンに比べ短いことが挙げられます。
 
⑵LEDランタン
スイッチを入れるだけで使用可能。手軽で安全なところが最大の特徴です。テントの中など、火を使用したくない場所に向いています。電池式と充電式があり、充電式だとコストが抑えられます。デメリットとしては、電池式の場合のコスト面の他、デザインが近代的な物が多いため、好みが別れるところではあります。
 
⑶ガソリンランタン
ホワイトガソリンを燃料とするガソリンランタン。火力が強く安定しているのが特徴です。明るく柔らかな炎の光が、キャンプサイトを明るく照らしてくれる心強い存在です。また燃料のコストも低く燃焼時間が長いこと、トラディショナルなデザインもキャンパー達の心をくすぐります。
デメリットとしては、点火までの手順に少し手間がかかることです。また基本的に屋外で使用するものであるため、テントの中での使用には注意が必要です。(一酸化炭素中毒に陥る危険があります)
 
 
■ガソリンランタン点火前の準備
ガソリンランタンを点火するにはいくつかの物を準備する必要があります。
 
⑴ホワイトガソリン
純粋な石油成分のみで出来ているガソリン。添加物が入っているものはランタンの故障の原因にもなります。純正のものを準備しましょう。
 
⑵ガソリンフィラーやじょうご
ガソリンをランタンに入れる際に役に立ちます。また入れる際に不純物を取り除けるものや、適量を注入し終えると自動で給油が止まるものもあるので、初心者の方は使用をオススメします。
 
⑶マントル
繊維で出来ている袋のような形状をしています。
電球におけるフィラメントのような役目をするものです。
 
⑷着火ライター
 
 
■ガソリンランタンの使い方


早速ガソリンランを点火してみましょう!
ポイントを抑えて落ち着いてやってみてくださいね。
 
⑴燃料を入れる
ガソリンフィラーやじょうごを使ってホワイトガソリンをタンクの8分目まで入れます。注ぎ口を上にして注入しましょう。逆向きにすると、ガソリンが跳ねてこぼれやすくなります。次の工程である"ポンピング"で空気に圧を加える必要があるため、燃料タンクの中はある程度の空気が必要になります。満タンにはしません。
 
⑵真ん中にある燃料バルブがオフになっていることを確認する
 
⑶ポンピング
空気を加圧させる工程です。加圧させた空気により燃料を送り出す仕組みです。
親指でポンプノブの中央を押さえ、人差し指と中指を添えて押し込みます。
手前に引くときは力を入れずに行い、50回程を目安にポンピングしてください。
押し込めない程かたくなればポンピング完了です。
 
⑷マントルを取り付ける
本体にマントルを取り付けます。シワを伸ばし、綺麗な筒状にして紐を結びつけます。紐の結び方は、固結びでは取りにくくなるので、二重仮結びをします。結んだあとのいらない部分はきちんと切り取ります。
 
※二重仮結び…一回ねじってもう一回ねじる。結び目はないがほどけにくい。
 
⑸空焼き
マントルは一度燃やすことにより灰状にさせる必要があります。これを空焼きと呼びます。マントルの下からまんべんなく着火ライターで燃やします。最初は黒く焦げるようにして燃えますが、すぐに灰色に変わります。
 
⑹ついに点火!
着火ライターを下から差し込み火をつけた後、燃料バルブをゆっくりひねります。
点火したら大きな炎が上がりますが、しばらくすると落ち着くので焦らなくても大丈夫です。
 
⑺追加ポンピング
点火したら、追加でポンピングして火を安定させます。
ある程度使用し続けるとランタンの光が暗くなってきます。そんなときも追加ポンピングをして、空気圧を加えてください。再び明るくなります。
 
点火後のランタンは大変熱くなります。お子様がいる方は注意してください。
 
 
[MOVIE:ガソリンランタンの使い方]


■まとめ
どうでしたか?ポンピングや空焼きなど、点火するまでの工程は難しく感じるかもしれませんが、そんな工程を経て灯る温かな光は、他のランタンにはない魅力があります。
使い方に慣れてくると、点火する工程そのものを楽しめるようになるでしょう。少し面倒だったり手がかかったり…そんな作業すらも楽しめるのがキャンプの醍醐味。
普段の生活ではなかなか経験できないことも、キャンプでなら積極的に挑戦できますよね。ぜひ次のキャンプではキャンパーのロマンが詰まったガソリンランタンに挑戦してみてください。

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