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outdoor2021.02.16

ランタンはキャンプの必需品! 種類や上手な使い方を知ってキャンプに活かそう

宿泊を伴うキャンプで必要となるアイテムの1つが、テントの周囲を明るく照らしてくれるランタンです。燃料の違いなどによる種類が多く、それぞれ特徴や使い方が異なるため、どのように選べば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

ここでは、ランタンの種類や選び方、上手な使い方のポイントなどをご紹介します。

 

【目次】

■ランタンはなぜ必要?

■ランタンの種類

・LEDランタン

・ガスランタン

・ガソリンランタン

・キャンドルランタン

■ランタンの選び方

・使用する場所と明るさで選ぶ

・連続使用時間を確認する

■上手なランタンの使い方

・ランタンポールを活用する

・マントルは「空焼き」を行う

・火の始末に注意

■ランタンでキャンプの夜を明るく照らそう

 

■ランタンはなぜ必要?

キャンプ場には外灯のような明かりはほとんどなく、夜になると辺りは暗闇に包まれます。そのような中で調理や食事、テント内での一家団らんなどを快適に行うためには、ランタンのような光源が必要です。

屋外で使う光源にはランタン以外にも、頭に装着するヘッドライト(ヘッドランプ)がありますが、ヘッドライトは主に行動する際に前方を照らすもので、周囲を明るくするものではありません。キャンプサイトを明るくしたい場合には、ランタンを活用するのが便利です。

 

■ランタンの種類

ランタンと一口にいっても、使用する燃料によって大きく4つの種類に分けることができます。それぞれどのような特徴があるのでしょうか。

 

・LEDランタン

LEDランタン

LEDランタンは電池や充電で使えるランタンです。火事やヤケドといった危険も少なく、一酸化炭素を出さないためテント内で使用することもできます。
また、使用時間が比較的長く、ボタンを押したりつまみをひねったりするだけで使えるため、初心者キャンパーの方にもおすすめです。扱いが簡単で火事の心配もないことから、災害による停電の際にも活躍するでしょう。

メリットの多いLEDランタンですが、燃料を使うタイプのランタンに比べると光量が小さく、明るさの面で劣るため、複数台用意したり燃料タイプのランタンと併せて使ったりする方も多いようです。

 

・ガスランタン

ガスランタン

ガスを燃料にして火を起こし、マントルと呼ばれる布を燃やして明かりを灯すのがガスランタンです。
燃料はOD缶またはCB缶という専用のカートリッジに入れられていて、ストーブやバーナーとガスランタンのメーカーを統一すれば、ガス缶を他のアイテムと兼用することもできます。

LEDランタンに比べ光量が大きく、ガス缶の交換が簡単、明かりを灯す際はガス栓をひねってライターなどで着火するだけと、比較的取り扱いが簡単な点も魅力です。

 

・ガソリンランタン

ガソリンランタン

ガソリンランタンは、ホワイトガソリンや灯油を燃料にマントルを燃やして発光させるタイプです。LEDやガスランタンよりも光量が大きく明るい、燃料のコストがガス缶に比べ安い、燃焼時間も長いなど多くのメリットがあります。

着火時には「ポンピング」と呼ばれる燃料タンクに空気圧を加える作業やマントルの空焼き、定期的なメンテナンスが必要などの手間がかかるため、使いこなすには慣れが必要ですが、独特の雰囲気があり高い人気を誇ります。

 

・キャンドルランタン

キャンドルランタン

キャンドル(ロウソク)を使って明かりを灯すタイプのランタンです。火をつけるキャンドルを設置すれば、燃料を補充する必要はありません。

テーブルに置いたりランタンフックに吊らしたりして使えば、揺らめく炎を楽しむことができます。光量は小さく、テントの周囲全体を照らすのは難しいですが、サブランタンとして持っていき、雰囲気を楽しむのもおすすめです。

 

■ランタンの選び方

ランタンの選び方

 

ランタンを選ぶ際は、使う場所や用途に適したタイプを選ぶことが大切です。ランタンの種類を決める際に確認しておきたいポイントをご紹介します。

 

