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baseball2020.01.30

楽天牧田、阪神福留らが、野球で悩む少年少女を熱血指導!「辞めるのは簡単、できれば続けて」とエールを送る

吉本興業に所属する芸人とプロ野球選手が、「とことん野球を楽しむ!」ことをコンセプトにしたイベント、「よしもとエンジョイベースボール」が昨年末、神宮球場で開催された。

この日集まったのは、「野球は好きなものの、どこかで悩みを抱えている」という小学5~6年の男女、およそ50人。

寒さのなかでの開催だったものの、子どもたちはプロ野球選手と同じグラウンドに立ち、楽しいひとときを過ごした。

「野球好きの息子が、プレーするのをやめてしまった」という吉本興業社員の発案で実現したというこのイベント。「野球で辛い想いをする子どもたちを増やしたくない」という趣旨に賛同した豪華メンバーが集結した。

【参加者一覧(敬称略)】
プロ野球選手:斎藤隆(東京ヤクルトスワローズ 投手コーチ)、福留孝介(阪神タイガース)、牧田和久(東北楽天ゴールデンイーグルス)、上田剛史(東京ヤクルトスワローズ )

野球大好き芸人:遠藤章造(ココリコ)、藤田憲右(トータルテンボス)、大村朋宏(トータルテンボス)、とにかく明るい安村、おばたのお兄さん


「とにかく野球を楽しむ」ことを合言葉にスタートしたこのイベントは、練習と試合、そして子どもたちの素朴な疑問に答えるトークショーの3部構成で行われた。



おばたのお兄さんの掛け声で、準備運動を開始した参加者一同。



まずは、参加者全員でのキャッチボール。グローブの構え方やボールの投げ方など、参加された子どもたち一人ひとりに、選手のみなさんがきめ細やかな指導をする姿が見られた。



続いて、2組に分かれた子どもたちはティー打撃の練習に挑む。冒頭で福留選手がティー打撃の見本を見せると、素早いスイングから繰り出される力強い打球に、驚きの声が漏れた。その後は、福留選手みずからが、バットの出し方や腰の動きを丁寧に指導。



牧田投手が見守るなか、投球練習をする子どもたち。緊張する様子も見られたが、バッターボックスに立った斎藤さんとMCのココリコ遠藤さんのコメントで、徐々に和やかな表情に。



左バッターボックスから投球を見守る斎藤さん。「ぜひドラフトで獲得したい!」と言われたお子さんの満面の笑みが印象的だった。



福留選手と上田選手は、守備練習を担当。ゴロを裁くときのグローブの出し方や構え方などを熱心に指導されていた。



続いて、斎藤隆投手コーチと上田選手が率いるAチームと、牧田投手と福留選手が率いるBチームに分かれて、ミニゲームを行った。



ゲーム中ベンチに戻った選手を、牧田選手をはじめとするベンチのメンバーが温かく迎える。初対面の子どもたちがほとんどという状況にも関わらず、試合中のチームワークと笑顔が印象的だった。



そしてゲーム後に行われた質問コーナーでは、日頃から真面目に野球に取り組む子どもたちから、選手の皆さんへの質問が寄せられた。



――キャプテンとして、どのように振る舞うべきか悩んでいます。

福留:友達のことやチームのことを考えて、ときには厳しいことも言うべき。それがキャプテンの仕事でもありますし、その人やみんなにとっても良いことだと思います。

――女子ですが、これからも野球を続けていきたいです。中学生になると、男子との体格差も出てきますが、どうすればいいでしょうか?

牧田:2019年までの2年間、アメリカでプレーし、日本野球との違いもたくさんありました。異なる環境で感じたのは、自分の良さを出すのが大切ということです。自分の得意なところを伸ばしていくのが大切。それを続けていけば、体格で勝てなくても、道は見つけられるのではないかと思います。



――正直、野球を続けようか迷っています。どのような決断をすればいいと思いますか?

斎藤:野球を辞めるのはとても簡単。いつでも選べる選択肢です。できれば野球を続けてほしい。でも、野球を続けるにしても、やめるにしても、自分で決断して下さい。

――負けが続いて野球がつまらないです。どうすればいいと思いますか?

上田:東京ヤクルトスワローズは、2019年にセ・リーグ記録に並ぶ16連敗を経験しました。当時は、怪我であまり出場出来ていませんでしたが、負けることが当たり前になっていて、練習でも沈んだ空気が漂っていました。この時は、チームの雰囲気を変えるために笑いを起こそうとしましたね。ウケなくてもいいから、自分がチームを盛り上げるという気持ちが大切だと思います。

野球に対して悩みを抱えた子どもたちを対象にした「よしもとエンジョイベースボール」。

第一回目の今回、参加された皆さんからは、「野球選手だけを集めた野球教室はよくあるが、芸人や子どもたちと一緒にプレーした今回のようなイベントは新鮮。子供たちも楽しくやってくれましたしすごくよかった」(福留)といった意見や、「野球が好きでも悩んでいるという子に出会う機会は、これまであまりなかった。新たな出会いの機会を与えていただいてありがとうございます」(斎藤)など、それぞれが手応えを感じている印象を感じた。



ココリコの遠藤章造は、「僕たちのような野球大好き芸人とプロ野球選手が一緒になって、野球で悩む子どもたちの役に立つことができたなら嬉しいです。野球で悩む子が少なくなることに越したことはないですが、もし悩んでいる子が1人でもいれば、今後も続けていきたい」とイベントを総括。今後の開催についても意欲を見せた。



少子化や、野球が出来る環境が減り続ける社会状況のなかで開催された今回のイベント。少年野球のあり方に一石を投じることが出来るのか、今後の展開にも注目していきたい。

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