フリーワード検索

outdoor2020.01.31

初めてのファミリースキー・スノーボードを応援!「ウェアやギアのメンテナンスってどうやればいいの?」File 4

ファミリースキーやスノーボード、雪遊びデビューを果たし、思い出に残るウインターシーズンを過ごしていますか?
日照時間が日を追うごとに長くなり、細かい雪がザラメ雪に変わり、日中は温かささえ感じるようになると、春の準備が始まったんだな〜と実感しますよね。

今シーズンのゲレンデ遊びはそろそろおしまい、となる頃に思い浮かぶのは、
「このウェアや道具たちをどうやって片付けよう?」
ということではないでしょうか。

初めてのファミリースキー・スノーボードを応援!シリーズのラストとなる第4回は、
「ウェアやギアのメンテナンス」
スポーツデポの小野店長から、ウェアやギアの普段のメンテナンスからシーズン終わりのメンテナンスまで、メンテナンスの仕方や保管のコツをお伺いしました!



スキー板やスノーボードのメンテナンスってどうやればいいの??

小野店長:
スキー・スノーボード問わず、板のメンテナンスといえばとにかく「ワックス」をすることです。
初心者さんだと、新しい板を購入したらそのまま滑れると思っている人もいらっしゃると思いますが、ワックスを塗らないとたとえ新品でも滑りません。

あと、スキーもスノーボードも、板の両サイドには鉄でできた「エッジ」というものがあって、これもメンテナンスしないとすぐに錆びてしまいます。滑った後、乾燥させないで袋に入れたまま放置したり、乾かさずに倉庫で保管したりすると、湿気であっという間に茶色い錆ができてしまうので要注意です。必ず拭き取ってから錆止めを施しておいてください。
エッジが錆びるとガタガタに腐食していくので、そうなると例えばターンした場合、切れ味が悪くなり引っかかって転倒することも。メンテナンスを怠ると怪我に直結するので、必ずメンテナンスして欲しいですね。

ちなみにスノーボードの場合、乾かさないまま放っておくと金具のビスも錆びてしまうので、長期保存の前は取り外して錆止めをしておきましょう。
あとはシーズン終わりに滑走面にベースワックスを塗って保管しておけば酸化防止にもなり、次のシーズンが始まるときに剥がしてあげるだけですぐ滑ることができます。



ウェアはどうやってメンテナンスするの?

小野店長:
とにかく「使用後は必ず乾かす」ということです。
シーズン終わりにまとめてクリーニングに出すというのもありますが、普段から使用のたびにしっかり干して、撥水スプレーをしておくだけで長持ちしますし、臭いも防げます。

また、撥水スプレーは「汚れをつきにくくする」という効果もあります。元気いっぱい駆け回るお子さまのウェアにスプレーしておくと、うっかり汚してしまった場合でも落としやすいでしょう。

撥水性というのは、放っておけばどんどん効果が下がっていきます。定期的にスプレーしておくことをおすすめします。



グローブはどうやってメンテナンスするの?

小野店長:
これもウェア同様、まずは「干す」ということですね。グローブは結構蒸れたり濡れたりするギアなので、きちんと乾燥させないと臭いの原因にもなったりします。
また、グローブの中に乾燥剤(おせんべいの袋の中に入っているアレですね)や、100均ショップにある靴の乾燥剤などを入れておくだけでも効果があります。
インナーグローブ付きのグローブであれば、必ず外して干しておきましょう。

小さなお子さまのグローブは、「見た目が温かそうだから」と、内側にファーなどの素材がふんだんに使われたグローブをチョイスしたくなりますが、ここはぐっとガマンして、避けた方がいいでしょう。
雪遊びに夢中になっている間に、ファーに雪玉がまとわりついて、時間とともに雪玉が溶け始めて内側に水分がぐっしょり入り、逆にグローブの役目を果たさなくなった…となってしまっては、元も子もありませんから。メンテナンスというよりは、雪玉取りが大変です。雪の中を駆け回ったあとの、ワンちゃんの足やおなかまわりを想像すると、分かりやすいかな?(笑)



ブーツはどうやってメンテナンスするの?

小野店長:
ブーツはシェルとインナーブーツに分かれているので、がばっと中を外して干しておくことが大事です。
ブーツもグローブ同様、きちんと乾燥しておかないとカビや臭いの原因に。また、湿気が蔓延することでへたりやすくなるので注意しましょう。
スキーブーツは見ての通りシェル部分が硬いため、インナーブーツを戻す際に怪我などしないよう注意しながら片付けてくださいね。



チューンナップってどんなタイミングで出すの?

小野店長:
滑走面の酸化が進んでいたり、傷が入ったりして普段のメンテナンスでは改善できないなぁと感じるようになったら、チューンナップに出してみましょう。チューンナップの程度によって価格に幅はありますが、会員割引などを使えば4,000円くらいからできたりします。
もし大きな傷を作ってしまっても、諦めないでまずはショップに持ってきてください。可能な限り対応いたします。

いつチューンナップに出せばいいかというと、おすすめなのは、「シーズン終わり」。
オフシーズン中の酸化を防げるだけでなく、ワックスも浸透しやすくなるので次のシーズンインがスムーズです。
何より、シーズンイン直前に駆け込んで「間に合わないかも!」と焦らなくて済みますから(笑)


「初めてのファミリースキー・スノーボードを応援!」シリーズは、これにて完結!
来シーズンも楽しくゲレンデ遊びができるよう、しっかりメンテナンスして保管しましょう!



ちなみにアルペングループでは、スキー板・スノーボードのメンテナンスやチューンナップを行なっています。シーズンオフに入ったら、お気軽に来店してくださいね!


アルペングループ スキー/スノーボード エキスパートショップ(加工・チューンナップ)
https://www.alpen-group.jp/campaign/sportsdepo_alpen/category/outdoor/expertshop/


スキー・スノーボード用品を取扱っている各店舗でも受付を行なっています!
スポーツデポ・アルペン店舗一覧
https://www.alpen-group.jp/store/sportsdepo_alpen/shop_search/

BUY NOW

SEARCH フリーワード検索