・使用する場所と明るさで選ぶ

ランタンを使用する場所に応じて、必要な光量や使えるランタンの種類が異なるため注意が必要です。ランタンはメイン、テーブル、テント内の3つを用意しておくと、夜でも明るく快適に過ごすことができるので、まずはこの3つの用途で使えるランタンを揃えましょう。

 

【メインランタン】
メインランタンの目的は、タープのポールなど高い位置に吊り下げてキャンプサイト全体を明るく照らすことです。ガソリンランタンやガスランタンのように、光量が大きいタイプが向いています。明るさの基準となる「ルーメン」が1,000以上あるランタンを選ぶようにすると良いでしょう。

【テーブルランタン】
テーブルに置いて、料理や食事をしたり手元を照らしたりする際に使うランタンには、LEDランタンやガスランタンのように、手軽に取り扱えるものが向いています。メインランタンよりも明るいものをテーブルランタンにすると、虫が寄ってきてしまうこともあるので注意が必要です。

光量の小さいランタンを複数使ったり、テーブルの真ん中にランタンを1つ設置したりするなど、好みに合わせたレイアウトで楽しむこともできます。

【テント内ランタン】
着替えの際の明かりなど、テント内でもランタンは必要です。テント内は密閉空間で、ガスやガソリン、灯油などを燃焼させるランタンを使うことはできないため、LEDランタンを用意しておきましょう。

 

・連続使用時間を確認する

ランタンがどれだけ使えるかを示す連続使用時間や燃焼時間を確認しておくことも大切です。連続して使える時間が長いものなら、予備の燃料や電池などをキャンプに持っていく必要がなくなり、荷物の量を減らすことができます。

使用時間は光量の調整によって異なりますが、1泊の場合は7時間程度、2泊の場合は10時間以上使用できるものがおすすめです。

 

■上手なランタンの使い方

上手なランタンの使い方

 

ランタンを上手に使い、キャンプの夜を明るく照らすためには、設置方法なども考えることが大切です。また、ガスやガソリンなどの燃料を使うタイプの場合は、着火方法なども押さえなければいけません。ランタンを上手に使うためのポイントをいくつかご紹介します。

 

・ランタンポールを活用する

一般的な形状のランタンは、周囲は明るく照らせますが、上下方向をしっかりと照らすのは難しいです。ランタンの位置が高すぎると足元が暗くなり、低すぎると卓上が照らせません。テーブルの上に置いた際に顔とランタンの高さが一緒だと、眩しさのせいで視界が悪くなることもあります。

必要な場所をしっかりと照らすために、ランタンポール(ランタンスタンド)やランタンハンガーといったアイテムを活用して、ランタンの高さを調節できるようにしましょう。
特にランタンポールは設置場所を自由に決められるので、テントから少し離れた位置にランタンを置いて、虫をそちらにおびき寄せるといった使い方もできて便利です。

 

・マントルは「空焼き」を行う

ガスランタンやガソリンランタンは、マントルを使って明かりを灯しますが、その際には「空焼き」と呼ばれる作業を行う必要があります。

 

【空焼きの手順】
1.マントルをランタン本体に結び付ける
2.ライターでマントルに下から火を着ける
3.マントル全体が真っ白になるまで燃やす

 

空焼きを行った後のマントルは破けやすいため、ライターが当たったりしないように注意しながら作業するのがポイントです。

 

・火の始末に注意

燃料式のランタンやキャンドルランタンなどの場合は、火の始末にも注意が必要です。テントやタープなど、火が燃え移る可能性があるものの側には、LEDランタンのみを設置しておくことをおすすめします。
また、一酸化炭素中毒や火事の危険もあるため、テント内もLEDランタンを使うようにしましょう。

 

■ランタンでキャンプの夜を明るく照らそう

ランタンは使う燃料によって特徴が異なるため、それぞれの違いを理解して、自分の好みや使いやすさに応じて選ぶことが大切です。まずはメイン、テーブル、テント内で使える3つのランタンを揃えると、明るく快適に過ごすことができます。

初心者のうちは取り扱いが楽なLEDやガスタイプのランタンを選び、キャンプに慣れてきたらガソリンランタンを試してみるなど、ステップアップしていくのも良いのではないでしょうか。
ランタンを活用してキャンプの夜を明るく照らし、いつもとは違う夜の雰囲気を楽しみましょう。

 

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